第5試合はオカダ・カズチカ&棚橋弘至&後藤洋央紀の本隊&CHAOS連合軍vs内藤哲也&SANADA&BUSHIのL・I・Jによる6人タッグマッチ。棚橋は7.24大田区大会で、後藤は7.20仙台大会でそれぞれ内藤と『G1 CLIMAX 32』Cブロック公式戦を控えており、その前哨戦となる。また、棚橋と後藤も8.10広島大会での公式戦で対戦。Cブロックにエントリーされた3人の動きに注目だ。
先発は後藤と内藤だ。まずはロックアップで両者組み合うと後藤がロープに押し込んでいく。しかし、体勢を入れ替えた内藤はクリーンブレイクすると見せかけて手首を極めると、そのままコーナーに押し込み対角線にホイップだ。
だが、後藤もショルダータックルでお返し。内藤をヒップトスで叩きつけると、エルボードロップを投下する。しかし、これは内藤はこれを避けて続く後藤の攻撃もかわし、寝転がってポーズを決めると、場外に出て間を取っていく。そしてもう一度後藤と闘うと見せかけてSANADAにタッチだ。
後藤もオカダにタッチ。SANADAはいきなり足を刈って、オカダにパラダイスロックを仕掛けるが、オカダも阻止。ヘッドロックからショルダータックルでSANADAを倒してみせる。そしてエルボーでSANADAの首にダメージを与えてからトペ・アトミコだ。
だが、SANADAはこれをかわして自爆させることに成功。転がって立ち上がったオカダはロープに飛ぶが、エプロンからBUSHIがキックを繰り出して妨害。棒立ちになったオカダの正面からSANADAが低空のドロップキックを打ち込んでいく。
そしてBUSHIと内藤がすかさずリングイン。後藤と棚橋を場外に排除すると、オカダに集中攻撃だ。内藤のマンハッタンドロップが炸裂し、続けてBUSHIがオカダのヒザに低空のドロップキック。さらに内藤がキャメルクラッチを極めたところに顔面にSANADAが低空のドロップキックをぶち込んでいく。
続いてタッチを受けたBUSHIがチンロック。ここは後藤がカットに入ってくるが、内藤が場外に排除。BUSHIが引き続きオカダの顔面を押さえながら痛めつけていく。しかし、オカダもフラップジャックで反撃して棚橋にタッチだ。
棚橋はフライングフォアアームをBUSHIに食らわせると、リングに入ってこようとしたSANADAをロープ越しにドラゴンスクリュー。さらにリングに入ってきた内藤の蹴り足をキャッチしてレフェリーにパス。身動きが取れないようにしてから低空のドロップキックだ。
邪魔者を排除した棚橋はBUSHIをボディスラムで叩きつけてからセカンドロープからサンセットフリップを投下。そしてスリングブレイドを発射しようとする。だが、BUSHIは追走式のドロップキックでこの攻撃を阻止する。
そのBUSHIにリングに入ってきたオカダがビッグブーツ。続いてリングに入ってきたSANADAにもドロップキックを発射する。しかし、SANADAはロープを掴んでオカダを自爆させると、座った状態のところに胸板に低空ドロップキックだ。
そのSANADAを後藤がラリアットでなぎ倒すと、今度は内藤が襲いかかる。後藤は内藤をロープに飛ばすと、ジャンピングエルボーアタックをスカしてキャッチ。牛殺しを炸裂させる。そしてBUSHIを捕まえると、立ち上がってきた棚橋の方向にパスだ。
そのBUSHIに棚橋はそのままスリングブレイドを炸裂させると、最後はトドメのハイフライフローを投下し、3カウントを奪ったのだった。
試合後、内藤との対戦を控える棚橋と後藤が、場外で座っている内藤を睨みつけてから花道を歩いて退場。その様子を内藤は見つめるとニヤリとして引き上げていったのだった。