第3試合は鷹木信悟&SANADA&&BUSHIのL・I・Jvsランス・アーチャー&ザック・セイバーJr&TAKAみちのくの鈴木軍による6人タッグマッチだ。『G1 CLIMAX 32』に出場中の鷹木、SANADA、ランス、ザックは4人ともブロックは別。ブロックを勝ち抜いた先にある決勝トーナメントを見据えての闘いになるか?
両軍がリングに揃ってL・I・Jが3人で拳を突き上げようとした瞬間に、鈴木軍が奇襲! ゴングを待たずに乱闘から試合はスタートだ。鷹木とSANADAをランスとザックが場外に連れ出すと、リング上ではBUSHIとTAKAが対峙。しかし、BUSHIはすぐさまティヘラで挽回する。
一度はコーナーホイップを食らったものの、突っ込んできたTAKAを自爆させ、ロープを使っての逆上がりキック。そしてコーナートップに上がる。だが、ここでランスがリングに戻ってきてアイアンクローでBUSHIを鷲掴み。引きずり下ろしてコーナーに叩きつける。
そのBUSHIをTAKAがサミングしながら痛めつけ、ランスもその足首を踏みつけていく。さらにザックが場外から右足首を足首固めだ。続いてタッチを受けたランスがブレーンバスターでBUSHIを放り投げてしまう。
タッチをしたいBUSHIだが、ランスはアイアンクローで自軍のコーナーに連行。鈴木軍3人がかりで痛めつけてザックにタッチだ。ザックはネックロックからコーナーに叩きつけてボディにヘッドバット。BUSHIのティヘラもアンクルホールドに切り返してみせる。
だが、BUSHIもロープに走ったザックのヒザに低空のドロップキックを叩き込んでダウンさせて鷹木にタッチ。鷹木はザックをショルダータックルでふっ飛ばし、コーナーのランスにも一撃食らわせる。
怒りのランスもリングイン。そのランスに鷹木はエルボーからパンピングボンバーを食らわせる。だが、ランスは微動だにせず。逆に鷹木を無造作にコーナーに叩きつける。そして倒れていたザックを起こすとそのままコーナーにホイップ。ザックはバックエルボーで突撃だ。
鷹木はこれを自爆させるが、待っていたのはランスの長い足。ビッグブーツを食らってしまう。その鷹木をザックがフルネルソンに捕獲。そこにランスが突っ込んでくる。鷹木はこれを足を突き出して防御。ザックもバックエルボーで振り払い、ブレーンバスターで叩きつける。
そしてランスにもジャーマンを狙う。だが、ランスはこれを振り払ってロープへ。ならばと鷹木もその攻撃を掻い潜ってパンピングボンバーを炸裂させる。これでランスを排除した鷹木は、エルボースマッシュを打ち込んでくるザックに対してエルボーで対抗する。
ザックがエルボースマッシュを連打してくると、熨斗紙に切り返そうとする鷹木。続いてバックエルボー、グーパンチからの龍魂ラリアットという得意のコンビネーションだ。しかし、ザックはその左腕をキャッチ。オーバーヘッドキックを食らわせると、鷹木がポップアップ式のですバーレーボムを狙ったところを卍固めに切り返してみせた。
ならばと鷹木も極まる前に持ち上げてデスバレーボムだ。そしてSANADAにタッチ。SANADAはエルボーで攻め込むが、ザックもすぐさまコブラツイストに捕獲する。これを脱出したSANADAはザックのフライングメイヤーも着地。続けて低空ドロップキックを発射する。しかし、ザックはこれをスカしてネックツイストだ。
ここでTAKAにタッチ。すかさずランスも入ってきて、SANADAにトレイン攻撃だ。そして、ランスがボディスラム。さらに嫌がるTAKAを持ち上げてボディスラムでSANADAの体の上に投下しようとする。しかし、既にSANADAは移動しており、TAKAは無残にも味方によってリングに叩きつけられてしまった。
そのランスをSANADAは低空のドロップキックで排除。そしてTAKAを仕留めにかかる。だが、TAKAはサミング、関節蹴りでSANADAの動きを止めてみちのくドライバーⅡへ。SANADAに阻止されたものの、ロープに走ってビッグブーツだ。そして再びみちのくドライバーⅡの体勢へ。
これをドラゴンスリーパーに切り返したSANADA。BUSHIが入ってくると、技を解いてパス。BUSHIはコードブレイカーでTAKAに一撃だ。そしてBUSHIはそのまま場外のランスにトペ・スイシーダを食らわせる。
その間にSANADAはTAKAを再びドラゴンスリーパーに捕獲するが、TAKAも回転エビ固めに切り返す。これをキックアウトしたSANADAはTAKAをロープに押し込み、オコーナーブリッジと見せかけてドラゴンスリーパーに捕獲。そのままSkull Endで絞め上げてタップアウトを奪い、勝利を飾ったのだった。
試合後、L・I・Jの3人は拳を突き上げてポーズ。花道を引き上げる鷹木は、カメラに向かって「明日だ! 明日! 8.6大阪、オスプレイ!」とがなり立てていた。