セミファイナル(第8試合)はAブロック公式戦、AEWから『G1』に殴り込みをかけたランス・アーチャーが、バッドラック・ファレと対決。共に3年ぶりに『G1』出場を果たす両者によるスーパーヘビー級対決が、その迫力で“杜の都”を揺るがすのは間違いない。
アーチャーはセコンドの大岩陵平を殴りつけてから、トップロープをまたいでリングイン。そしてコーナーに上るが、ここでファレが襲いかかり、一気にバッドラックフォールを狙う。
だが、アーチャーは切り抜け、ここからショルダータックルの応酬に。最後はファレが競り勝ち、アーチャーを踏みつけてカバー。しかし、アーチャーは意地を見せるようにカウントが入る前に立ち上がる。
するとファレはアーチャーをコーナーに詰めてパンチを連発。そしてアーチャーを場外に連れ出し、相手の髪を首に巻きつける拷問攻撃。だが、アーチャーもファレを鉄柵に叩きつけて反撃を見せる。
アーチャーはファレをリングに戻し、ストンピングからチンロック。そして顔面かきむしりを見舞う。続いてアーチャーはファレにコーナーを背負わせてエルボーを連発。
するとファレも重いボディブローで応戦。しかし、アーチャーはカウンターのフロントキックでファレを場外に吹っ飛ばす。アーチャーも場外に下りるが、ファレは喉元へのチョップでひるませ、鉄柵にハンマースルー。
続いてファレはリング下からイスを取り出すが、レフェリーが取り上げる。すると、ファレはべつのイスを振り上げるも、これもレフェリーがストップ。
だが、ファレはイスを場外に二脚設置。スキをついてアーチャーはファレに打撃を浴びせていく。しかし、ファレも応戦し、イス目掛けてアーチャーをボディスラム。場外カウントが進むが、ダメージの大きいアーチャーはカウント19でリングにギリギリ生還。
するとファレは串刺し攻撃へ。しかし、アーチャーはフロントキックで迎え撃ち、豪快なダイビングクロスボディ。カバーをファレがカウント2で跳ね返すと、アーチャーはフィンガーロックで捕らえてロープウォーク。だが、ファレは振り払い、アーチャーは急所をロープ上に打ち付けてしまう。
続いてファレはアーチャーにサモアンドロップ。しかし、カバーはアーチャーがカウント2でキックアウト。ならばとファレはフォーリンココナッツを狙うも、アーチャーは立ち上がって膝蹴りをお見舞い。
ここでアーチャーはファレの巨体を担ぎ上げてブラックアウトを狙うも、ファレは回避し、背中に引っかき攻撃。そして串刺しボディアタックを狙うが、かわしたアーチャーは逆に串刺しエルボー。
続いてアーチャーはコーナーを上り、ファレの頭部にナックルを連発。ファレはパワーボムの体勢で捕らえるが、アーチャーはフランケンシュタイナーのようにトップロープ越しに場外にファレを落下させる。
ここでアーチャーはエプロンをダッシュしてトペ・コンヒーロを炸裂。だが、ファレもパンチで反撃し、リングに戻ろうとする。しかし、アーチャーが足を引っ張って阻止。
そしてアーチャーはエプロンに上がるが、ファレも足を捕らえて妨害。場外カウントが進む中、アーチャーはエプロンでファレの喉元を捕らえる。しかし、ファレも逆に喉元をつかみ、不完全なかたちながらもグラネードを食らわせると、アーチャーは場外に落下。このスキにファレはリングに生還するが、アーチャーは間に合わずリングアウトのゴングが打ち鳴らされる。ファレがアーチャーに3年前の『G1』公式戦敗北の雪辱を果たすと共に、白星スタートに成功した。