第3試合はウィル・オスプレイ&ジェフ・コブ&グレート-O-カーン&アーロン・ヘナーレvsEVIL&高橋裕二郎&SHO&ディック東郷による、UNITED EMPIREvsHOUSE of TORTUREの8人タッグマッチだ。『G1 CLIMAX 32』のDブロック公式戦となる7.27後楽園大会ではオスプレイと裕二郎が、そして8.7大阪大会でのCブロック公式戦ではヘナーレとEVILが対戦。公式戦までは日にちがあるが、先を見据えての前哨戦だ。
試合はHOUSE of TORTUREがゴングが鳴る前に襲いかかりスタート。いきなりの場外戦で両軍やり合う。裕二郎はオスプレイ、EVILはヘナーレとそれぞれブロックで対戦する者に襲いかかっていく。
リングに戻ると裕二郎がオスプレイの蹴り足を掴んでサミング。足払いでテイクダウンするとサイドからのドロップキックだ。そしてフィッシャーマンバスターの態勢に。これを阻止されると、オスプレイの指を噛んで主導権を譲らない。
続けてロープ際でコブラツイストに捕獲し東郷の腕を掴んでダメージを加えていく。だが、これをオスプレイは逆にコブラツイストに切り返し、東郷の腕を極めて逆に利用してダメージを与える。その東郷をコブが抱きかかえてダメージ倍増だ。
続いてオスプレイは裕二郎にビッグブーツ。さらに羽交い締めにすると、タッチを受けたオーカーンがモンゴリアンチョップだ。続けてオーカーンは裕二郎を大空スバル式羊殺して痛めつけていく。だが、これを東郷が辮髪を引っ張ってカット。裕二郎はオーカーンのひげを掴んで動きを止める。
そしてロープに自爆させると、場外からSHOが足を掴んで固定。そこに裕二郎がビッグブーツだ。場外に落ちたオーカーンは東郷たちにいたぶられてしまう。裕二郎はリングに戻ってきたオーカーンにガットショットと逆水平チョップ。フライングメイヤーからレッグドロップ、エルボードロップ、ヘッドバットを連発だ。
そして裕二郎はSHOにタッチ。SHOはオーカーンの左腕の指を掴んで極めていく。さらにエルボーをかましていくSHO。だが、オーカーンは強烈なエルボーでお返し。そこに東郷が飛び込んできて気を引きつけると背後からSHOが襲撃。ダブルのショルダータックルを食らわせ、さらに2人がかりのストンピングで追撃だ。
続けて東郷がオーカーンの辮髪を掴んで身動き出来なくすると、そこにSHOがキック攻撃。続いてタッチを受けたEVILはTシャツを使ったチョーク攻撃でオーカーンをいたぶる。EVILはサミングからロープに飛ばそうとするが、これを阻止したオーカーンはパンケーキで反撃。ヘナーレにタッチだ。
ヘナーレはボディブローとエルボーでEVILをコーナーに追い詰め、対角線にホイップ。串刺し式のニーアタック、サッカーボールキック、サモアンドロップを連続で炸裂させる。そしてバックを奪ってフルネルソンのアルティマだ。
EVILが脱出するとボディブローで動きを止める。だが、ロープに飛ぼうとしたところを裕二郎がケインで気を引きつけて阻止。ならばと隣のロープに飛んだら、今度は東郷が足をすくって妨害だ。するとHOUSE of TORTUREが一斉にリングイン。ヘナーレにトレイン攻撃を決めると、EVILがフィッシャーマンバスターだ。
そして東郷がスポイラーズチョーカーでヘナーレを絞め上げるが、ヘナーレは強引に脱出。EVILをミドルキックで蹴散らす。そのヘナーレに裕二郎がビッグブーツを食らわせると、オスプレイがピッピーチェリオで裕二郎に飛んでくる。
ならばとそのオスプレイにSHOがスピアーを炸裂させる。すると今度はオーカーンがSHOをアイアンクローに捕獲する。これを東郷が土手っ腹にトラースキックをぶち込んでカット。オーカーンを場外に排除して、SHOと並んで勝ち誇る。
しかし、その背後にコブが登場。気づいたSHOと東郷は謝りながら油断させて2人がかりで攻撃だ。しかし、コブは2人の腕を同時に掴んで鉢合わせ。さらに同時に持ち上げてバックドロップで叩きつける。
そしてコブはリングに戻ってきたヘナーレに倒れている東郷の頭を掴んで持ち上げると、無造作にパス。受け取ったヘナーレはそのままアルティマで極めて、東郷からギブアップを奪い勝利を上げたのだった。
勝利したUNITED EMPIREのオスプレイとヘナーレはそれぞれ対戦するEVILと裕二郎を挑発。その後は4人でリング中央でポーズを決めて勝ち名乗りを受けると、オーカーンが「ひれ伏せ、北海道の愚民ども! Aブロック、ジェフ・コブ! Bブロック、グレート-O-カーン! Cブロック、アーロン・ヘナーレ! Dブロック、ウィル・オスプレイ! この4人で『G1』を支配する! これがUNITED EMPIREの力だーッ!」とアジテーションを行なったのだった。