NEW DIMENSION

日時: 2008年3月30日(日) 18:00開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 2020

第3試合 30分1本勝負

石井智宏
稔

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

後藤と石井のマッチアップで試合開始のゴング。後藤への声援が場内を包み込む中、両者はロックアップから分かれると、石井が顔面への張り手。ショルダータックルを浴びせ合った後、エルボー合戦から、後藤がショルダータックル、ラリアットで石井を場外に落とす。
稔対本間となり、本間がリングインするやホール内からは大ブーイングが起こる。稔はロープ付近での離れ間際に本間のケツを軽く叩く。そして、ロープワークからドロップキック。だが、本間も稔の「かかってこい、この短足野郎！」という罵声に奮起し、追撃のバックエルボー。そのまま場外へと雪崩れ込み、石井はイス、傘、木槌を使って後藤を襲撃する。
リング上では本間が稔をいたぶり続け、「帰れ」コールが鳴り止まない。ここで稔は本間の蹴り脚を掴んでマーティー浅見レフェリーのいる方に流し、その場飛びのドロップキック。
タッチを受けた後藤はコーナーに控える石井を蹴散らすと、本間に串刺しラリアット、ダイビングエルボードロップ。そして、石井もろとも両腕のラリアットで蹴散らす。
ここで石井が脚を出してロープへと走る後藤をストップさせると、本間がバックドロップ。
石井対後藤となり、石井は後藤にラリアット。耐える後藤にもう１発叩き込むと相打ちとなり、2度目のラリアットは相打ちで両者は崩れ落ちる。
タッチを受けた稔は、石井に低空ドロップキックから蹴り脚を取らせての飛びつき裏膝十字固め。これは本間がカットすると、稔はその本間に意表を突いた目潰し。そして、石井にローキックを見舞いロープへと走るが、本間がリング下から稔の脚を引っ張って転倒させ、再び場外戦へ。石井はゴングを持ち出して後藤を攻撃し、本間も稔を鉄柱攻撃で痛めつけ、G・B・Hがリング上を占拠する。
何とかリングインした稔に石井がラリアット。フォールはカウント2.9。そして、稔は石井のブレーンバスターを首固めで切り返すが、続く後藤のラリアットが誤爆してしまう。
そして、完全に孤立した稔を石井が垂直落下式ブレーンバスターからカバー。大ブーイングの中、石井が勝ち名乗りを上げた。

勢いに乗る石井は「後藤、俺と１対１で勝負して見ろ。オイ、怖いかコラ!」とマイクで挑発。後藤がマイクで「オイG・B・H、お前らホントに1対１か？サシならいつでも勝負してやるぞ」とやり返すと、石井と本間は2人がかりで後藤に襲い掛かる。
そして、石井は後藤に馬乗りになって、「正々堂々と1対１でやってやるよ。バカファンどもブーイングが足んねぇんだよ」とマイクアピール。
怒りの収まらない後藤は、引き上げていく石井へ「石井、このままじゃ絶対終わらせねぇぞ！」と叫び、リングを後にした。

COMMENT

石井「挑発にまんまと乗るところがアイツ（後藤）のバカさ加減だな。アイツの全てが気に食わないんだよ！いつでもいいから（シングルを）組めよ。組まなかったら、実力行使だ。分かってんな」
本間「勝ち負けは見えてんだ。G・B・Hが最強だよ」

稔「（石井＆本間は）G・B・Hの最強じゃないですか。まぁ、俺はダメージが深すぎるんでね、明日から2週間欠場しますよ。で、（4月12日から始まるシリーズの）開幕戦に帰ってくる。誤爆するし、もう熱くなりすぎですよ、アイツ（後藤）は。あの頃（Jr.タッグ王者時代）と変わったことは、ちょっとふけ顔になったくらいです」
後藤「クソッ！見とけよ、ブッ潰してやるから。石井、G・B・H！アイツら、ふざけんな！なにがサシだ、この野郎。サシでやる勇気があるなら、1対1の真剣勝負だよ。かかって来いよ。ブッ潰してやるから」