第4試合はオカダ・カズチカ&後藤洋央紀&石井智宏&矢野通&YOSHI-HASHIvsジェイ・ホワイト&KENTA&バッドラック・ファレ&エル・ファンタズモ&外道。CHAOSとBULLET CLUBによる10人タッグ。YOSHI-HASHIとファンタズモにとっては8.6大阪のDブロック公式戦の前哨戦となる。

　ジェイはIWGP世界へびーのベルトを携え入場。BULLET CLUBはゴング前にToo Sweetサインをかわす。

　先発はオカダとジェイ。スキをついてジェイが襲いかかり、自軍コーナーにオカダをハンマースルー。だが、オカダはBULLET CLUBにそれぞれエルボー。しかし、ファレは仁王立ち。するとオカダはジェイとファレを同士打ちさせる。
　そしてオカダはジェイにDDT。すかさずファレがエルボードロップを繰り出すが、オカダはかわして低空ドロップキック。
　オカダはジェイに挑発のToo Sweetサイン。続いて石井に交代する。
　石井の突進にジェイはエルボー。だが、石井は意地のブレーンバスターをお見舞い。さらにハンマースルーを仕掛けるも、逆にジェイが投げる。するとKENTAが場外から足を引っ張って石井を妨害。しかし、同じ攻撃を、矢野がジェイに見舞う。
　今度は矢野とKENTAが髪を引っ張り合う。石井のアシストを受け、矢野がKENTAのうしろ髪をつかんで引き倒す。そして石井は矢野との連携で、ジェイにショルダータックル。
　石井はファレにエルボーを見舞うも、ファレはビクともせず。ファレがエルボーで石井をひるませると、ジェイがDDTにつなぐ。
　リング上、ジェイが石井にチョーク攻撃。そして場外に放り投げると、外道が木槌を用いて蹂躙。ファレもアシストする。
　外道が石井をリングに投げると、ジェイが捕獲。すかさずファンタズモがマット運動を繰り広げてから、背中に引っかき攻撃。
　ファンタズモのカバーは、石井がカウント2でキックアウト。次は外道が石井の背中を引っかいていく。続いてKENTA、ファレが石井の背中を引っかきダメージを与える。
　スイッチしたジェイは石井にストンピングから顔面かきむしり。そしてジェイはマットをコロコロ転がってから、石井の胸板を引っかいていく。
　しかし、石井はひるまず前進。それでもジェイは逆水平チョップを連発するが、石井はスキをついてバックドロップ。
　次はYOSHI-HASHIとファンタズモのマッチアップ。YOSHI-HASHIの打撃に対し、ファンタズモは背中への引っかき攻撃。
　しかし、YOSHI-HASHIは低空ドロップキックからヘッドハンター。すかさずKENTAが入るも、毘沙門がダブルのショルダータックルからざんまい。
　さらに後藤は外道をKENTAの上にブレーンバスター。続いて毘沙門はファレをファブルのカニバサミで、KENTAの上に倒す。そしてCHAOSはファレに太鼓の乱れ打ち。その勢いで、ファレを再びKENTAの上にプレス。
　続いてYOSHI-HASHIがファンタズモに串刺しラリアットからKUMAGOROSHIを狙う。だが、ファンタズモはこらえて延髄斬り。
　次は外道がYOSHI-HASHIにチンクラッシャーからトラースキック。しかし、YOSHI-HASHIは切り抜け、技の読み合いからスピンキック。
　スイッチした矢野はコーナーパッドを外し、突進してきた外道を金具むき出しのコーナーに自爆させる。
　そして外道にコーナーパッドを渡し、矢野は対角のコーナーパッドを外す。ここでジェイが近づくと、矢野はコーナーパッドをパス。
　すると、ジェイと外道はコーナーパッドをリングに叩きつけ、矢野は「何やってんだ！、バカ！」と、スポンサーロゴを守るようにコーナーパッドに覆いかぶさる。だが、ジェイと外道がその上からストンピング。
　続いてジェイと外道はオカダに襲いかかるも、オカダは切り抜けて外道にエルボー。ここから両軍入り乱れる混戦模様に。
　ファレは矢野にハンマースルーを仕掛ける。だが、矢野はロープにもたれかかって「ア～ア～ア～」と雄叫び。すかさず外道が襲いかかるが、矢野は外道をファレに突き飛ばし、小次郎をお見舞い。そして外道を押さえ込んで3カウントを奪取した。

　試合後、矢野はコーナーパッドを二つ抱え上げてアピール。YOSHI-HASHIとファンタズモは挑発合戦を繰り広げた。

　
オカダ「こうやって前哨戦を闘っていく中で、やっぱこうCHAOSと、CHAOSみんなと組んで試合するっていうのはすごい楽しいですし。いろいろね、タッグワークに関しても、何も言わなくても身体が動くメンバーなんで。すごい闘いやすいですし。そういう意味でも、次の闘いに向けて、すごい勢いがついたんじゃないかなと思います。シッカリとまだモンスターブロック、残りAブロックを突破するには、3戦ありますんで。シッカリと勝って、進んでいきたいと思います」
　


　
YOSHI-HASHI「明日の大阪、（対戦相手は）ファンタズモ。まあ、もともとアイツは上背あるし。まあ、俺の中では、なんでアイツがジュニアヘビーなんだろ？ っていうふうにずっと思ってた。そんなアイツがヘビーに変わって。で、動きもあのまま。まあ、シングルしたことないから、どんな動きするかもわからないし。ま、いろいろ考えるとこあるけど。でも、最後、勝つのは俺。2連勝。それに変わりはないから」
　
　

　
ジェイ「ミマ！撮ってるか？カメラの電源は入ってる？生放送してるか？教えてくれ！でも、番組を始める前に、今日の試合で起きたことについて話させてくれ。ゲドーを助けようとしていた時に、リングの近くにいたカメラマンのせいで、俺はケーブルに引っかかったんだ！ところで、ゲドーはまた股間をやられた！　でも、誰も気にしてないだろ？絶対、めちゃくちゃ腫れてるはずだ。それはさておき、”スイッチブレード” ジェイ・ホワイトの”ToJay Show”へようこそ。こちらはアソコが青黒くなったゲドーさんです」
　

　
ジェイ「さて、今日はある事について話したいと思う。待望の試合が控えている。IWGPヘビー級王者”スイッチブレード” ジェイ・ホワイト対 ”DOMINATOR” グレート-O-カーンだ。DOMINATOR対KING SWITCH。ヤツを倒した後、俺は”DOMINATOR”って名前もいただくつもりだ。ヤツはKING SWITCHにはなれない。だが、KING SWITCHのB**TCHにはなれるんじゃねえか！語呂が良いだろ！」
　

　
ジェイ「”ToJay Show”では楽しくやるのが好きなんだ。O-カーン、お前も楽しいのは好きだろ？明日からも、俺は楽しみ続ける。しかし、お前のお楽しみは終わる。お前が”ドミネート（統治、支配）”しているオーサカでな！リングの上で教訓を与えて楽しんでやる。俺と対戦する前に、お前にはまだ学ぶべきことが、たくさん、たくさん、たくさんあるんだよ！ お前はUNITED EMPIREで成功を収めている。お前たちのことは、多少評価してるよ。お前のユニットは俺とリングで対峙することで、もっと名を広めるだろう！もちろん、俺を倒すことはできないがな。だが、少なくとも俺の横にいることで一瞬の名声は得られるだろう、KING SWITCHのB**TCH！俺にやられた後、お前は俺の前にひざまずいて『ありがとうございました』と言うんだ。そして、お前は”BREATHE WITH THE SWITCHBLADE”。覚えておけ、KING SWITCHのB**TCH、これはSTILL MY ERAなんだ。”DOMINATOR KING SWITCH’S ERA”なんだ」
　

　
ジェイ「お前ら、次回の放送まで”BREATH”と”TOO SWEET”を続けておいてくれ。みんな、番組に出演してくれて、ありがとう」
ファンタズモ「素晴らしかった。これ以上言うことは無い。あ、ミマがゲドーのアソコを冷やす氷を持ってきてくれた」
　

　
ジェイ「ミマ、ゲドー用の氷を持ってんのか？ヤツの玉は腫れあがってて、痛がってる！ヤツはキ●●マに氷が必要なんだ！　笑いごとじゃないぞ！サンキュー」
　

　
KENTA「（※某ビデオカメラマンに向かって）太って……ないなっていうか、誰？ 初めて見る。誰だよ？ 初めて見るな、オイ……。見た？ 今日、棒ちゃんの。できんの？ 今日、見た、棒ちゃん？ 棒ちゃんと邪羅々（邪羅蛇羅棒）がいっしょになったの、見た？ 見た、あれ？ 棒ちゃん、あんだけ俺の前でなんか、ブスとのキスとか見せてたくせに。ね、邪羅々と俺が、なんか仲良くしてたら、邪羅々に悪口言ってるらしいよ、俺の。共通の知り合いから聞いた。俺の悪口言って、邪羅々とくっつけないようにしてる。ほんでまた、別んとこでは、ほかのところでは、邪羅々の悪口言ってるらしいよ。もう最低の女じゃん、あれ。（※小声で）マジで、ふざけんなよ。どうなってんだよ？ それはいいわ」
　

　
KENTA「でね、いつもね（宣伝をもってきてるけど）、今日も持ってきてないでしょ。何も持ってきてないでしょ。で、今日は、なんで持ってきてないかっていうと、毎回毎回ね、俺が下田（美馬）さんに（告知のラミネートを）貼らしてんのは、心もとないの。やっぱ、失礼だから。ね？ あれは大先輩にやらしていけないってことで、今日は…………（※少し横に）もう貼ってあります！ もう最初から貼ってあります！ これ、誰が貼ってくれたか知ってる？
下田さん！ ハハ、意味ねぇ！ 結局、やらしてっから。意味ねぇんだ、これ。結局ね……。でもこれ、reversalのサイン会。これ、おかげさまでソルドアウト（※と言いながら、サイン会の告知を剥がす）。ソルドアウト……。もう来るヤツ、参加券持ってるヤツは……楽しみにしてるから。
（※カメラマンに向かって）オマエも来んだろ？ （※カメラがうなずくと）ウソつくなよ！ ほんで、今日、何の日か知ってる？ 知らねぇだろ？ 今日は、下田さんのデビュー……35？ 周年の記念の日なの。それ知ってた？ 知らねぇだろ。よく覚えとけよ。今日は記念の日なの。ということで今日はね、下田さん呼んじゃうから。35年……下田美馬さんです（※と呼び込む）」
　

　
下田「（※入ってきて）お世話になっております……」
KENTA「髪切った？」
※2人で大笑い
KENTA「そんなことはない！ いいんだよ、そんなことは！ 『（笑って）いいとも！』かよ！ 今日は35周年ということで、おめでとうございます」
下田「（※改まって）すいません、お世話になっております」
KENTA「この35年間、アッという間でしたか、どうでした？」
　

　
下田「アッという間でした」
KENTA「アッという間……。たぶんこの（『新日本プロレスワールド』を通じて）世界で、あるいは日本のみならず、世界で見てくれてる人がいると思うんで、できればメッセージを、応援してくれてる人に対して何かメッセージとかあれば……」
下田「ハイ。今後も新日本プロレスで頑張るんで、よろしくお願いします」
KENTA「（※軽く拍手しながら）ってことで、明日もこれ、貼ってくれるかな？」
下田「いいとも！」
　

　
KENTA「（※途中で遮るように）はいはいはいはい、ありがとうございます」
下田「ごめんなさい……」
KENTA「（※追い出すように下田さんを追いやって）結局、今日ね、俺が何が言いたいかっていうと……下田さん35周年おめでとうってこと！」
※と言い終わった瞬間に、後ろに貼ってあった自伝の表紙が印刷されたラミネートがひとりでに剥がれ落ちる……