セミファイナル(第8試合)はAブロック公式戦、トム・ローラー(0勝0敗)が初戦でランス・アーチャー(0勝1敗)と対決。前NJPW STRONG無差別級王者のローラーは今回が待望の初参戦。公式戦初戦でどのような戦いを見せるのか、注目が集まる。一方のアーチャーはAEW代表として3年ぶりに『G1』出場。初戦はバッドラック・ファレにリングアウト負けを喫するも、以前と変わらぬ大暴れでインパクトを残している。2戦目で白星をつかむか。
トム・ローラーはTEAM FIRTHYの仲間であるロイス・アイザックを伴って入場。ローラーがデニムを脱ぐ姿を、アーチャーはコーナー上から見下ろす。そしてアーチャーもコスチュームを脱ぐと見せかけ、ベルトを締め直す。
開始のゴング、場内は手拍子が発生。アーチャーはロックアップからローラーを豪快にコーナーに投げ飛ばす。そして突進するも、ローラーはかわし、ドラゴンスクリューを仕掛ける。
だが、アーチャーは切り抜けてネックハンギング。しかし、ローラーはフロントネックロックで切り返す。アーチャーははねのけるが、ローラーはカニバサミ。そしてローラーはバックを取るも、アーチャーは腕をつかんで前方に投げ飛ばす。
ここでアーチャーはローラーに「エルボーを打ってこい」と挑発。ローラーが打ち込むも、アーチャーは仁王立ち。そして重いエルボーを返していく。
するとローラーはローキックの連発からヘッドロック。そのまま前方に倒れようとするも、アーチャーは切り抜けて豪快なショルダータックル。
続いてアーチャーはローラーを場外に連れ出し、鉄柵にハンマースルー。アーチャーは手拍子を煽り、ローラーをバックドロップの体勢で捕らえ、エプロンに叩きつける。
アーチャーはローラーの頭部にパンチを連発。そしてリングに戻ると、ローラーもパンチで反撃。しかし、アーチャーは膝蹴りで鎮圧し、串刺しエルボーを連発する。
だが、三発目はローラーはかわし、パンチを見舞ってから左足を踏みつける。さらに腕をつかんで投げようとするも、アーチャーはこらえてショートレンジラリアットで吹っ飛ばす。
続いてアーチャーは馬乗りで手のひらをローラーの顔面に何度も打ち付ける。そしてローラーを引きずり起こすと、ブレーンバスターで豪快に投げ飛ばす。
ここでアーチャーはレインメーカー式スクラップバスターを狙うも、ローラーは回避すると膝に低空ドロップキック。続いてトルネードDDTの要領で飛びつきフロントネックロック。ここからオモムラッタに持ち込むも、アーチャーは脱出。
だが、ローラーはアーチャーの首筋にバックエルボーを乱打。するとアーチャーは強引にローラーを担ぎ上げる。ローラーは脱出するも、アーチャーは強烈なフロントキック。
続いてアーチャーはローラーを引きずり起こそうとするが、ローラーは柔術のテクニックでアーチャーの身体をコントロールし、腕ひしぎ逆十字へ。
アーチャーが逃れようとすると、ローラーは丸め込む。アーチャーが返すと、ローラーはエルボーを連発。さらにローキックからローリングエルボーを狙うも、アーチャーはフルネルソンで捕獲。
ローラーが切り抜けると、アーチャーはショルダータックルで突進。しかし、ローラーは飛びつき式フロントネックロックで捕獲。だが、アーチャーはロープエスケープ。
すると、ローラーはエプロンでアーチャーの首を捕らえ、頭部に膝蹴りを連発。そしてアイザックスとポーズを決めて場内にアピール。
しかし、振り向きざまにアーチャーがパンチ。さらにアーチャーはアイザックスにはキックをお見舞い。そしてアーチャーはエプロンからローラーをチョークスラムで投げ捨て、アイザックスに激突させる。
アーチャーはローラーをリングに戻すと、今度こそレインメーカー式スクラップバスターを炸裂。だが、カバーはローラーが必死にカウント2でキックアウト。
ならばとアーチャーは足踏みをしながらチョークスラムを狙うが、ローラーはバックに回る。アーチャーは振りほどいて突進するも、ローラーはかわすと変形の裏投げ。しかし、アーチャーもカバーをカウント2ではね返す。
するとローラーはアーチャーの両腕を交差し、後頭部への膝蹴りを狙う。だが、アーチャーは解除し、ローラーをケブラドーラ・コンヒーロのように持ち上げる。しかし、ローラーはスリーパー。
アーチャーはコーナーパッドにサンドイッチにして切り抜けるが、ローラーはしつこくスリーパー。だが、その状態でアーチャーはうしろに倒れ込んで脱出。
アーチャーが突進すると、ローラーはキックで迎撃。そしてスリーパーで飛びつくも、アーチャーは前方に投げつける。続いて突進するが、ローラーはキックで迎え撃ち、コーナーに上る。
しかし、アーチャーはパンチでローラーの動きを食い止め、一気にブラックアウトを炸裂。ローラーを振り切り、これで公式戦1勝1敗に。ローラーは0勝1敗で黒星スタート。