第6試合はAブロック公式戦として矢野通(1勝2敗)とトム・ローラー(0勝2敗)が対決。前STRONG無差別級王者のトム・ローラーは、今回待望の初参戦を果たすも、ここまで白星なしの2連敗と不調。ここで巻き返しを果たすべく、矢野を得意のサブミッションで仕留めるか? それとも矢野がYTR戦法の洗礼を浴びせるか?
ローラーにはセコンドとして同じTEAM FIRTHYのロイス・アイザックスが帯同。
開始のゴング、ローラーは手拍子を煽ってからデニムを脱ぐ。ローラーはアイザックスから、『天使にラブ・ソングを…』のDVDを受け取り、矢野の新作DVDと交換しようと持ちかける。
矢野が「いらねーよ!」と拒否すると、ローラーは同作のパート2をアイザックスから受け取り、物量作戦で交換に成功。だが、ローラーがパッケージを開けると、中身は空。矢野は「だって、まだ発売してないから!」といいわけをする。
続いて両者は独特なリズムの手拍子合戦で場内を煽る。すると、矢野がスキをついてうしろ髪をつかんで引き倒そうとする。
だが、なんとローラーはカツラ。すかさずローラーは矢野を丸め込むも、これはカウント2。矢野も横入り式エビ固めを繰り出すが、ローラーは回避。
ローラーはタックルを仕掛けるが、矢野も応戦。ローラーが足関節を仕掛けると、矢野はロープエスケープ。
矢野はローラーの突進をかわして後頭部を叩く。そして場外に放り投げる。ここで矢野はローラーのように、タイツを脱ぐ。すると下から同じタイツが登場。
すかさずローラーが襲い掛かり、矢野をネックロックで捕らえて膝蹴りを連発。そしてフライングメイヤーから腕ひしぎ逆十字を決めるが、矢野は足でロープエスケープ。
矢野は場外に下りて、足に引っかかってるタイツを脱ぐ。すると、ローラーもまたもデニムタイツを脱ぎ、下から同じタイツが登場。
ローラーは場外に下りるが、矢野は鉄柵に叩きつける。すかさずアイザックスが襲いかかるも、矢野はテーピングで鉄柵に固定しようとする。
だが、ローラーが矢野を捕らえ、リングに放り投げる。ローラーはストンピングの連発。すると、矢野はうしろ髪をつかんで引き倒し、コーナーパッドを外す。
矢野はコーナーパッドをローラーにパス。ローラーがアイザックスにコーナーパッドを渡すと、矢野はローラーを金具むき出しのコーナーにハンマースルー。
しかし、衝突寸前でアイザックスがコーナーパッドでローラーを守る。そこに矢野が突進すると、ローラーはかわし、矢野は金具むき出しのコーナーに自爆。
ローラーはハンマースルーを仕掛けるが、矢野はロープにもたれかかって「ア~ア~ア~」と雄叫び。そしてローラーの突進をかわし、一気にフロントスープレックスを炸裂。
矢野は再びコーナーパッドを外し、今度こそ金具むき出しのコーナーにハンマースルー。さらにアイザックスに突き飛ばしてから、横入り式エビ固め。だが、ローラーはカウント2ではね返す。
ローラーはパンチの連発で反撃し、ロープに飛ぶが、矢野はマンハッタン・ドロップ。そして金具むき出しのコーナーにシーソーホイップ。すかさず丸め込むも、ローラーはカウント2でキックアウト。
すると矢野は鬼殺しを狙うが、ローラーは脱出してキックを連発。だが、ハンマースルーは、矢野が逆に金具むき出しのコーナーに投げつける。
そして矢野は飛行機投げから押さえ込むが、ローラーはなんとかキックアウト。ならばと矢野は急所蹴りから逆さ押さえ込み。これもローラーは執念ではね返す。
ならばと矢野はローブローを連発するが、ローラーは仁王立ち。「なんでだ!?」と困惑する矢野に対し、ローラーはカミゴェ。そして最後は後頭部にNKOTB叩き込んで3カウントを奪取した。
これでローラーは1勝2敗、矢野通は1勝3敗に。
試合後、ローラーはタイツから股間からファールカップを取り出し、アピールした。