セミ(第6試合)では、「AEWオールアトランティックチャンピオンシップ初代王座決定4WAYマッチ進出トーナメント」の1回戦として石井智宏と金丸義信が対決。前哨戦では金丸が石井の左膝をラフファイトも織り交ぜながら集中攻撃。石井がその落とし前をつけるか? それとも金丸がヘビー級攻略を成し遂げるか?
石井がリングインすると、金丸はフロントキックで奇襲攻撃。そしてジャックナイフ式エビ固めを仕掛けるも、石井はカウント2でキックアウト。
金丸はしつこくジャックナイフ式エビ固め。だが、石井はこれも返す。金丸はもう一度ジャックナイフ式エビ固めの体勢に入るも、石井はパワーボムの体勢で持ち上げる。
金丸は脱出してサミングから、またもジャックナイフ式エビ固め。石井はカウント3寸前でキックアウト。
すると金丸は石井を場外に追いやり、鉄柵に叩きつける。そして膝にストンピングを連発してから、鉄柱に叩きつける。さらに金丸は石井の左膝を持ち上げ、力任せに場外マットに打ちつけてからリングに戻る。
だが、カウント15まで進むと、金丸はリングを下り、セコンドのヤングライオンを石井に激突させ、すばやくリングに生還。石井はカウント18でなんとかリングに戻る。
すかさず金丸は横入り式エビ固め。石井が返すと、金丸はブリティッシュフォール。そしてディープインパクトを繰り出すも、石井は受け止めて背後に放り投げる。
石井はここでTシャツを脱ぎ、金丸を引きずり起こして逆水平チョップを連発。金丸が腰から崩れると、石井は串刺し攻撃を狙う。
だが、金丸は切り抜けてフロントキック。しかし、石井は仁王立ち。そして金丸のサミングを切り抜けてバックドロップの体勢に。
金丸は回避するも、石井は意地のバックドロップを決める。石井は金丸の顔面を踏みつけて挑発。
そして石井はブレーンバスターを狙うが、金丸は足を踏みつけて回避。そして逆にブレーンバスターを決める。
だが、石井はすぐに立ち上がってショルダータックルで場外に追いやる。すると石井は金丸をすばやくリングに戻し、頭部を蹴りつけて挑発。
金丸もエルボーで反撃するが、石井は仁王立ち。ならばと金丸は足を踏みつけるが、石井は微動だにせず、エルボー一発でねじ伏せる。
金丸も必死にエルボーを返すが、石井は重い逆水平チョップ。そして串刺し攻撃を狙うも、金丸はカウンターの膝への低空ドロップキック。
さらに追撃の膝への低空ドロップキックから、4の字固めを狙う。石井は切り抜けてジャーマンの体勢に入るが、金丸は膝を蹴りつけて脱出
。ここからバックの取り合いとなり、金丸は石井をロープに飛ばし、膝に低空ドロップキックをヒット。
ここで金丸は4の字固めを決める。だが、石井は回転しながらロープへ。続いて金丸はニークラッシャー。
しかし、石井はこらえる。すると金丸は蹴りつけてからフロントキック。その蹴り足を肩で受け止めた石井はレッグブリーカー。
そして石井は変形のニークラッシャーを炸裂。膝のダメージで両者共にのたうち回る。
先に立ち上がった石井はラリアットを狙う。金丸はフロントキックで食い止め、逆にショートレンジラリアット。さらにロープに飛んでラリアットを決め、石井をなぎ倒す。
ここで金丸はボディスラムで叩きつけ、ムーンサルトプレスを炸裂。だが、石井はカウント2でキックアウト。
すると金丸は4の字固めを決めるが、石井は必死にロープエスケープ。ならばと金丸は石井の足を蹴り付け、ニークラッシャーをお見舞い。
さらに金丸は顔面を蹴りつけてロープへ。しかし、石井は打撃の交換から、豪快なショルダータックルで吹っ飛ばす。
続いて石井は串刺しラリアットを叩き込み、金丸をコーナー最上段に設置。そして雪崩式ブレーンバスターで持ち上げ、滞空時間を取ってから叩きつける。金丸は悲鳴を上げるが、カバーはカウント2で必死にキックアウト。
石井は金丸を引きずり起こしてパワーボムで捕らえる。金丸は脱出して膝を蹴りつける。だが、石井はビクともせず、ロープへ。すると金丸はレフェリーを突き飛ばして動きを止め、膝に低空ドロップキック。そしてDDTで突き刺す。
ここで金丸はウィスキーを口に含み、石井めがけて噴射。だが、石井はかわして腹部にヘッドバット。そして延髄斬りを決め、ラリアットへ。金丸はかわし、ここから技の読み合いに。
金丸は延髄斬りを決めるが、石井は強烈なラリアット。だが、カバーは金丸がカウント2でキックアウト。
すると石井は気合いを入れ、垂直落下式ブレーンバスターを狙う。だが、金丸は回避し、レフェリーを石井に押し飛ばす。
これを石井は受け止め、逆に金丸に押し戻す。だが、金丸は再びレフェリーを押し飛ばし、逆さ押さえ込みの体勢から後ろ足で石井に急所蹴り。そしてサムソンクラッチを決めるが、石井はカウント2でなんとかキックアウト。
ならばと金丸はディープインパクトを決めてカバーするが、石井も必死にカウント2ではね返す。
すると金丸はタッチアウトを狙うも、石井は回避。金丸はフロントキックを食らわすが、石井はヘッドバット。ここで両者ダウン状態に。
石井はスライディングラリアットを決めてカバーするも、金丸はカウント2ではね返す。ここで石井は雄叫びを上げ、垂直落下式ブレーンバスターの体勢に。だが、金丸は脱出して膝に低空ドロップキック。
そして金丸は膝を蹴りつけてからタッチアウトを狙うも、こらえた石井は今度こそ垂直落下式ブレーンバスターを炸裂。この一撃で3カウントを奪取、石井がすさまじい攻防を制して決勝進出を決めた。