セミファイナル(第8試合)はAブロック公式戦、ジョナ(1勝1敗)がジェフ・コブ(2勝1敗)と対決。『NJPW STRONG』で抗争を繰り広げてきた160kgの新たなモンスターであるジョナと、元オリンピアンのコブの初シングル。ド迫力の肉弾戦が繰り広げられるのは必至だ。
ジョナのセコンドにはバッド・デュード・ティトがつく。
開始のゴング、両者はリング中央にゆっくりと進んで至近距離で視殺戦。そしてガッチリとロックアップで組み合い、一旦離れる。
続くロックアップもどちらも一歩も引かず、もう一度離れる。するとジョナが手四つでの力比べを要求。コブも応えると、ジョナが押し込む。
コブが押し返すと、ジョナはキックからヘッドロック。コブはハンマースルーを仕掛け、今度はショルダータックルの応酬に。
そしてお互いに胸を突き飛ばしてから、助走を取ってショルダータックルで激突。その衝撃で、両者共に場外に転がり落ちてしまう。
今度は場外でショルダータックルで激突。続いてコブがエルボーを連発。しかし、ジョナはフロントキック。
さらにジョナはエプロンからのダイビングショルダータックルでコブをダウンさせる。
そしてジョナは場外フェンスの扉でコブをサンドイッチ。コブが悶絶する中、ジョナはリングに戻る。
コブがエプロンに上がると、ジョナはフロントキック。そして場外に下りると、コブの腹部をエプロンに叩きつける。
ジョナはコブをリングに戻し、両足で腹部を踏みつける拷問攻撃。さらに顔面かきむしりで痛めつける。
優勢のジョナはコブのボディを蹴りつけ、背後からのベアハッグ。コブが脱出すると、ジョナはキチンシンクをお見舞い。
だが、コブも相手のお株を奪うボディアタックで反撃。すると、ジョナもボディアタック。しかし、コブはロープワークから、渾身のラリアットでジョナをなぎ倒す。勢い余ってコブは場外へ。
コブがリングに戻ると、互いにラリアットをかわし、今度はジャンピングクロスボディの相打ち。
そして膝立ち状態でのエルボー合戦に突入。そのまま立ち上がり打撃を交換し、コブがコーナーにジョナを押し込む。
コブはエルボー&逆水平チョップを乱打。そして串刺し攻撃を狙うが、逆にジョナがハンマースルー。しかし、コブはショルダータックルでダウンを奪う。
さらにコブは追撃のショルダータックルを連発で決める。続いてコブはジョナの股下でリストクラッチし、小股すくいスープレックスで巨体を投げ飛ばす。
そしてコブはツアー・オブ・ジ・アイランドを狙うも、ジョナは切り抜ける。するとコブはドロップキックをヒット。
もう一度コブはツアー・オブ・ジ・アイランドの体勢に入るが、ジョナは豪快なスピアーを炸裂。
そしてジョナはブラックフォレストボムを狙うも、コブは回避。するとジョナは逆水平チョップの連発から、串刺しボディプレス。
コブはよけるも、ジョナはセカンドロープからダイブ。これをなんと、コブは空中でキャッチ。そしてパワースラムのように叩きつけるが、ジョナはその丸め込みで返す。
コブがキックアウトすると、ジョナはトラースキック。そしてラリアットでなぎ倒してカバー。だが、コブは必死にカウント2ではね返す。
ならばとジョナはコブをコーナー最上段に設置してエルボー。そして雪崩式ブレーンバスターの体勢に入るが、コブは阻止。
しかし、ジョナはヘッドバットで動きを止め、トップロープまで上り驚愕の雪崩式ブレーンバスター。そしてトーピードを炸裂させ、コブから3カウントを奪取。これでジョナは2勝1敗、コブは2勝2敗に。
試合後、満身創痍のコブはセコンドのヤングライオン二人の肩を借りて退場。勝ち名乗りを受けたジョナは、会心の勝利に両腕を突き上げて花道を下がった。