Circuit2008 NEW JAPAN CUP 〜Who is the highest〜

日時: 2008年3月21日(金) 18:30開場　19:00開始
会場: 千葉・千葉ポートアリーナ
観衆: 2500

第7試合 30分1本勝負
NEW JAPAN CUP 2回戦

境界線

※棚橋が準決勝進出

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

ベスト4最後のイスを懸けて、先シリーズより本格始動した“セクシーコンビ”の棚橋と田口がリング上で対峙。静かな立ち上がりから、田口がドロップキックで棚橋を場外に落とし、トペフェイントからの腰振り。すると、棚橋も田口のプランチャを回避し、リング上を占拠。そして、お株を奪う腰振りから低空ドロップキックをヒットさせ、田口の脚を集中砲火。
苦しい時間が続いた田口は延髄斬り、ドロップキック、スワンダイブ式ミサイルキック、三角飛びのプランチャと飛び道具で逆襲。そして、連続ブレーンバスターから雪崩式ブレーンバスターへと繋ぎ、棚橋をフォール。カウント2で返されると、ジャーマンスープレックスホールド。
これも棚橋がカウント2で返すと、今度はどどんを狙うが、脱出した棚橋がフライングフォーアームで反撃。ドラゴンスクリュー、セカンドロープからのサマーソルトドロップ、さらにスリングブレイド。フラフラの田口にもう1発スリングブレイドを叩き込んでフォールするも、田口は3カウントを許さない。
ここで棚橋はドラゴンスープレックスを狙うが、田口は回転エビ固めで切り返し、低空ドロップキックからのラ・マヒストラル。
だが、棚橋はカウント2で返し、ドラゴンスリーパーへ。しかし、田口はスルリと体勢を入れ換えてリバースDDT。そして、目の前にあったトップロープへと突き刺す前落としから旋回し、前落としでリングに叩きつける。今度こそどどんを炸裂させてフォールするも、棚橋はカウント２で切り抜ける。すると、田口はコーナー最上段へと上り、秘技“円盤中毒”へ。
しかし、棚橋は間一髪のところでこれを回避し、コーナー上から出してきた田口の蹴り脚をキャッチし、雪崩式ドラゴンスクリュー。そして、テキサスクローバーホールドで絞り上げるも、田口は何とか目の前のロープを掴む。
田口はエルボー連打で反撃を試みるも、棚橋はそのまま捕獲して垂直落下式のキャプチュード。そして、フィニッシュはハイフライフロー。
棚橋が準決勝最後のイスを力づくで奪い取り、3月23日尼崎大会で真壁と対戦する事となった。

COMMENT

棚橋「（両手を広げて天を見上げた後で）今だかつて、応援の中に“かっこよ過ぎる”なんて言葉があっただろうか。（しばし余韻に浸った後で天に片手を上げて）今日、再確認したけど、世界は俺を中心に回っている。時代が棚橋弘至を求めている。いくらでも供給してやるよ。棚橋弘至は無限だから」

田口「いやぁ……強い、上手い、速い。差はありましたね。ガッチリ獲られましたね。お互いに1つ前の試合を踏まえてね、オーソドックスなスタイルで勝負できてプロレスラーはナンボだと。そういう気持ちもありますから。正々堂々と基本的なスタイルで。ちょっと変化球が足りなかったかもしれないですけど、ベーシックな展開でこれだけ差を見せつけられると、棚橋弘至に付いて盗まないといけない。下に付くわけじゃないですけど、傍に付いて盗むところがたくさんあるなと思いました。（『試合で足りなかった部分は？』）遊びの部分がですかね。（向こうに）遊ばれたんじゃないですかね。盗むべきものがたくさんあるなと。棚橋弘至から盗んでいきたいですね、遊び方を。いやぁ、完敗です」