第4試合のAブロック公式戦はエース・オースティン（IMPACT!）vsクラーク・コナーズ（LA DOJO）、初出場同士の対決。トリッキーなファイトスタイルのXディビション王者オースティンと、猪突猛進なコナーズの攻防は見応えあるものとなりそうだ。

　オースティンはXディヴィションのベルトを腰に巻いて入場。

　開始のゴング、まずはロックアップで組み合うと、コナーズが押し込む。しかし、オースティンはすばやく離れる。
　続いてオースティンがバックに回るも、コナーズがリストを捕らえる。オースティンは巧みに切り抜けてエルボー。
　するとコナーズがショルダータックル。しかし、オースティンは立ち上がり、ここから技の読み合いに。コナーズは力任せにポップアップするも、オースティンは着地。
　続いてオースティンがヘッドロック。コナーズはハンマースルーを仕掛け、変則的なショルダータックルを食らわす。
　さらにコナーズは逆水平チョップを重ね、コーナーに上り頭部にパンチを落としていく。そしてダブルアックスハンドルを落としてカバーするが、オースティンはカウント2でキックアウト。
　勢いに乗るコナーズはブレーンバスターから押さえ込むが、オースティンはカウント1で跳ね除ける。するとコナーズはチンロックで捕獲。
　オースティンは切り抜けるも、コナーズはハンマーパンチ。そしてハンマースルーを仕掛けるも、オースティンは巧みなカニバサミから華麗なキック。さらに串刺しラリアットを見舞い、コーナーからフライングクロスボディ。
　オースティンは逆水平チョップを食らわすが、コナーズは気合いの雄叫び。そして逆水平チョップで反撃しようとするも、オースティンはかわしてパンチ。
　オースティンは突進してきたコナーズにアームホイップから腕固め。そしてカードスクラッチをお見舞い。続いてオースティンはドロップキックからカバーするが、コナーズはカウント2でキックアウト。
　オースティンはコナーズに背後から打撃を見舞う。そしてブレーンバスターを狙うも、コナーズはこらえる。ならばと逆水平チョップを繰り出すが、コナーズはこらえ、ジープ・フリップを炸裂。
　続いてコナーズは串刺しスピアーから豪快なショルダースルー。さらにエルボードロップからカバー。オースティンが返すと、コナーズは背面式のダイビングエルボードロップ。これもオースティンはキックアウト。
　ならばとコナーズはスピアーへ。しかし、オースティンはリープフロッグ。そして、勢い余って場外に落ちたコナーズに対し、エプロンから華麗な動きでキック。そして、ブエロ・デ・アギラを炸裂する。
　さらにオースティンはロープを用いたスピンキックを食らわせてカバーするが、コナーズはカウント2でキックアウト。そして、コナーズはカウンターのスピアーで反撃。しかし、カバーはオースティンがカウント2で跳ね返す。
　ここからエルボーの応酬に。競り勝ったコナーズはパワースラムで叩きつけ、雄叫びを上げる。そしてトロフィーキルを狙うも、オースティンは膝蹴りで切り抜け、キックの波状攻撃。そしてヘッドトラップストンプから、最後はTHE FOLDでコナーズを沈め、白星スタートに成功した。

オースティン「なんてこった……気持ちよかったぜ……ちゃんと聞こえてるか？もう一度言った方が良いか？さっきの試合で感動したか？

俺はただ、他の選手のために高いハードルを用意しただけだ。俺以上に『BEST OF THE SUPER Jr.』の開幕試合を飾るにふさわしい人物はいない！俺から目を離すな。

今日のは、俺のできる事のほんの一例だ。新日本とはこれから長い付き合いになりそうな気がするぜ。そして、これがINEVITABLEだ」

コナーズ「クソッ……開幕戦から黒星スタートはマズい。マジでヤバい。国外に出られなかった２年半の間、俺はトレーニングを積んできた。しかし、復帰戦の結果が“負け”だ。唯一良かったことは、ファンのみんなが俺に対して良い反応を見せてくれたことだ。日本のファンのみんな、愛してるよ。

もちろん世界中のファンを愛しているが、日本のファンは特に歓迎してくれる。ありがとう。どんなスポーツでも同じだ、次に進むしかない。俺の次の相手はYOH。俺は今日のメインを見て彼の動きを研究する。そして、サカタ（山形）で彼に勝つ。ファンのみんな、俺からのメッセージだ。 LET’S GET WILD！（ワイルドにいこうぜ！） アリガトウ」