Circuit2008 NEW JAPAN CUP 〜Who is the highest〜
- 日時
- 2008年3月9日(日) 17:30開場 18:00開始
- 会場
- 愛知・愛知県体育館
- 観衆
- 7500
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第8試合 30分1本勝負
NEW JAPAN CUP 1回戦※棚橋が2回戦進出レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
棚橋は、スライディングで素早く場外へエスケープすると、後藤の足を掴んで転倒させる。そして、鉄柱を利用した脚攻めで後藤を攻め立てる。
リングに戻ってからも棚橋は、ストンピングやエルボードロップ、レッグブリーカー、ボディプレスなどで後藤の脚を集中攻撃。そして、後藤をコーナーへ押し込むとボディへのナックルを連打する。
だが、後藤は体勢を入れ替え、逆に棚橋をコーナーに押し込むとエルボー連打、串刺しラリアットで応戦。さらに、ショートレンジ串刺しラリアットを連打で浴びせ、ダイビングエルボードロップ。
続 けて後藤は、ロープへ走った棚橋を背後から追いかけ、振り向きざまにラリアットをヒットさせようとする。しかし、棚橋は迫ってきた後藤を上手くかわしスリ ングブレイド。そして、エルボー合戦を経て、もう1発スリングブレイドを狙う。だが、後藤は首に絡んできた棚橋に組みつき、そのままバックドロップで切り 返す。そして、走った棚橋を背後から追いかけると、今度こそ振り向きざまにラリアットをヒットさせる。
さらに後藤は、棚橋をコーナーのターンバックル目掛けてフロントスープレックスで投げ飛ばす荒技。その後、ターンバックルで頭部を打った棚橋に対し、牛殺し、雪崩式ダイヤモンドカッター、変型フェースバスターと容赦のない頭部攻めを続ける。
後 藤は、変型チキンウイングフェースロックからスクールボーイで棚橋を丸め込むが、カウント2。すると、棚橋は隙を突いて後藤の急所を攻撃。だが、後藤はリ ズムを崩さず、ラリアットで棚橋をなぎ倒し、トップロープへ。それを追ってコーナー最上段に上がってきた棚橋を雪崩式回天で押さえ込む。
だが、棚 橋はカウント2でなんとかクリアし、すぐに立ち上がって後藤をうつ伏せにさせると、グラウンド式ドラゴンスクリュー。そして、テキサスクローバーホールド で一気に逆襲。なんとかロープエスケープに成功した後藤は、ドラゴンスクリューを阻止し、エルボーから棚橋をコーナーへ押し込むと、なんとレッドシューズ 海野レフェリーを棚橋目掛け突き飛ばす。倒れた海野レフェリーの背中を踏み台にして棚橋へニールキックをヒットさせると、ジャーマンスープレックスホール ドでフォールを迫る。
勝機と見た後藤は昇天を狙うが、棚橋はスリングブレイドで切り返し。そして、棚橋はフルネルソンからクラッチ変え、だるま式ジャーマンスープレックスホールド。だが、後藤はなんとカウント1で返す。
変 型キャプチュードからハイフライフローを後藤に炸裂させた棚橋。ところが、そのままカバーせず、素早く再びトップロープへ乗り、追い討ちのハイフライフ ロー。だが、後藤は両膝を立てて迎撃。そして、後藤は昇天を再び狙うが、ここで棚橋がスモールパッケージホールド。そのまま3カウントが入り、棚橋がトー ナメント2回戦進出を決めた。
納得のいかない表情を見せながら後藤が退場していく中、マイクを手にした棚橋は「まずは1回戦勝ちました。 『NEW JAPAN CUP』の先に何が待っていると思う? 必ずチャンピオンベルトをもう1度巻きます!」と宣言。そして、「待て、待て、待て! まだ帰るのが早いぞ!」と観客席に向かって言うと、「名古屋の皆さん、愛してま〜す!」と決めセリフで名古屋大会のメインイベントを締めくくった。
COMMENT
後藤「最後の最後まで、俺が勝っていたろ。丸め込みで3カウント獲っただけだろ。まぁ、負けは認めるよ。負けは認めるけど、あんなんで納得いくのか? 元チャンピオンでしょ。俺はまだまだやれるよ。何べんもやってやる。今日やってみて、別に格上じゃない」