■オカダ・カズチカ選手、試合後記者会見の模様
――今回の4WAYマッチの試合を振り返って、初めての4WAYのタイトルマッチだったと思いますが?
オカダ まず、最初にこういう舞台を用意してくれたトニー・カーン社長もそうですし、AEWのみなさん、AEWのファンのみなさんにですね、本当にサンキュー・ベリー・マッチと伝えたいですし。4WAYマッチは初めてでした。3WAYは昔やったことあるんですが、4WAYは初めてで、自分の思うようにいかなかったですし、ジェイ・ホワイトにすべてもっていかれたんじゃないかと。ジェイのうまさ、強さが目立った試合だったのかなと思います。
――アメリカに来てくれてありがとうございます。素晴らしい試合もありがとうございました。今日の大会、声援もありましたし、大きな会場でしたけど驚きはありましたか? それともやりにくかった?
オカダ やっぱり驚きましたし、凄いうれしかったです。やっぱりあれだけのお客さんの中で、歓声もありましたし。これが日本のプロレスが目指していく方向だと思いますし。いろいろ日本はまだ制限が続いてますけれど、そこに向かってシッカリと、日本は日本のやり方があると思いますんで。また声が出せるように、あれだけのお客さんが集まってもらえるようにボクたちはシッカリと闘っていくだけかなと思います。
――オカダ選手は世界でも有名な選手ですが、トニー・カーン社長から電話で「AEWに出てください」と言われた気持ちは?
オカダ ま、そうですね。やっぱり、今日、AEWの選手と闘って、こんだけの傷(額を指して)がつくぐらいの強い選手でしたし、まだ闘っていない選手もいるので、やっぱそういう選手ともまた闘いたいと思いますし。でも、子どもの頃、「ドアを開けたら、締めなさい」と母親に言われてるので。それはシッカリと母親の言いつけを守りたいと思ってますね(通訳の翻訳が終わった後に、笑顔を見せる)。
――レフェリーや運営が英語だったと思いますが、ランゲージバリアというか、日本人としてやりにくい部分はありましたか?
オカダ ま、でもプロレスはもう“言語のない闘い”だと思うので、言語は関係ないですし。リング上で闘うだけなので。英語は何も関係ないのかなと思います。ボクも「MAKE IT RAIN」っていうのは知ってるので、その3つさえ知っていれば問題ないのかなと思います。
――今後、闘いたい興味あるAEWの選手はいますか? 名前を出せればお願いします。
オカダ トニー・カーン?
カーン社長 ハハハハハ! ベリー・グッド。
※会場がどっと沸く。
オカダ ん~。まあ、ボクが(名前を)出すよりも、ファンのみなさんにいろいろ想像してもらった方が、プロレスっていうのは楽しくなると思うんで。あえてボクは口に出さずに、みなさんがなんとなく「オカダはこの人と闘いたいんじゃないかな」と思って欲しいですね。そっちの方が楽しいと思います。