メインイベント(第9試合)はDブロック公式戦として、デビッド・フィンレー(2勝1敗)とIWGP USヘビー級王者のウィル・オスプレイ(2勝0敗)が激突。ここまで白星先行と調子を上げているフィンレー。その勢いで、外国人トップの一角であるオスプレイからシングル初勝利を狙う。
フィンレーは公式戦でジュース・ロビンソンを下し、奪ったIWGP USヘビーのベルトを携え入場。一方のオスプレイはブリティッシュヘビーのベルトを腰に花道を進むも、その途中でベルトを外し、ガウンを脱いでリングにダッシュ。そして、フィンレーに対し、USヘビーのベルトが自身のものであるとアピール。
ここで両者はゴングを待たずにエルボー合戦に突入。オスプレイが制するも、フィンレーはオスプレイのラリアットをかわし、逆にラリアットで場外に落とす。
フィンレーはオスプレイを鉄柵に叩きつけ、さらにアームブリーカー。オスプレイもパンチを返すが、フィンレーはエプロンに頭部を打ちつける。さらに鉄柵に叩きつけてからリングに戻す。
フィンレーはブレーンバスターからカバーするが、オスプレイはカウント1ではね返す。するとフィンレーはフライングメイヤーからジャンピングのヨーロピアンアッパーカット。
そしてフィンレーは串刺し攻撃を狙うも、オスプレイはかわす。逆にオスプレイが串刺し攻撃を狙うが、フィンレーはバックエルボー。そしてコーナー最上段に座るも、オスプレイは逆水平チョップで場外に落とす。
オスプレイはフィンレーを捕らえ、鉄柵にハンマースルー。そしてフィンレーをバックドロップの要領で抱え上げ、エプロンに落としていく。
オスプレイはリングに戻るとヘッドバット。さらにボディスラムから顔面付近にニードロップをお見舞い。続いてオスプレイは強烈な逆水平チョップ。
そしてオスプレイはフライングメイヤーを決め、フィンレーの両腕を締め上げる。その状態でカバーするが、フィンレーはカウント2ではね返す。フィンレーは左肩を押さえて苦悶の表情。
フィンレーが下からツバを吐きかけると、怒ったオスプレイは打撃を乱打。しかし、フィンレーもエルボーで反撃。
オスプレイはハンマースルーを仕掛けるが、フィンレーは逆に投げ返す。しかし、オスプレイはコブラツイストで捕獲。
フィンレーはヒップトスで返し、エルボーを連発。さらに突進してきたオスプレイにショルダースルーをお見舞い。続いてエルボーの連発からフライングフォアアームをヒット。
そしてフィンレーは変形バックブリーカーを食らわせ、セカンドロープからダイビングエルボースマッシュ。
続くフィンレーのバックブリーカー狙いを回避したオスプレイは、ハンドスプリング式のスクリューキック。そして場外に落ちたフィンレーに豪快なプランチャを炸裂。
オスプレイはフィンレーをリングに投げ入れ、ピッピー・チェリオをヒット。フィンレーがカバーをカウント2ではね返すと、オスプレイはチェルシーグリンを狙う。だが、フィンレーは回避して変形バックブリーカーを炸裂。
そしてフィンレーは串刺しエルボーから、鬼気迫る表情でストンピングを乱打。続いてフィンレーはオスプレイをコーナー最上段に設置してヘッドバット。
だが、オスプレイもヘッドバットを返し、両者はエルボーの応酬を繰り広げる。競り勝ったフィンレーは雪崩式ブレーンバスターを狙う。だが、オスプレイは持ち上げて、リングに落とす。
そしてオスプレイはコーナー最上段に上るも、フィンレーは突進して妨害。続いて今度こそ雪崩式ブレーンバスターを炸裂。
カバーをオスプレイがカウント2ではね返すと、フィンレーは気合の雄叫びからACID DROP へ。オスプレイが突き放そうとすると、フィンレーはエプロンに着地。すると、オスプレイはジャンピングキックで動きを止め、なんとエプロンでのオスカッターを炸裂。その衝撃で両者は場外に落ちてしまう。
オスプレイは先にリングに戻り、フィンレーはカウント19でギリギリ生還。すかさずオスプレイはミサイルキックをヒット。
そしてオスカッターを狙うも、フィンレーは回避。だが、オスプレイはローリングエルボーからオスカッターを炸裂。しかし、フィンレーはカウント2で必死にはね返す。
ならばとオスプレイはヒドゥンブレード。フィンレーは寸前でかわし、Prima Noctaを狙う。だが、切り抜けたオスプレイがサイレント・ウィスパー。そしてオスカッターを仕掛けるが、フィンレーはカウンターのPrima Nocta。しかし、カバーはオスプレイがカウント2で何とかキックアウト。
するとフィンレーはACID DROPを決めてカバー。これもオスプレイは執念のキックアウト。ここでフィンレーは気合いを入れ、トラッシュパンダの体勢に。
オスプレイは切り抜けてサイレント・ウィスパーを決めるも、フィンレーは即座にショートレンジラリアット。そしてカバーするが、オスプレイは十字架固めで切り返す。
フィンレーが返すと、オスプレイはジャンピングニー。そしてヒドゥンブレードを繰り出すが、フィンレーは逆さ押さえ込みで切り返し、すばやい動きでトラッシュパンダを一気に炸裂。大ダメージを負ったオスプレイは返すことができず、フィンレーが価値ある勝利をスコア。これでフィンレーは3勝1敗、オスプレイは2勝1敗に。