UNITED EMPIREとTMDKが激突する8人タッグマッチ。
TMDKがゴングを待たずに襲いかかるも、ヘナーレがヘイストにカウンターバックエルボーをお見舞い。そして、コーナー2段目からジャンピングスピンキックを食らわせる。
さらにヘナーレはヘイストにローキックを連発し、赤コーナーへ追い込む。すると、オーカーンがモンゴリアンチョップと玉座で追い討ちをかける。
続いてオーカーンは青コーナーを襲撃するが、ジョナがモンゴリアンチョップを受け流す。一方、ヘイストの劣勢は続き、フレッチャー&デイビスが連携攻撃で痛めつける。
しかし、控えのニコルスが場外からフレッチャーの足を引っ張り、すかさずヘイストが低空ドロップキックで逆襲。これでフレッチャーは場外へ落とされ、ジョナが鉄柵へ激突させる。
今度はフレッチャーが孤立する展開となり、TMDKが集中攻撃を開始。ニコルスが逆水平チョップ、バックドロップ、顔面かきむしりかきむしり、ニードロップ、ジョナが串刺しタックル連打、ヒップドロップ、ティトがトップロープ越えのセントーンアトミコ、急所攻撃などで痛めつけていく。
しかしフレッチャーは、トラースキックでニコルスに一矢報いる。それでもニコルスは追撃を狙うが、フレッチャーが身をかわし、ようやくデイビスとタッチ。
そのデイビスは、ニコルス&ヘイストをコーナーで重ね、串刺しラリアットをお見舞い。そして、カウンターラリアットでティト、ダブルハンドラリアットでニコルス&ヘイストをまとめてなぎ倒す。
その直後、ジョナはデイビスのラリアットを受け止め、腕へのハンマーブローとヘッドバットを食らわせる。だが、デイビスは怯まず、ジャンピングハイキックで挽回した。
ヘナーレ対ティトとなり、エルボー合戦からティトがローリングエルボーを浴びせる。だが、ヘナーレがティトを捕まえてニュートラルコーナーへ叩きつけ、フレッチャー&デイビスがトレイン攻撃をお見舞い。そして、オーカーンのサイドバスター&ヘナーレのパワーボムという連携攻撃が決まる。
だが、ジョナたちが割って入り、そのままTMDKがヘナーレを捕獲。ジョナが串刺しボディアタック、ニコルス&ヘイストが合体DDT、ティトがダイビングボディプレスと畳みかける。
その後、フレッチャー&デイビスがニコルス&ヘイストとジョナを相次いで場外へ落とす。そして、2人同時にトペスイシーダを敢行。
さらにティトは、乱入したオーカーンをダイビングローリングネックブリーカードロップで排除し、ヘナーレとエルボー合戦を展開。そこからローリングエルボーを狙うも、ヘナーレが一瞬早くボディブローで撃ち抜く。
さらにヘナーレは、バックスピンキック、ヘッドバットでティトに追撃し、最後はStreets of Rageで葬った。
試合後、両軍は一触即発となるが、乱闘は回避。そこからオーカーンがマイクで勝利演説を行なう。
オーカーン「(※英語で)ひれ伏せ、アメリカの愚民ども! (※日本語で)ひれ伏せ、愚民ども。『UNITED EMPIRE RISING』、ひとつ目(の試合)は、我々が支配した。次は、ジェフ・コブ、ウィル・オスプレイが、アメリカをドミネートする!! まずは、これが、グレート-O-カーン、アーロン・ヘナーレ、カイル・フレッチャー、マーク・デイビス、そう! UNITED EMPIREの! 力だーーっ!!(※4人でクラウンポーズ)」
これでオーカーンの入場テーマ曲が場内に鳴り響き、UNITED EMPIREが悠々と退場した。
【試合後コメント】
オーカーン「オイ、愚民ども。笑っちまうだろ? オイ、今宵の大会名、なんだか知ってるか!? 『UNITED EMPIRE RISING』だよ。大会名を支配してしまったよ。どうした!? このあいだまで“東京ドーム・ゼンパイア”なんてバカにしてたよな!? 貴様らの見る目がないのが、よく!! わかっただろ!?」
フレッチャー「UNITED EMPIREが1エピソードを支配したという事実からもわかるだろ。ほかのユニットが同じことをできると思うか!? (※デイビスたちを指さし)どうだ!?」
デイビス「無理だろ。俺たちにしかできない」
フレッチャー「そのとおりだ」
ヘナーレ「新日本は俺たち以外のヤツらを大切にしているみたいだな。ウィル・オスプレイがどれだけ会社からの嫌がらせを受けてきたかわかるか!?(※と言ってフレッチャーとデイビスを指さす) 俺たちは同じようにはいかない。今日みたいに俺たち自身の手で勝利を掴み取り、すべてを支配する。(※自分たちを順番に指さし)そして、ここにいる全員が来年の『WRESTLE KINGDOM』でベルトを手にするんだ」
フレッチャー「俺たちでこの世界を支配してやろうぜ(※と言ってオーカーンの肩を叩く)」
オーカーン「(※英語で)そうだ。俺たちUNITED EMPIREが新日本プロレスのすべてのベルトを支配する(※全員でクラウンポーズ)」
フレッチャー「そのとおりだ」
ヘイスト「ハハハハハ…! (※ニコルスに話しかけ)キレてないぜ。ハッピーなだけだ。あいつらも勝ったし、俺たちもあいつらに勝ったことがある。ほかのヤツらだったら俺たちを倒すこともできないし、そもそも俺たち2人と試合すら組んでもらえないこともある。(※大げさな声をあげてカメラ目線になり)次の対戦ではどっちが勝つんだろうな!? いまから楽しみで仕方ないぜ。今日は実力を発揮して勝つことができてよかったじゃないか」
ニコルス「新日本プロレスは日本のプロレス団体だ。日本のプロレス界とTMDKは切っても切れない関係なんだ。カイル、俺たちはお前らよりも長いあいだタッグで活躍している。(※ヘイストに)あいつらがいつタッグを結成したか知ってるか!?」
ヘイスト「そんなの数年前だろ」
ニコルス「俺たちは日本のリングで基礎から学んできた。だから俺たちの獲物をお前らに渡すことなんてありえない! お前たちが巨人である俺たちを倒すことなんてありえないんだ。オージー・オープン、お前らにはそのポーズがお似合いだ」
ヘイスト「そのとおりだ!」
※ジョナ&ティトはノーコメント
UNITED EMPIRE RISING
- 日時
- 2022年7月3日(日) 開場 9:00 (JST)開始
- 会場
- アメリカ・ペンシルバニア州フィラデルフィア・2300 アリーナ
-
第1試合 20分1本勝負