TMDKのニコルス&ヘイストとTEAM FILTHYのアイザックス&ネルソンが対決する「タッグチームトーナメント」1回戦。いきなり優勝候補がぶつかり合う好カードが実現した。
試合開始前、ヘイストが持ち込んだTMDKのTシャツをネルソンが奪い、身につける。そして、そのまま先発になると、シャツを脱いで口にくわえたのち、コーナーへ下がったヘイストへ向かって投げつける。
そんな中、ニコルスが腕を取って絞ると、ネルソンがヘッドロックへ切り返す。だが、ニコルスがカウンターショルダータックルでネルソンをなぎ倒した。
これでネルソンの動きが鈍ると、ヘイストがその場飛びムーンサルトプレス、ニコルスがフィストドロップを同時にお見舞い。そして、ヘイストがローキック、ミドルキック、エルボースマッシュ、ヘッドシザースホイップで追い討ちしていく。
しかし、アイザックス&ネルソンが流れるような連携で逆転し、ネルソンがヘイストにトペスイシーダを敢行。そして、アイザックスが滞空式ブレーンバスターで投げ捨てる。
ここからヘイストのローンバトルとなり、アイザックス&ネルソンがラフプレーで代わるがわる痛めつける。そして、ネルソンが串刺し串刺しダブルニーアタック、アイザックスがバックブリーカーで追撃。
その後もヘイストのピンチは続き、ネルソンがスリーパーホールドからマウントパンチ連打。それでもヘイストは左右の張り手を連打で繰り出すが、ネルソンがジャンピングニーアタックで黙らせる。そして、ニュートラルコーナー最上段へのぼるが、ヘイストがコーナー2段目へ飛び乗り、すぐさま雪崩式ブレーンバスターで投げ捨てた。
これでようやく出番となったニコルスは、アイザックスに対してカウンターラリアット、バックエルボー。そして、ネルソンを突き飛ばしてアイザックスと衝突させ、ダブルハンドラリアットで同時になぎ倒す。
さらにニコルスは、串刺しラリアット2連発、スライディングラリアットでアイザックスに追撃。だが、素早くタッチして試合権利を得たネルソンが、ロープ越しのタックルでニコルスの動きを止める。
その直後、ネルソン&アイザックスは合体パワーボムでニコルスに追い討ち。しかし、ニコルスがDDTでネルソンに逆襲し、ヘイストと替わる。
そのヘイストは、ドロップキック、串刺しエルボースマッシュでネルソンに追撃。そして、アイザックスの突進をかわしてネルソンと激突させると、フライングニールキックでまとめて串刺しにする。
その直後、ニコルスがアバランシュホールドでアイザックスを叩きつけると、ヘイストがニコルスの背中を踏み台にし、コーナーのネルソンへキャノンボールを食らわせる。
続いてヘイスト&ニコルスは、合体DDTでネルソンを叩きつける。そして、次の連携を仕掛けるも、ネルソンが脱出に成功し、ニコルスに合体フェースバスターを敢行。
さらに、アイザックスがコーナー最上段に座るヘイストを捕まえ、雪崩式パワースラムで叩きつける。そして、ネルソンがダイビングエルボードロップからフォールにいくが、カウントは2。
ここからヘイスト対アイザックスとなり、アイザックスとネルソンが’95 Source Awardsの体勢に入る。ところが、ニコルスがネルソンを場外へ落とし、ラリアットをお見舞い。
その直後、ヘイストがハイキックでアイザックスの側頭部を撃ち抜く。そして、最後はヘイスト&ニコルスがサンダーバレーを炸裂させ、ヘイストがアイザックスから3カウントを奪取した。
試合後、ネルソンがエキサイトするも、ニコルスとヘイストが軽くあしらい、憎々しい表情で挑発した。
【試合後コメント】
※ニコルス&ヘイストはノーコメント
アイザックス「(※ペットボトルの水を持って大きなため息をつき)正直に言ってクソみたいな気分だ。『TAG TEAM TURBULANCE』の準決勝で負けてから1年間努力してきた。今年はSTRONG無差別級タッグ王座が懸けられたトーナメントだったんだ。(※両手を広げ)俺たちが優勝候補筆頭だったのに、初戦で敗退してしまった。本当に不甲斐ないぜ。こんな結果には到底満足いかない。(※カメラを指さし)TMDK、お前たちには心の底からトーナメントを優勝してほしいと思っている。だが、これだけは覚えておけ。お前の背中には俺たちがつけた傷跡が残っている。『NJPW STRONG』でもオーストラリアでも日本でもお前たちにとって安全な場所はない。俺たちはお前らともう1度闘ってやる。覚悟しておけ。今日は勝ったと思っているかもしれないが、次は完膚なきまでに俺たちにやられることになる」
ネルソン「試合後に俺とロイスでお互いを見つめあった。お互いにまだお前らとは終わっていないということを確認しあったんだ。体へのダメージは大きくないが、チームへのダメージが大きい。初代にして最長在位期間を誇る“STRONG無差別級王者”トム・ローラー、“巨人”JRクレイトス、“ハイフライヤー”ダニー・ライムライト、あいつらには俺たちはまだ終わっていないと胸を張って言う。俺たちTEAM FILTHYが『NJPW STRONG』を支配するんだ。ロイスも言っていたようにSTRONG無差別級タッグ王座は俺たちにとって1番大切なものだ。王座を手に入れるまで俺たちは絶対に立ち止まらない。ところでシェイン・ヘイスト、お前は俺とロイスに手を出してきやがったな。お前らがこのトーナメントをどこまで勝ち進むかはわからないが、何回も言っているようにお前たちともう1度闘ってやる。シェイン・ヘイスト、お前とはリング上で1対1で闘ってやる。どっちが強いかを決めようぜ。今日はたしかにお前が勝ったかもしれないが、長い目で見たら結果は変わる。そして、リング上でお前にこう言ってやるぜ。ウエストコースト・レッキングクルーがブチのめしてやる」
IGNITION 2022
- 日時
- 2022年7月10日(日) 開場 9:00 (JST)開始
- 会場
- アメリカ・The Vermont Hollywood(カルフォルニア州ロサンゼルス)
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第3試合 時間無制限1本勝負
「NJPW STRONG無差別級タッグチームトーナメント」1回戦※ニコルス&ヘイストがトーナメント準決勝へ進出