第5試合は内藤哲也&鷹木信悟&SANADA&高橋ヒロム&BUSHIとタイチ&鈴木みのる&エル・デスペラード&金丸義信&DOUKIが激突。ユニットの総力戦となるヘビー&ジュニア混合の10人タッグが、シリーズ最終戦で実現。いずれのマッチアップも興味不深いが、とくに次期シリーズの『G1 CLIMAX 32』公式戦(7.24大田)で対峙するタイチとSANADAは、激しい攻防を繰り広げそうだ。
内藤はスーツガウンで入場。L・I・Jはゴング前にグータッチをかわす。タイチはSANADAに「やろうか、SANAやん」と要求。
先発はSANADAとタイチ。タイチは大胸筋を揺らし、SANADAにもやるよう煽る。だが、SANADAは応じない。そしてSANADAはロックアップで組み合おうとするが、タイチはすかし、しつこく胸をピクつかせる。それでもSANADAは拒否。
続いてタイチがロックアップを仕掛けようとするが、今度はSANADAがスカし、なんと自ら大胸筋をピクつかせる。そしてコーナー最上段から宙返りを披露し、タイチにもやるよう促す。
だが、タイチは下がって金丸と交代。するとヒロムが登場。金丸は膝に蹴りを見舞い、さらに低空ドロップキックを繰り出す。ヒロムはかわし、キックを叩き込んでロープへ。だがデスペラードが妨害し、金丸が低空ドロップキック。
さらにデスペラード&金丸はダブル攻撃を狙うも、ヒロムは切り抜け、金丸を利用してデスペラードにヘッドシザーズ。さらに金丸にもロープを利用した首攻めからショットガンドロップキックをお見舞い。そしてヒロムも大胸筋をピクつかせる。
スイッチした内藤は金丸の左腕にパンチを下ろす。ヒロムも同じ攻撃を繰り出し、内藤と共に連携の低空ドロップキック。そして内藤がカバーするが、金丸はカウント2でキックアウト。
すると内藤はアームロックで捕獲。金丸は切り抜けるも、内藤はジャンピングエルボーアタック。スイッチしたBUSHIは金丸にフィッシャーマンズスクリュー。そしてエプロンからオーバーヘッドキック。だが、鈴木がフロントキックを叩き込み、これを合図に鈴木軍は場外戦に持ち込む。
金丸はBUSHIを鉄柵に叩きつける。タイチはマイクコードを用いてSANADA、ヒロムにチョーク攻撃。
鈴木はBUSHIをエプロンに固定し、後頭部にエルボー。続いて金丸がドロップキックを顔面にお見舞い。そしてTAKAが両足で踏みつける。
TAKAはBUSHIにサミング。そして鈴木がアキレス腱固め、さらにデスペラードと金丸がBUSHIを踏みつける。鈴木軍はBUSHIを徹底的に蹂躙する。
BUSHIは必死に鈴木にエルボー。そしてティヘラで飛びつくが、鈴木はアンクルホールド。するとBUSHIは延髄斬りを決め、鷹木にようやく交代。
鷹木は鈴木に串刺しラリアットからエルボーを連発。さらにパンチをお見舞い。そして襲いかかってきたデスペラードと金丸を一掃し、タイチにもエルボー。
ここから鷹木は鈴木と激しいエルボー合戦。そして追走式の攻撃を互いに交換すると、鈴木がスリーパーで捕獲。そこからゴッチ式パイルドライバーを狙うも、鷹木はショルダースルー。
続く鷹木のスライディングラリアットは鈴木が回避。そしてフロントネックロックを決めるが、鷹木は力任せにブレーンバスターで切り返す。
次はタイチとSANADAのマッチアップ。タイチはローキック、SANADAはエルボーで激しい応酬。続いてチョップの打ち合いとなり、食らうたびに互いに大胸筋をピクつかせる。
SANADAはドロップキックからパラダイスロックを狙うが、タイチは回避。そして技の読み合いから、タイチがリストをつかんでスピンキックをヒット。
続いてタイチは人間魚雷ラリアットを食らわせ、バックドロップを狙うも、SANADAは回避。だが、タイチはソバットを炸裂。SANADAもローリングエルボーで応戦。
スイッチしたヒロムはタイチに串刺しラリアット。そしてショットガンドロップキックを決め、ブレーンバスターの体勢に。これをタイチは切り抜け、喉輪で自軍コーナーに押し込む。
スイッチしたTAKAはヒロムにサミング。そして鈴木軍はヒロムにトレイン攻撃。続いてデスペラードがスパインバスタ-、TAKAと金丸がサンドイッチ式キック。
カバーをヒロムが返すと、TAKAはジャスト・フェイスロックで捕獲。しかし、内藤がキックでカットに入る。すかさずデスペラードが内藤を場外に連れ出す。
TAKAはみちのくドライバーIIを狙うが、ヒロムは回避。ならばとTAKAはサミングを繰り出すも、ヒロムはその手をつかみ、TAKAの目に自爆させる。続いてヒロムがDで捕獲すると、TAKAは無念のギブアップ。L・I・Jが勝利を飾った。
試合後、場外でタイチとSANADAが至近距離で視殺戦を繰り広げ、互いに肉体をチェック。鈴木は場外でイスを持って、リング上の鷹木をにらみつける。
そしてL・I・Jは勝ち名乗りを上げると、ヒロムが拳を突き上げ、順に拳を合わせた。