セミファイナル(第7試合)のBブロック公式戦は、マスター・ワトとTJPの対決。IWGPジュニアタッグ王者ワトは今回の『BOSJ』でシングルプレイヤーとしても飛躍すべく、期する思いがあるはず。対するTJPは昨年9月にUNITED EMPIREに加入した、ジュニア屈指のオールラウンダー。『BOSJ』には11年ぶりの出場となる。
TJPにはセコンドとしてフランシスコ・アキラが帯同。ワトはIWGPジュニアタッグのベルトを腰に入場。
TJPはワトがリングインすると同時にドロップキック。ワトが場外に落ちると、TJPは鮮やかなプランチャ。
そしてTJPはワトをリングに戻して早くもマンバスプラッシュを繰り出すが、ワトはかわしてTJPを場外に排除すると、ノータッチ式トペ・コンヒーロを炸裂。
ワトはエルボーからTJPをリングに戻し、スワンダイブで飛びかかる。だが、TJPはドロップキックで撃墜。そしてTJPはサイドバックブリーカーからワトをコーナーに追い詰めて顔面を踏みつける。
だが、ワトもすばやいロープワークからティヘラを決めて反撃。さらに打撃のコンビネーション。ローリングソバットを決め、膝蹴りをお見舞い。
続いてワトがコーナーに上るが、TJPはキックで動きを止める。さらに顔面ウォッシュ。TJPはボディスラムを決めてセントーン・アトミコ。だが、カバーはワトがカウント2でキックアウト。
するとTJPは羽根折り固めを決める。続くロープを巡る攻防では、TJPがトリッキーな動きでワトの足を捕獲し、リバースインディアンデスロック。そして鎌固めを決める。さらに両腕も攻め立てる。TJPは流れるような動きで、ワトの足と腕を捕らえて複合のブリーカー。
続いて打撃の応酬から、TJPはヘッドスクリューホイップ。そのままワトの首をねじり上げる。
劣勢のワトだったが、カウンターのゼロ戦キックをヒット。さらにバックエルボー、フロントキック、さらにドロップキックとたたみかけて雄叫びを上げる。
続いてスワンダイブのエルボーをヒットしてカバーするが、TJPはカウント2でキックアウト。ならばとワトはジャーマンを狙うも、TJPは前方回転エビ固めで切り返す。
ワトが返すと、TJPはデトネーション・キックを狙う。だが、ワトは回避してジャーマンを決める。TJPはカウント2でキックアウト。
するとワトはTTDを狙うも、TJPは切り抜けてローリングソバット。するとワトもソバット。だが、TJPはバックドロップを炸裂。
ワトは突進するが、TJPは切り抜けてトルネードDDT。そしてファイナルカットを決めてカバーするが、ワトはカウント2でキックアウト。
ならばとTJPはダイブするが、ワトは回避。そしてスキをついてレシエントメンテを決めるも、TJPはカウント2ではね返す。
ここを勝機と見たワトはコーナー最上段に上るも、TJPが阻止。そしてTJPは雪崩式ブレーンバスターの体勢に。だが、ワトは前方に落とし、気合いを入れてからRPPへ。しかし、TJPはかわすと、すばやい動きでマンバスプラッシュをワトの背中に炸裂。そこからピノイストレッチを決めると、ワトは逃げることができずタップアウト。TJPが1勝目をゲットした。
試合後、TJPはなかなか技を解除せず、セコンドのヤングライオンが制止に入る。ファンタズモはワトにまたがり、ベルト奪取をアピール。そしてアキラと共に勝利の喜びをわかちあった。