セミファイナル(第6試合)はスペシャルシングルマッチとして、タイチが全日本プロレスのヨシタツと対峙。かつて全日本所属で、現在は新日本で活躍中のタイチ。そして新日本からWWEを経て、全日本に籍を置くヨシタツ。じつは同じ2002年デビューであり、一瞬新日本マットで交錯するも、その後はそれぞれの道を歩んできた両雄が、試合でどのような化学反応を巻き起こすのか。
タイチには専属ディーヴァのあべみほが帯同。タイチはリングに入ると、旧知の木原リングアナの首根っこをつかんで威嚇。タイチが胸をピクつかせると、ヨシタツも同じく胸筋を動かす。
開始のゴング、両者はゆっくりとリングを回る。そしてロックアップで組み合うも、タイチは脱力。そのままヨシタツはロープに押し込んでクリーンブレイク。同じ動きを繰り返してから、三度目はタイチも力強いロックアップ。
結局タイチは脱力しようとするも、ヨシタツはヘッドロックで捕獲。ここからショルダータックル合戦となり、ヨシタツが競り勝つ。しかし、タイチはすぐに立ち上がってフロントキックを食らわす。
続いてタイチはフライングメイヤーから背中にサッカーボールキック。するとヨシタツも同じ攻撃を二度にわたり繰り出す。
ヨシタツは自らあぐらを組み、タイチにサッカーボールキックを促す。するとタイチは強烈なサッカーボールキック。そして今度はタイチが座り込む。
ヨシタツも鋭いサッカーボールキックを蹴り込み、またもあぐらをかく。負けじとタイチはサッカーボールキックを連発。
さらにタイチはミドルキックを繰り出すが、ヨシタツは切り抜けてソバットをお見舞い。この一撃でタイチはアバラを押さえて悶絶する。
ヨシタツは膝蹴りでタイチを場外に追いやると、自分も場外に下りて打撃を浴びせていく。ヨシタツはタイチを鉄柵、さらに鉄柱に打ち付ける。
ヨシタツはタイチをエプロンに叩きつけ、リングに戻すとストンピングを連発。そしてアバラを両足で踏みつける拷問攻撃。
ヨシタツはタイチの胴をを両足で締めつける。タイチは足をロープにかけてエスケープ。優勢のヨシタツはタイチにネックブリーカー。さらにフライングメイヤーからサーフボードストレッチで捕獲。そこからヨシタツは河津落としを食らわす。
劣勢のタイチは蹴りを返すも、ヨシタツはソバットで動きを止める。そしてハンマースルーを仕掛けるが、タイチは踏みとどまって師匠・川田利明ばりのスピンキックをお見舞い。
さらにタイチはヨシタツの顔面にステップキック。そしてソバットからバズソーキック。だが、ヨシタツはかわしてジャーマンの体勢。これをこらえたタイチはオーバーヘッドキックを食らわす。
ここから両者はフロントキックの応酬に。互いに顔面を蹴りつけていく。ヨシタツは蹴り足を受け止めるとローキック。今度はローキック合戦に突入。
続いてそれぞれ胸板にミドルキックを蹴り込んでいく。すると、アバラを痛めたタイチはひざまずいてしまう。ヨシタツは挑発するようにステップキック。
怒ったタイチはアックスボンバーへ。だが、ヨシタツは切り抜けるとバックドロップの体勢に。こらえたタイチは左の上手投げを決め、意地のアックスボンバーを炸裂。
タイチはパンタロンを脱ぐと、天翔十字鳳を発射。しかし、ヨシタツは切り抜けてキチンシンクからブルーサンダーを炸裂。これはタイチがカウント2でキックアウト。
するとヨシタツはスリーパーで捕らえ、そこから飛びついて胴絞めスリーパーへ。タイチはなんとか足をロープにかけてエスケープ。
ならばとヨシタツは足踏みから、コードブレイカー・フロム・ジェリコへ。だが、タイチはこらえ、フロントキックをお見舞い。そしてヨシタツの攻撃をかわし、高角度のバックドロップを炸裂。しかし、カバーはヨシタツがカウント2でキックアウト。
するとタイチは横綱式カチ上げエルボーを狙うが、ヨシタツは切り抜けてハイキック。そして突進してきたタイチにカウンターのコードブレイカー・フロム・ジェリコ。しかし、カバーはカウント2。
ここでヨシタツはコーナー最上段からダイブ。だが、タイチはかわし、着地したヨシタツの顔面にジャンピングキック。そして天翔十字鳳を食らわせると、最後はブラックメフィストで3カウントを奪取。タイチが痛みに耐えて、逆転勝ちを収めた。