セミではIWGP世界ヘビー級選手権4WAYマッチとして、王者ジェイ・ホワイトが、オカダ・カズチカ、“ハングマン”アダム・ペイジ(AEW)、アダム・コール(AEW)を迎撃。
6.12大阪城ホール決戦の前から、コールはジェイとのIWGPヘビー級王座戦を要求。そして、元AEW世界王者のペイジはオカダとの対戦を熱望していた。その後、新王者となったジェイは6月21日(現地時間)のAEW『AEW DYNAMITE』にて、ペイジ、コールと乱闘騒ぎを起こす。すると、そこに王座返り咲きを狙うオカダが登場。これを受けて4選手による刺激的な王座戦が実現することに。
まずはコール、そのあとをペイジ、オカダの順で大歓声の中を入場。最後に赤いコスチュームのジェイが世界ヘビーのベルトを携え、外道と共に花道を進む。
開始のゴング前から場内を「ホーリー・シット」コールが包む。オカダは手拍子を煽る。
ゴングが鳴ると、4人はリング中央に。しかし、ジェイはすぐに場外へ。これを見たコールもリングを下りる。
するとオカダとコールが握手をかわしてから、臨戦態勢で向かい合う。だが、コールが場外からペイジの足を引っ張って妨害。そしてジェイがすばやくリングに戻り、オカダに襲いかかる。
しかし、オカダはジェイにフロントキック。そしてペイジと共にダブルのバックエルボーを食らわす。
コールはジェイを場外に誘い出し、言葉をかける。するとオカダとペイジがリングを下りて、二人に襲いかかる。
オカダはジェイにエルボー。コールはペイジをリングに戻す。だが、ペイジはすばやい動きでコールにトペ・スイシーダを炸裂。
オカダはジェイを担ぎ上げるが、ジェイは切り抜けると、オカダをブレーンバスターの体勢からエプロン目掛けて前方に叩きつける。
ペイジは花道でコールに大技を狙うが、これはジェイがカット。そして、コールとジェイがペイジをダブルのブレーンバスターで叩きつける。
続いてジェイがオカダをリングに投げ入れ、コールが馬乗りパンチを連発。そしてネックブリーカードロップを決める。
次はコールがオカダを捕らえ、ジェイがToo Sweetサインから逆水平チョップを連発。
そしてジェイは場外でペイジにハンマースルー。だが、逆にペイジがジェイを階段に叩きつける。しかしコールが、エプロンに上がったペイジにフロントキック。
するとオカダがコールにエルボーを連発し、ツームストンパイルドライバーを狙う。だが、ジェイがカットに入り、コールと共にオカダにストンピングを連発。
ここでペイジがジェイとコールに襲いかかり、ジェイにセカンドロープに飛び乗ってのラリアット。コールには投げっぱなしのブロックバスター。さらに場外のジェイにプランチャを見舞うと、すばやい動きでコーナー最上段からコールにダイビングラリアットを食らわせる。
カバーをコールが返すと、ペイジは逆水平チョップを連発。ジェイも加わり、コールに反撃を試みるも、コールは切り抜けてコーナー最上段へ。そしてムーンサルトプレスを繰り出すが、ペイジがカウンターのスーパーキックを命中。
リングに戻ったオカダは、ジェイとコールにエルボーを連発。さらにコールにバックエルボー、ジェイにはフラップジャック。
勢いに乗るオカダはコールをコーナー最上段に設置し、ドロップキックを突き刺して場外に落とす。
オカダはジェイを鉄柵に叩きつけ、フロントキックで客席まで追いやる。さらにコールもジェイのほうに放り投げると、オカダは疾走して二人まとめてフライングクロスボディを炸裂。
オカダはリングに戻り、コールをマネークリップで捕獲。だが、ジェイがカットに入り、バックドロップをお見舞いする。
するとペイジがジェイに逆水平チョップとエルボーを乱打。だが、ジェイはカウンターのコンプリートショットからジャーマン。ペイジは着地し、ジャックナイフ式エビ固めへ。しかし、コールがカット。
ここでジェイとコールはToo Sweetサインをかわすも、ジェイが背を向けた瞬間に、コールが裏切りのバッククラッカー。そしてザ・ラスト・コールを決めてカバーするが、ジェイはカウント2でキックアウト。
ならばとコールはBOOMを繰り出すも、かわしたジェイは変形の裏投げ。続いてジェイはSSSを狙うが、コールは回避。だが、ジェイは逆水平チョップ。コールも反撃するが、かわしたジェイはSSSを炸裂。
オカダが襲いかかるも、ジェイはオカダにもSSS。さらにペイジにも狙うが、ペイジは切り抜ける。するとジェイはブレードランナーのフェイントから、ペイジにSSSをお見舞い。
ここでコールがジェイにBOOMをヒット。だが、オカダがコールにショットガンドロップキック。そのオカダにペイジがローリングラリアットを食らわせ、4人が大の字状態に。
4人が立ち上がると、ジェイがペイジ、コールがオカダにエルボー。だが、オカダとペイジもエルボーを返し、打撃戦に突入。すると、ジェイとコールが顔面かきむしり。そして、ジェイとコールが打撃戦を展開。
そこにオカダとペイジが襲いかかる。オカダはコールに串刺し攻撃を狙うも、ペイジがオカダにフロントキック。そしてペイジはコールにも打撃を叩き込み、ジェイにはカウンターのシットダウン式パワーボムを決めるが、これはカウント2。
ならばとペイジはジェイにバックショット・ラリアットを狙うも、コールが妨害。するとペイジはコーナー最上段に上り、コールとオカダにムーンサルトアタックを炸裂。
そしてコールはもう一度ジェイにバックショット・ラリアットを狙うも、外道が足をつかんで阻止。するとコールは外道の髭つかんでエルボー。
今度こそペイジはバックショット・ラリアットを繰り出すが、かわしたジェイはブレードランナーの体勢に。だが、コールは切り抜けてジェイにデッドアイを炸裂。そしてバックショット・ラリアットを決めてカバーするが、オカダがカウント3寸前でカット。
オカダはペイジと視殺戦を繰り広げてから、激しいエルボーの応酬に突入。競り勝ったオカダはツームストンパイルドライバーの体勢で捕らえるが、ペイジは脱出。そしてオカダのドロップキックをかわすと、デッドアイを狙う。
オカダが回避すると、ペイジはジャーマンをお見舞い。そしてローリングラリアットを決め、バックショット・ラリアットの体勢に。だが、コールが妨害し、ペイジを鉄柱に叩きつける。
続いてコールはオカダの膝を蹴り付け、コーナーからダイブ。だが、オカダは捕獲してリバースネックブリーカー。
そしてオカダはコールをボディスラムで叩きつけ、ダイビングエルボードロップを決め、レインメーカーポーズを決める。だが、とどめのレインメーカーはコールがかわし、すかさずペイジがバックショット・ラリアットへ。これはオカダがよけ、もう一度レインメーカーを狙うも、コールがオカダとペイジにスーパーキックを炸裂。
そしてコールはオカダに追撃のスーパーキックを連発してカバー。だが、オカダは必死にカウント2でキックアウト。
ならばとコールはロープに走るが、オカダは打点の高いドロップキック。そしてレインメーカーを繰り出すが、コールはかわしてジャンピングキック。さらにスーパーキックをヒット。コールはエプロンのペイジにもスーパーキックを食らわす。
そしてコールはロープに走るが、オカダはカウンターのドロップキック。続いて開脚式のツームストンパイルドライバーで叩きつけ、レインメーカーへ。だが、コールがかわすと、ジェイがオカダを捕らえブレードランナーを炸裂。そしてジェイはオカダではなく、グロッキー状態のコールをカバーし、3カウントを奪取。めまぐるしい接戦を制し、ベルト防衛に成功した。
試合後、ジェイは勝ち名乗りを受けると、世界ヘビーのベルトを手にし、ダウン状態のペイジに見せつける。そしてベルトを掲げながら、勝ち名乗りを受けるとリングをあとに。