メインイベント(第8試合)はAブロック公式戦として、IWGPジュニアヘビー級王者・石森太二とYOHが激突。5.1福岡でエル・デスペラードを撃破し、IWGPジュニアヘビー3度目の戴冠を果たした石森は、王者として優勝を狙うことに。同じ5.1福岡で高橋ヒロムに敗北したYOHにとっては、今回の『BOSJ』は復活を懸けた舞台となる。共に念願の『BOSJ』初制覇に向けて好スタートを切りたいところだ。
石森はIWGPジュニアヘビーのベルトを腰に入場。
開始のゴングが打ち鳴らされ、まずはリストの取り合いに。石森は巧みな動きで腕を取り、ここからロープワークの攻防へ。YOHはカニバサミから低空ドロップキックをお見舞い。さらにYOHはストンピングを連発。
そしてYOHはバックを取るも、石森はそのまま前進してYOHをうまく場外に転落させる。石森はYOHの左肩を鉄柱に叩きつけ、さらに打ち付けていく。
ここで石森は木槌を手にするが、レフェリーが制止に入る。すると石森は木槌を手放し、レフェリーの注意を引きつけているスキに、イスでYOHの肩を殴りつける。YOHは肩を押さえて倒れ込んでしまう。
石森はリングに戻り、コーナーパッドを外す。YOHがカウント16でリングに戻ると、石森は肩にストンピング。そして金具むき出しのコーナーにハンマースルー。
石森はYOHを引きずり起こし、ジョニー・スミスのようなテクニックで左腕に集中攻撃。さらにコブラクラッチで痛めつける。
劣勢のYOHはエルボーで反撃。しかし、石森はエルボーで黙らせ、串刺しのダブルニー。続くラリアットをかわしたYOHは、ジャンピングキックをヒット。
YOHは気合いの雄叫びから、石森にエルボーを連発。さらに串刺し攻撃を切り抜けジャンピングフォアアームをヒット。そして場外に落ちた石森に対し、ノータッチ式トペ・コンヒーロを炸裂。
YOHは石森をリングに戻し、コーナー最上段からミサイルキック。すかさずカバーするも、石森はカウント2でキックアウト。
ならばとDIRECT DRIVEを狙うも、石森は切り抜けてアームブリーカー。さらにYOHの肩を金具むき出しのコーナーに衝突させる。
続いて石森はYOHにショルダーバスターをお見舞い。そしてラ・ミスティカ式のBone Lockを狙うが、YOHは切り抜けて丸め込みへ。
返した石森は突進するも、YOHは切り抜け、技の読み合いから外回転のドラゴンスクリューを炸裂。YOHは追撃のドラゴンスクリューから膝十字固めへ。これは石森がロープエスケープ。
YOHは石森をリング中央に戻してレッグブリーカー。さらに低空ドロップキックから、ファルコンアローを炸裂。石森はカバーを返すが、YOHはその力を利用して膝十字固めで捕獲。石森がロープに逃れようとすると、YOHはジャーマンを連発。そしてドラゴンスープレックスの体勢に入るが、石森は回避。
するとYOHは膝を蹴りつけてロープへ。だが、石森はカウンターで担ぎ上げてサイファーウタキを炸裂。
続いてエルボーの応酬に。YOHは左右のエルボーで石森をねじ伏せると、さらに引きずり起こして気合いの雄叫びと共にエルボー。
だが、石森もカウンターのジャンピングニーから、ブラディークロスの体勢に。しかし、YOHはこらえてヘッドバット。そしてファルコンアロー式の牛殺しから、DIRECT DRIVEを狙う。
だが、石森は切り抜け、またもYOHの肩を鉄柱に打ち付ける。そしてブラディークロスの体勢に入るが、YOHは回避してカウンターのトラースキック。
YOHは気合いを入れ、とどめのDIRECT DRIVEを狙う。しかし、石森は切り抜けてラ・ミスティカ式のBone Lockで捕獲。YOHは脱出しようとするも、石森がリング中央に戻して締め上げると、ついにタップアウト。現王者が優勝に向け、幸先いいスタートを切った。