LOS INGOBERNABLES de JAPON vs 鈴木軍の6人タッグマッチ。6.12大阪城ホールでは、現KOPW 2022保持者の鷹木と前保持者のタイチがリターンマッチで激突する。
タイチがゴングを待たずに鷹木を襲撃し、そのまま場外乱闘で試合がスタート。一方、リング内ではBUSHIとDOUKIの対決となり、BUSHIがトップロープを支点にしたバク転キック、ミサイルキックを食らわせる。
続いて内藤がDOUKIを踏み台にしてエプロンへ飛び出し、トップロープ越えの串刺し低空ドロップキックをお見舞い。そして、BUSHIとの連携を狙うが、控えのタイチが背後から妨害し、DOUKIがトペスイシーダで形勢逆転する。
そのまま内藤は手術したばかりの目を鈴木軍に攻められ、防戦一方となってしまう。だが、ロープを利用したスイングDDTでDOUKIを突き刺し、ようやく赤コーナーへ戻った。
鷹木対タイチとなり、鷹木の串刺しショートレンジラリアットに対し、タイチがカウンターフロントハイキックで報復。その後、鷹木が逆水平チョップ、タイチがローキックを交互に打ち合う。
そこから鷹木がダブルチョップを食らわせ、ショルダータックルで吹き飛ばす。だが、タイチがスライディングラリアットをかわし、バックスピンキックで巻き返す。
さらにタイチは、串刺しアックスボンバーから鷹木の背中をローキックで蹴る。それでも鷹木はバックドロップを回避するが、タイチがニュートラルコーナーでジャンピングハイキックを食らわせた。
鷹木対TAKAとなり、TAKAがDOUKIとの同時攻撃からサミングをお見舞い。しかし鷹木は、バックエルボー→顔面パンチ→ショートレンジラリアットの連続攻撃で挽回。
続いてBUSHIが串刺しバックエルボーでTAKAに追い討ちし、鷹木が串刺しラリアット、BUSHIが延髄斬り、鷹木がパンピングボンバーで追撃。そして、BUSHIがトップロープ越えのヘッドシザースホイップでDOUKIを分断する。
ここで鷹木はパンピンボンバーを狙うが、タイチがTAKAをどけて割り込み、アックスボンバーで相打ちへ持ち込む。
そこから両者が四つで組み合い、タイチが下手投げを仕掛ける。だが、鷹木が踏ん張って耐え、タイチの右腕を固定したままショートレンジラリアットをお見舞い。
その直後、TAKAがサミングから丸め込むが、鷹木がキックアウト。それでもTAKAはサミングにいくが、鷹木が切り返して自分の目を突かせる。そして、すぐさまグラウンドコブラツイストで押さえ込み、3カウントを奪取した。
BEST OF THE SUPER Jr.29
- 日時
- 2022年6月3日(金) 16:30開場 18:00開始
- 会場
- 東京・日本武道館
- 放送
- 観衆
- 3,520人
MATCH REPORT
COMMENT
BUSHI「『BEST OF THE SUPER Jr.』リーグ戦を終えて、今日優勝決定戦。この決勝のリングを眺めてるだけじゃダメだよな。それは分かってるよ、俺だって。このままじゃ終われねえよ」
鷹木「キタキタキタ! なあ、最後、TAKAからしっかり3つ奪って、その後が大事だよ、その後! 見たよな? タイチからもしっかり5カウントを獲ったぞ。言ってみたら、5.1PayPayドームの借りをキッチリ返したからな。次は大阪城ホールだよ」
タイチ「(突然、コメントスペースに現われて)お前、コラ! 何、寝ぼけたこと言ってんだ、コラ!」
鷹木「何言ってんだ!」
タイチ「どこが借り返したんだ、お前!」
鷹木「5カウント獲ったろ、5カウント!」
タイチ「バカ野郎、どこがだよ」
鷹木「寝ぼけてねえよ!」
タイチ「今日の試合は誰が勝って、誰が負けたんだよ? 俺か? 公式(記録)に残ってねえじゃねえか。お前、バカじゃねえの」
鷹木「バカ野郎! 試合後に押さえられてんだろう、5カウント!」
タイチ「付き合ってやったんだよ」
鷹木「はあ?」
タイチ「付き合ってやっただけだよ」
鷹木「じゃあ、手抜いたのか?」
タイチ「そうだよ。盛り上げるための演出、演出」
鷹木「ふざけんな、この野郎!」
タイチ「嬉しかっただろ?」
鷹木「はあ? 嬉しかったじゃねえよ、お前。12日までルール考えてんのか?」
タイチ「おめえだよ!」
鷹木「お前だよ!」
タイチ「俺は視聴者参加型だ。これからYouTubeチャンネルでやる」
鷹木「(なんとなく呆れた表情で)出た出た出た出た。俺はお前と違って忙しかったからよ。ドラディションにGLEATにジャン鶴に忙しかったからよ」
タイチ「ジャン鶴って言うなよ! 友達か、この野郎!」
鷹木「そこツッコむなよ、お前! ジャン鶴つったら、お前、ファンの中ではジャン鶴だろう」
タイチ「ウケてくれんのか? 俺のボケでウケてくれんのか?」
鷹木「待て! 今はジャン鶴についてだろう!」
タイチ「ジャン鶴ってなんだよ?」
鷹木「バカにしてんのか、お前?」
タイチ「おめえだろ!」
鷹木「お前だよ! 山梨出身だぞ? 大先輩だぞ?」
タイチ「関係ねえよ、ジャン鶴は! 何の話してんだ、お前?」
鷹木「ジャンボ鶴田さんはいいよ。お前も出てたじゃねえか、追善興行」
タイチ「オウ、ジャン鶴のな。まあ、会ったことねえけど」
鷹木「俺も会ったことねえよ。お前、墓参りしてたじゃねえか。見たぞ、お前のTwitter」
タイチ「おめえもしてたじゃねえか」
鷹木「俺もしてるよ」
タイチ「Twitter、見てんじゃねえよ、俺の」
鷹木「たまたま回ってきたんだよ!」
タイチ「じゃあ、YouTubeも見に来い。おめえも参加させてやる」
鷹木「お前のYouTubeなんか興味ねえよ。絶対見ねえからな」
タイチ「スパチャ投げてこい。参加させてやるよ」
鷹木「なんだスパチャって? 何語だよ、スパチャって!」
タイチ「分かった。参加させてやるよ。ないんだろ、どうせ? 外道クラッチにはグラウンド・コブラか? それがやりたいのか?」
鷹木「見ただろう、俺のグラウンド・コブラ? 藤波辰っつあんの直伝だぞ!」
タイチ「なんだ、藤波辰っつあんって? 友達か、お前!」
鷹木「藤波辰爾さんだよ」
タイチ「だろ? この後、辰っつあんに言うからな」
鷹木「オイオイ! お前の辰っつあんは違う辰っつあんだろ。藤波じゃねえだろう」
タイチ「何言ってんだよ」
鷹木「オーイ、そんなことはいいんだよ。どうすんだよ?」
タイチ「俺はこれから考えんだよ! 視聴者と一緒に考えていくんだよ」
鷹木「俺も方向性は決まってるから」
タイチ「よ~し、分かった。分かった。今日のが答えだな?」
鷹木「肉体的だけじゃねえ。俺は精神的にトコトン追い込むルール、方向性は決まってっからな」
タイチ「そっちか。いいぞ。じゃあ、お前のこともトコトンやってやる。キッチリやってやる。とことんやったるぞ、お前! やったるぞ、お前!」
鷹木「オウ! 広島に続いて大阪も負けたら、何も言わせねえからな。黙っとけよ?」
タイチ「いいよ、黙ってやるよ。その時は仕方ねえ。2日、3日、猶予をやるよ。考えとけ。分かったな?」
鷹木「俺のコメントブースに邪魔しに来て……」
タイチ「(聞かずに)分かったな? やるんだな、コラ!」
鷹木「やるよ」
タイチ「考えろよ。もう時間ねえんだぞ」
鷹木「俺はしっかり考えるから」
タイチ「なんも考えなかったら、ノールール、ノーリング、ノーレフェリーだぞ。分かったか?」
鷹木「それは俺が言ったんだよ。(ようやくタイチがコメントスペースから立ち去ると)今言ったように、俺は方向性は決まってっから。肉体的だけじゃねえ! KOPWらしく精神的にトコトン追い込むルールを提案したい」
内藤「右目の手術をし、そして5月1日、福岡PayPayドーム以来、1カ月ぶりにこのリングに帰ってきました。俺は右目を2回、右ヒザを2回、公表してないけどそれ以外に2回、計6回手術しているわけで、手術すれば回復はする。でも、残念ながら元通りに戻ることは絶対にあり得ない。じゃあ、どうするか? そこを考えて、そして変化させていくこともプロレスの楽しみ方かなって、俺は思うんでね。だからこそ俺はこのタイミングで、このリングに帰ってきました」
内藤「俺の帰りを待ってくださっていた皆様、大変長らくお待たせしました。もうなんの心配もないんでね。俺のプロレスを存分に楽しんでください。じゃあ、次は6月12日、大阪城ホール大会でお会いしましょう。アディオス!」
DOUKI「痛えな……。『SUPER Jr.』、俺は終わったけど、今日決勝があるな? やっぱり『SUPER Jr.』に出場してた身としては、今日、俺の(決勝戦での)試合がないことはやっぱり悔しい。しっかり見させてもらう」
タイチ「なんだよ、調子に乗んなよ、ハポン。なんだ最後のハポンファン。マスク外して大声で俺に野次飛ばしやがって。だからハポンファンなんだよ、お前ら。だから言われんだよ、『ハポンファンはって……』って。バカばっかりだな。調子に乗んな。ちょっと鷹木が勝ったぐらいでイキんな、ハポンファンよ。だからお前らバカなんだよ。何言うか忘れたよ。決まったな。あれで俺に勝ったつもりか? そうか、外道クラッチでやられた分はグラウンド・コブラで返したいか。前回、しんどい思いを味わったよな、お前。何が元気ハツラツだよ。ゼロじゃねえか。さて、次は何やるか? 何だっていいぞ。オイ、何やったっていいぞ。考えてこい。いいか、俺は俺のYouTubeチャンネルでルールを募集する。俺は視聴者参加型KOPWをこれからも目指す。いいか、今日、いや明日、ルールを決めるぞ、お前らと一緒に。鷹木、この2日、3日、猶予やるよ。考えてこい。トコトンやったるぞ! 追い込んだるぞ、お前!」
※TAKAはノーコメント