第6試合はCブロック公式戦、ザック・セイバーJr.(1勝0敗)とアーロン・ヘナーレ(1勝0敗)が対決。『G1』初出場のヘナーレは初戦で棚橋弘至を相手に番狂わせを巻き起こし、インパクトを残した。『NEW JAPAN CUP』と合わせ春夏連覇を狙うザックは、7.20仙台の試合後にヘナーレについて「オマエはデンジャラスだけど、テッカーズ(テクニック)はあるのか?」とコメント。パワーのヘナーレか、テクニックのザックか、勝利をつかむのは果たして?
ゴング前から両者は至近距離で視殺戦を展開。
開始のゴングが鳴ると、ヘナーレは打撃で牽制。ザックは低空タックルで体勢を崩しにかかるが、ヘナーレはロープエスケープ。
続いてロックアップで組み合うと、ヘナーレが首相撲の体勢から足払い。続くストンピングをかわしたザックは、ヘナーレの足を捕らえる。だが、ヘナーレはキックではねのけ、突進してきたザックにショルダータックルをお見舞い。
ヘナーレはザックの背中にハンマーパンチ。さらにストンピングを食らわせ、ブレーンバスターで叩きつける。
ヘナーレはエプロンに逃れたザックを捕らえようとするが、逆にザックがロープ越しに変形のヘッドシザーズ。そしてリングに戻るとヘナーレの左足にレッグロックを仕掛けるが、これはヘナーレがロープエスケープ。
ならばとザックはエルボーを連発。さらにフロントキックから突進。しかし、ヘナーレはバックエルボーで迎撃。さらにセカンドロープを踏み台にジャンピングキックをヒット。
そしてヘナーレは重いボディブローからローキック。さらにフェイントからエルボー。ザックがダウンすると、ヘナーレは首元を踏みつけていく。だが、ザックは足関節へ。これはヘナーレがロープエスケープ。
怒ったヘナーレはザックにストンピングを連発。そして足を固め、変形のキャメルクラッチで捕獲する。その状態でヘナーレの両腕をつかむと、持ち上げて勢いよくマットに叩きつける。
ここから打撃合戦に突入。ヘナーレはエルボーで競り勝つと、ザックを引きずり起こし膝蹴りを連発。そしてフライングメイヤーを繰り出すも、ザックもフライングメイヤーを返し、すかさずネックツイスト。
さらにザックはネックロックでヘナーレを痛めつける。しかし、ヘナーレは力ではねのけて持ち上げる。だが、ザックは脱出してコブラツイストで捕獲。
これはヘナーレが力任せにヒップトスで回避。ザックはエルボーを連発するが、ヘナーレは打撃のコンビネーション。そしてヘッドバットからミドルキック。ザックは蹴り足を捕らえて変形のアンクルホールドを決めるも、ヘナーレはロープエスケープ。そして場外へ。
しかし、ザックは追いかけてローキックを連発。だが、ヘナーレはブロックし、膝蹴りで反撃。そして鉄柵にハンマースルー。
ヘナーレはもう一度ハンマースルーを仕掛ける。しかし、ザックは切り抜けてフロントネックロック。すると、ヘナーレは力尽くでブレーンバスターで切り返し、場外マットに叩きつける。
ヘナーレはザックをリングに戻し、串刺しニー。さらに背中へのサッカーボールキック、バーザーカーボムとたたみかけるが、カバーはザックがカウント2でキックアウト。
続いてヘナーレはランペイジを仕掛けるも、切り抜けたザックはフロントキック。さらに顔面に張り手を乱打。だが、ヘナーレはひるまず、縦肘の一撃でザックをひざまずかせる。
さらにヘナーレは旋風脚を繰り出すが、ザックはその足を捕らえると、膝裏にフットスタンプを浴びせる。
ザックは尻餅状態のヘナーレの胸板にサッカーボールキックを連発。しかし、ヘナーレは気合いで立ち上がると、カウンターのランペイジを炸裂。
カバーをザックが返すと、ヘナーレはセカンドロープからダイビングセントーンをお見舞い。そしてニヤリと笑い、アルティマを狙う。
だが、ザックは切り抜けてジャパニーズレッグクラッチホールドへ。しかし、ヘナーレは回避し、アルティマで捕獲。そのまま立ち上がって振り回すが、ザックは丸め込みで切り返そうとする。
すると、ヘナーレは力で回避し、しつこくアルティマへ。これをザックはバックエルボーで切り抜け、相手の左腕を捕らえて、そこ目掛けてオーバーヘッドキック。
そしてザックは突進するが、ヘナーレはカウンターのボディブロー。ヘナーレは雄叫びを上げ、Streets of Rageの体勢に。だが、ザックは回避し、アキレス腱固めで捕獲。そのまま逆片エビ固めのように締め上げると、ヘナーレはたまらずギブアップ。ザックが接戦を制し、公式戦2連勝を収めた。