鈴木軍 vs HOUSE OF TORTUREのタッグマッチ。金丸とSHOは『BEST OF THE SUPER Jr. 29』にエントリーしており、5.29大田区総合体育館大会のAブロック公式戦で対決。大乱戦の中で金丸が完勝を収め、NEVER 6人タッグ王座への挑戦をブチあげた。
まずはザック&金丸が入場するが、背後からEVIL&SHOが急襲。そのまま乱闘で試合が始まり、SHOが踏みつけ攻撃と顔面攻撃で金丸を痛めつける。
そして、EVILが金丸を場外へ投げると、SHOがセコンドのディック東郷と一緒になって暴行をくわえる。
しかし金丸は、カウンタージャンピングキックでSHOを吹き飛ばし、脱出に成功。ようやく出番となったザックがEVILをコブラツイストで捕らえ、そのまま場外にいる東郷の指を極めて悲鳴をあげさせる。
さらにザックは、ネックツイストからEVILの頭部へ低空ドロップキックをお見舞い。そして、SHOの左腕にオーバーヘッドキックを浴びせ、脇固めで絞り上げる。
ところが、EVILがレフェリーの注意を引きつけ、東郷がスポイラーズチョーカーでザックの首を絞める。
これをEVILがカットして金丸を羽交い絞めにし、東郷がウイスキーを盗んで口に含む。ところが、金丸がEVILの急所を蹴って脱出し、直後に東郷の急所にもキックを食らわせる。
これで東郷がEVILの顔面にウイスキーを噴射してしまい、金丸がさらにSHOの急所を殴る。そして、間髪入れずにザックが腕ひしぎ逆十字固めを極めると、SHOが即座にギブアップした。
試合後、金丸は2本のNEVER 6人タッグベルトを持って絶叫し、H.O.Tを挑発。そして、東郷の顔面にウイスキーを噴射すると、そのままベルトを持ち去ってしまった…。
ザック「あいつら……」
金丸「(強奪した2本のNEVER6人タッグのベルトを片手に)オイオイオイオイ! この間も言ったけどよ、このベルトの価値、だいぶ下がってんだろ。あの雑魚集団よ。頭使ってよ、面白えことやってくれよ。なんの捻りもねえじゃねえかよ。まあいいよ、とにかく今すぐにでもやらせろよ。なあ、ザック?」
ザック「助け、いる?」
金丸「(英語で)イエス、プリーズ!」
ザック「(ここだけ日本語で)モチロン! (ここからは英語で)やってやろうぜ。あいつらちょっとベルトを長く巻き過ぎじゃねーか? EVIL、久しぶりだな。所属ユニットが変わっても、バカは変わらずだな。HOUSE OF DICKHEADSってユニットだっけ?」
金丸「オイ、いつでもいいぞ!? 今すぐやらせろ(と言って、一人で先に引き上げる)」
ザック「この男(金丸)は天才だぞ。タダイマ。俺はどこへも行かない。心配するな。今も日本に住んでる。チョークをかけられたせいで視界がぼやけた……。ジョージ・マイケルは見えないが。でも、頭の中で“ファイナル・カウントダウン…”って聴こえてきた(と、ヨーロッパの『ファイナル・カウントダウン』を歌い始める)。久しぶりにこの曲を聴いたな。どっかのバカ(ブライアン・ダニエルソン)が昔インディー時代に入場曲として使ってたよな。歌詞はこんな感じだ…… “WE’RE HEADING TO VENUS…”。ビーナス(金星)は遥か遠いけど、シカゴは…(ここだけ日本語で)モットチカイ、ネ?」
EVIL「(東郷と一緒に、それぞれ股間を押さえながらコメントスペースに現われて)ベルトはどこだ、この野郎! オイ、こそ泥みてえな真似しやがってよ。てめえがやりてえんだったらよ、タイトルマッチをやってやるよ。その代わりよ、てめえに待ってる未来は地獄の未来だ!」
東郷「覚えとけ、この野郎!」
SHO「(股間を押さえながら姿を現し)オイ、やりやがったな、あの野郎! オイ、いいぞ、くれてやるよ。勝ち点もくれてやる。決勝への機会もくれてやるよ。決勝なんか行かなくていい。その代わりよ、てめえからよ、獲れるもん獲ってやるよ。なんだ、挑戦権もくれてやろうか? ベルト挑戦してえのか? オイ、くれてやるよ。その代わり覚えとけよ、お前。オイ、やりやがったな、このチンピラが! 分かってんだよ、全部てめえの仕業だってことはな。バレバレだよ! 覚えとけよ、このクソッタレ!」