NJPW連合軍のフィンレーとクリスチャンが対決するシングルマッチ。
　
　フィンレーはクラブ（こん棒）を持って登場し、試合開始直後のロックアップで押し込む。そこから両者が腕を取り合い、丸め込まれたフィンレーが場外で呼吸を整える。
　その後、フィンレーがヘッドロックで絞るが、クリスチャンが低空ドロップキックを浴びせて逆転に成功。そして、ロープワークでフェイントをかけると、エプロンからのジャンピングハイキック、スワンダイブミサイルキックへ繋ぐ。
　たまらずフィンレーが場外へ逃げると、クリスチャンはノータッチトペコンヒーロで追撃。そして、フィンレーをリング内へ押し込み、コーナー最上段からフライングボディアタックを食らわせる。
　しかし、フィンレーはエルボー1発でクリスチャンの動きを鈍らせ、ダイビングエルボースマッシュで吹き飛ばす。そして、串刺しタックルからストンピング連打を浴びせると、バックドロップからスリーパーホールドを極める。
　フィンレーの攻勢は続き、カウンターバックエルボー、エルボースマッシュ、カウンターエルボー。そして、バックドロップの体勢に入るが、クリスチャンが切り返して押し潰す。
　その直後、クリスチャンはカサドーラからジャンピングボディプレスを繰り出すが、フィンレーが両膝を立てて撃墜。そして、チンロック、コブラクラッチへ繋ぐ。

　苦しくなったクリスチャンは、追走式カウンターラリアットで逆転し、フロントネックチャンスリーで追い討ち。そして、今度こそカサドーラからジャンピングボディプレスを食らわせる。
　続いてクリスチャンはコーナーへのぼろうとするが、フィンレーがタックルで場外へ吹き飛ばす。そして、バックドロップの要領でエプロンへ叩きつけると、串刺しエルボースマッシュ、旋回式バックドロップで追撃。
　ここでフィンレーはクラブを手にするが、レフェリーに注意される。すると、クリスチャンがフィンレーをエプロンへ追いやり、ジャンピングハイキックを浴びせてトップロープへ引っかける。そして、スワンダイブ450°スプラッシュをお見舞い。
　次にクリスチャンは青コーナー最上段から450°スプラッシュにいくが、フィンレーが回避。それでもクリスチャンはフィンレーをコーナーへ激突させ、619で追い討ちをかける。
　続いてクリスチャンはスワンダイブ攻撃を狙うが、フィンレーがカウンターPrima Noctaで迎え撃ち、最後は変型ネックブリーカーで勝負を決めた。
　
　試合後、フィンレーは勝ち名乗りを受け、クリスチャンのほうを向いてクラブを振り回す。だが、何もせずに自ら握手を求め、クリスチャンが応じると軽く肩を叩く。そして、サムズアップを送ってリングをあとにした。
　
　
【試合後コメント】
　
フィンレー「（※クラブを手に持ち）ブレイク・クリスチャン、お前の未来は明るい。若いころのウィル・オスプレイを見ているようだった。あいつも将来的にはジュニアのベルトや、『BEST OF THE SUPER Jr.』の優勝をつかみ取ることだろう。だが、今日勝ったのはこの俺だ。俺も新日本に来て7年が経つ。もう少しで8年か!? そろそろ俺にもやらないといけないことがある。タッグ王座は何度か手にしてきたが、まだシングル王座は手にしたことがない。だから、それが俺のいまの目標だ。STRONG無差別級王座だろうが、NEVER無差別級王座だろうが、IWGP USヘビー級王座だろうが、IWGP世界ヘビー級王座だろうが関係ない。獲りに行くぞ。期待していてくれ」
　
　
※クリスチャンはノーコメント