ダニエルズ＆ゼインとファンタズモ＆ベイが対決するジュニアのタッグマッチ。
　
　ゼインとベイのマッチアップで試合が始まり、ゼインがヘッドシザースホイップを側転で切り返す。そして、ドロップダウンのフェイントを読んでベイの背中にダブルニードロップを落とすと、シューティングスタープレス式ローリングセントーンを食らわせた。
　ダニエルズ対ベイとなり、ダニエルズがレッグラリアットで先制。さらに、ファンタズモをヘッドロックで捕らえたままベイにヘッドシザースホイップを仕掛け、2人まとめて投げ飛ばす。
　ここからファンタズモの動きが止まり、ゼイン＆ダニエルズがネックブリーカー＆バックドロップの合体攻撃、合体ブレーンバスターをお見舞い。
　続いてダニエルズはファンタズモの顔面にパンチを連打していくが、ベイが場外から足を引っ張る。すかさずファンタズモが低空ドロップキックで頭部を撃ち抜き、場外ではベイがジャンピングエルボーを浴びせる。
　ここからBULLET CLUBがダニエルズを捕まえ、ファンタズモが急所を踏みつける。そして、ベイと共にド派手なアクションからひっかき攻撃を連発していく。
　さらに、ベイがダニエルズを踏み台にしてジャンプし、そのまま背中へセントーンを投下。そして、直後にファンタズモがラ・ブファドーラで押し潰す。
　なおも苦しい時間の続いたダニエルズだったが、変型大外刈りでベイに逆襲し、辛うじて脱出に成功。ようやくタッチを受けたゼインが、ローリングラリアットでファンタズモを吹き飛ばす。
　さらにゼインは、ローリングギロチンドロップをファンタズモの後頭部へ見舞い、ベイを踏み台にした飛びつき雪崩式フランケンシュタイナーで投げ捨てる。
　その直後、ダニエルズがロープ際のラリアットでベイを場外へ落とすと、ファンタズモがゼインをスクールボーイで丸め込む。だが、ゼインが肩を上げ、ポップアップ式ジャンピングニーアタック、串刺しジャンピングラリアットで巻き返す。
　ここでゼインはニュートラルコーナーへのぼるが、ベイが脚を引っ張って妨害。するとファンタズモがカウンターのサドンデスを狙って身構えるが、ゼインが間一髪でかわす。
　しかし、即座にファンタズモが捕まえてCR IIを食らわせ、あらためてサドンデスを炸裂させてゼインを沈めた。
　
　
【試合後コメント】
　
ファンタズモ「クソッ！ 楽勝すぎたな！」
ベイ「楽勝だ」
ファンタズモ「日本のBULLET CLUBイチかわいいタッグチームだろうが、『STRONG』とインパクト・レスリングのBEY-F-Fだろうが関係ない！ BULLET CLUBはプロレス界に存在するどのユニットよりもジュニアヘビー級が充実している！」
ベイ「どのユニット、団体だろうが、出身がどこであろうが、レジェンドやルーキー、誰を倒そうが関係はない！」
ベイ「お前たちは俺たち相手に嫌でも負けることになるんだ！ 俺たちBULLET CLUBが勝利もベルトも功績もすべてを手にしてやる！」
ファンタズモ「次は何かわかるか!?」
ベイ「なんだ!?」
ファンタズモ「PRO WRESTLING TEESでの売上1位を目指す。1位の座を取り戻すんだ」
ベイ「いますぐに商品を買ってくれ。種類はたくさんあるぞ」
ファンタズモ「俺たちも新商品を作らないとダメだ！ クソッ！」
ベイ「（※カメラを指さし）ウェブサイトをチェックして、いまからするこのポーズを待ち受けにしろ。お前が携帯を開いたとき、このポーズが目に入ることになる」
ファンタズモ＆ベイ「TOO SWEET～～！（※と言ってウルフサインを合わせる）」
ベイ「パーティーに繰り出そう」
ファンタズモ「ロサンゼルスの良い店に行こうぜ」
ベイ「それがいいな」
　
　
ゼイン「（※アゴを押さえ）BULLET CLUBと毎日闘っているわけではないし、今日みたいにあと一歩足りない日だってある。今日は俺のせいで負けてしまったと思っている。それがいまの気持ちだ。いまの俺には…」
ダニエルズ「そんなことはない、アレックス（※とさえぎり、ゼインに向かって力強い口調で語りかける）その考えはいますぐにやめろ。俺もお前もリング上で全力を尽くした。だが、BULLET CLUBの結束力は固い。対する俺たちは今日が初めてのタッグだ。俺がお前とタッグを組んだ理由は、お前には実力があって、ポテンシャルを感じたからだ。たしかに今日はBULLET CLUBが勝ち名乗りを受けたかもしれない。しかし、それも経験だ。俺にとってもいい経験になった。キャリア29年でもまだまだ学ぶことはある。成長を止めるときはプロレスを辞めるときだ。だから俺たちは成長を止めることはないだろう。これだけは覚えておけ。いつだってどこだっていい。相手がBULLET CLUBだって誰だっていい。俺とタッグを組みたければ言ってくれ。俺はお前の肩を持つ。なぜなら今日でソースがどれだけホットなのかを体感したからな（※ゼインの腹を平手で軽く叩いて力強く手を握り、カメラ目線になる）“フォーリン・エンジェル”とアレックス・ゼインと闘いたいヤツは誰でもやってやる。名前を書いて列に並んで待っていろ（※と言って再びゼインの腹を叩く）」
ゼイン「俺たちを味わってみろ」
ダニエルズ「そのとおりだ」