第5試合では通常のプロレスルールで行なわれる「G PROWRESTLING」の8人タッグマッチとして、“HOUSE OF TORTURE”EVIL&高橋裕二郎&ディック東郷&SHOが、“#STRONGHEARTS”T-Hawk&鬼塚一聖&入江茂弘&アレックス・ゼインと激突。
H.O.TのSHOは、CHAOS時代の2021年7月にGLEATの本格旗揚げ戦『GLEAT Ver.0』(東京ドームシティホール)に参戦し、メインで伊藤貴則に勝利。今回は大きく立ち位置を変え、H.O.Tの仲間と共にGLEATに乗り込む。
#STRONGHEARTSは今年、CIMAやエル・リンダマン、そしてT-Hawkが新日本マットに参戦し活躍。今回はホームリングで傍若無人なH.O.Tを迎え撃つ。その#STRONGHEARTSに今回加勢するのが、今年の『BEST OF THE SUPER Jr.』でも存在感を示したゼイン。じつはゼインの初来日は、2019年にCIMAの導きによって実現。当時、CIMAが中国で立ち上げた団体OWEの日本大会で、ゼインは#STRONGHEARTSのメンバーとして日本デビューを飾っている。今回はGLEATのリングで、再び#STRONGHEARTSと共闘することに。
H.O.Tは選手コールを受けると、Too Sweetサインをかわし、ゴングを待たずに奇襲攻撃を仕掛ける。そして場外戦に持ち込み、#STRONGHEARTSを蹂躙。裕二郎はT-Hawkを鉄柱に叩きつける。
裕二郎はT-Hawkをリングに上げるとストンピング。さらにエルボーを打ち落とし、ヘッドロックで捕らえる。T-Hawkはハンマースルーを仕掛けるが、裕二郎はショルダータックルで後退させる。
ここから両者は逆水平チョップ合戦に突入。そしてT-Hawkは低空ドロップキックからショルダータックルで裕二郎をなぎ倒す。これを合図に鬼塚が相手コーナーのH.O.Tにドロップキック。ゼインは裕二郎にコークスクリューセントーンをお見舞い。さらに#STRONGHEARTSはSHOに合体で変形アイコノクラズムを食らわす。
次は鬼塚が雄叫びを上げ、裕二郎にブレーンバスターを狙う。だが、裕二郎は手にかみつく反則攻撃。そしてEVILが場外から鬼塚の足を捕らえると、裕二郎はフロントキックを炸裂。ここからH.O.Tは場外戦に持ち込む。
SHOがリング上の鬼塚に顔面かきむしりでダメージを与えると、すかさず裕二郎がカバー。しかし、これはカウント2。
ならばと裕二郎は鬼塚に低空ドロップキックをヒット。しかし、カバーはT-Hawkがカットに入る。次は東郷が鬼塚にパンチを浴びせ、フライングメイヤーからフィストドロップを落とす。
スイッチしたSHOは鬼塚の顔面を踏みつける。さらに鬼塚の左腕にエルボーを落とし、その腕を捕らえたまま自軍コーナーへ。すかさず、その腕にEVILがパンチを振り下ろす。
続いてEVILは鬼塚をコブラツイストで捕獲。そのEVILの手を裕二郎と東郷が数珠繋ぎで引っ張って反則アシスト。そしてEVILは執拗に鬼塚をカバーするが、鬼塚は必死にカウント2でキックアウト。
鬼塚はEVILに対し、チョップで反撃開始。EVILは顔面かきむしりで黙らせ、串刺し攻撃へ。鬼塚は切り抜けてミサイルキックを放つも、EVILはかわす。だが、鬼塚もEVILのラリアットをかわし、鋭いスピアーをお見舞い。
スイッチしたゼインはEVILに逆水平チョップ。さらに、SHO、東郷、裕二郎をコーナーにハンマースルー。そして、入江が3人まとめて串刺しボディプレスをお見舞い。
続いて入江がSHOをコーナー最上段に設置すると、ゼインが入江をジャンプ台にしてドラゴン・ラナを炸裂。さらに入江は突進してきたEVILに、コーナーからヒップドロップ。そして入江はSHOにキャノンボールを炸裂。
続いてゼインがEVILにバハブラストをお見舞い。勢いに乗るゼインはEVILにエルボーの連発からソバット。だが、ロープに飛んだところで、裕二郎がケインを持って待ち構えるのを見ると立ち止まる。そして、べつのロープに飛ぶも、東郷が場外から足を引っ張って妨害。
次は東郷がゼインにパンチを連発。するとゼインもパンチで応戦し、技の読み合いからショートレンジラリアット。スイッチした鬼塚は東郷に強烈な串刺しのスピアー。
しかし、東郷はレフェリーの死角をついて鬼塚の顔面にパンチ。ここからH.O.Tは鬼塚にトレイン攻撃。そしてEVILがフィッシャーマンズバスターで叩きつけ、東郷がカバーするも、鬼塚はカウント2で必死にキックアウト。
ここでEVILがレフェリーの気を引きつけているスキに、東郷が鬼塚の首をスポイラーズチョーカーで締め上げる。すかさず入江がカットに入るも、EVILが妨害。すると入江はEVILを場外に連れ出す。
リング上、東郷は鬼塚にフライングメイヤーからエルボー。スイッチしたSHOは鬼塚をフィンガーロックで捕らえ、アームブリーカーを連発。
そしてSHOはロープに走るが、スイッチしたT-Hawkがポップアップ式のニーアッパー。そしてSHOをロープに固定すると、入江がキャノンボールをお見舞い。さらにゼインがローリングギロチンを決め、続いてT-HawkがSHOにウラジゴクを炸裂。しかし、カバーは裕二郎がカット。
すると入江は裕二郎を肩に担ぎ上げる。裕二郎は前方回転エビ固めで切り替えそうとするが、入江はこらえ、その状態でSHOをパイルドライバーで持ち上げる。ここでT-HawkがSHOに低空ドロップキックを決め、入江は裕二郎の上にSHOをパイルドライバーで突き刺す。ゼインは場外にいるほかのH.O.Tに対し変形のラ・ケブラーダを炸裂。
リング上、T-HawkはSHOにナイトライドを狙う。SHOが切り抜けると、T-Hawkは逆水平チョップ。しかし、SHOもジャンピングニーから、ジャーマンの要領で持ち上げて腕ひしぎ逆十字につなぐ。さらに三角締めに連携するが、T-Hawkは力任せに持ち上げてパワーボムで叩きつける。
続いてT-Hawkは気合いを入れ、ロープに走る。しかし、SHOはカウンターのラリアットを叩き込み、クロスアーム・パイルドライバーを炸裂。カバーをT-Hawkが返すと、SHOはショックアローを狙うも、T-Hawkは切り抜けて強烈なパンチ。そしてT-Hawkはもう一度ナイトライドを狙うが、裕二郎がケインで妨害。
するとSHOがトーチャーツールでT-Hawkに一撃。続いてショックアローを炸裂し、T-Hawkからまんまと3カウントを強奪した。
試合後、H.O.Tは不敵な笑みを浮かべ、SHOは「何がGLEATだ!」と挑発。そしてH.O.Tは勝ち名乗りを受けると、Too Sweetサインをかわしリングをあとに。T-Hawkは鬼塚に担がれて退場。