Circuit2008 NEW JAPAN CUP 〜Who is the highest〜

日時: 2008年3月9日(日) 17:30開場　18:00開始
会場: 愛知・愛知県体育館
観衆: 7500

第5試合 30分1本勝負
NEW JAPAN CUP 1回戦

金本浩二
“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン

境界線

09分05秒　アンクルホールド

※金本が2回戦進出

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

金本と、永田の代打としてエントリーした新鋭のアンダーソンによる「NEW JAPAN CUP 2008」トーナメント1回戦。金本のセコンドには井上がついた。

アンダーソンは、スパインバスターで金本をマットに叩きつける。その後も、金本に勝るパワーを武器に、試合を優位に進めていく。
金本もカウンターのスピンキックからのローリングセントーンで反撃を試みるが、アンダーソンは回避する。
「パワーボム！」とアピールしたアンダーソンは、金本を持ち上げる。しかし、金本は回転エビ固めで脱出。その勢いでアンダーソンがコーナーへ転がっていくと、そのまま顔面ウォッシュを敢行。だが、アンダーソンは途中で立ち上がり、カウンターのゼロ戦キック。そして、ジャンピングパワーボム、ラリアットで金本をカバーする。
なんとかカウント2でキックアウトした金本は、一旦場外エスケープ。リングに戻るとアンダーソンへ向かっていく。しかし、アンダーソンはカウンターの高速パワースラムで金本の反撃を許さない。
アンダーソンはダイビングセントーンを落とすが、金本は回避に成功。金本は、ムーンサルトプレスを決めるが、アンダーソンはカウント1で軽々キックアウト。さらにアンダーソンはアンクルホールドから脱出し、高角度ジャーマンスープレックスホイップで金本をフォール。勝負ありと思われたが、金本は意地のキックアウト。
アンダーソンはお株を奪うアンクルホールドを金本に極める。だが、金本はここでアンクルホールドを極め返し、アンダーソンをギブアップさせて逆転勝利。トーナメント2回戦進出を決めた。

COMMENT

金本「（アンダーソンが）俺のフィニッシュのアンクル(ホールド)を狙ってきたのは凄く分かるけど、あの技はパワーで極まる技じゃないから。あれやったら俺の勝ちや。あと永田、(NEW JAPAN CUPに)出られんなって、その刺客に送り込んだと思うけど。G1(CLIMAX 2006公式戦での引き分け)の屈辱もあるやろ。永田、悔しかったら早く復帰しろ。待ってるから。今、棚橋も後藤とか中邑とか若い世代とやってるけど、俺とか中西、天山、まだ俺らの世代は死なない。永田、よーく見て、戻ってきたらまた勝負やろうぜ。それと、優勝したヤツは中邑に挑戦やったっけ？俺、全然そんな事関係無い。俺はこれに勝ち上がる事よりも、毎試合毎試合いい試合をする、これを心掛ける。試合会場まで足を運んでいるお客さんのために頑張る。優勝して中邑に挑戦したい、そんな事は考えていない。負けてもええから、そこに来たお客さんに最高の試合を見せる。それだけ。(『アンダーソンに追い込まれる場面もあったが？』)パワーがちゃいますからね。俺が蹴り込んでもあんまり効かないですから。冷や冷やしてるけど、体重が軽い分、危険な落ち方しても受身さえしっかりしてれば、頭を打ったって(大丈夫)。俺の頭は割れてもかまへんって、それぐらいやらへんと俺には勝てへんて。カール・アンダーソン、あのパワーでグラウンドでいじくってみたら、反応してきたんで凄くいい選手。あれはホントに鍛えたらようなるんちゃうかな。体もデカかったですよね。プロレスに対するハートがある。アイツ良かったよ。もう1回やろうと言ってたけど、アイツは負けて悔しいから。ちょっとの差で負けた、負け惜しみやから。まぁ、でもホントにちょっとした差で勝ちましたね。(頭を指しながら)ここで勝ちました」

アンダーソン「俺にチャンスを与えてくれた永田、そして新日本、ありがとう。約束するよ。マシンガンはこれから、まだまだ暴れてやる！」