Circuit2008 NEW JAPAN ISM
- 日時
- 2008年2月17日(日) 16:30開場 17:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 9500
-
第4試合 60分1本勝負
IWGP Jr.タッグ選手権試合- (挑戦者組)
- (王者組)
※挑戦者組が第20代王者となるレフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
先 発はデヴィットとAKIRA。AKIRAを場外へ追いやったデヴィットはトペスイシーダを狙うが、走ったところをライガーの掌底で阻止されてしまう。する と、ここで稔がドロップキックでライガーを場外へ転落させ、デヴィットは場外のライガー、AKIRA目掛けてノータッチトペコンヒーロ!
この空中技で観客から大歓声を浴びたデヴィットは、その勢いでAKIRAにエアプレーンスピン。そして、雪崩式攻撃を狙おうとする。しかし、ライガーがこれを阻止し、デヴィットにパワーボム。そして、プランチャをお見舞いする。
これでプリプリ有利の状況をひっくり返したレジェンドコンビ。デヴィットを集中攻撃し、さらに流れを引き寄せる。
稔の元へなかなか戻れず、苦戦を強いられるデヴィットだったが、AKIRAの串刺し攻撃をフロントキックで阻止。そして、AKIRAのラリアットをかわしオーバーヘッドキックをヒットさせると、ようやく稔の元へ。
稔 はAKIRA、ライガーにそれぞれドロップキック。そして、「行くぞ、両国!」と叫び、AKIRAを対角コーナーにハンマースルー。しかし、AKIRAは 低空ドロップキックで走ってきた稔を迎撃。さらにAKIRAは、ライガーの串刺しランニング掌底、垂直落下式ブレーンバスターのアシストを受け、ムササビ プレスでダイブ。ところが、これは稔が両膝を立てて阻止する。
それでもAKIRAは、稔のハイキックを避け、スクールボーイ。カウント2でクリア した稔は、ハイキックからのミノルスペシャルで応戦する。だが、AKIRAは上手く技から抜け出し、得意のオールド・ボーイ。ライガーがグラウンドフェー スロックでデヴィットを押さえ、これで勝負ありかと思われたが、稔は自力でロープエスケープする。
ここでAKIRAのタッチを受けたライガーは、稔に雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。ところが稔はこれを自爆させ、ミサイルキックで反撃。そして、デヴィットに勝負を託す。
デ ヴィットは、ライガーに延髄斬りをヒットさせ、AKIRAにはミサイルキック。すると、ライガーは起き上がろうとするデヴィットの隙を突いてラ・マヒスト ラル。デヴィットはカウントで返し、スクリューハイキックでライガーに応戦。さらにAKIRAのミサイルキックをライガーに誤爆させることにも成功。そし て、ライガーを雪崩式ブレーンバスターで投げ飛ばす。
さらにデヴィットは、稔が肩車したライガー目掛けてミサイルキックを発射。そして、ダイビングフットスタンプでカバーにいくが、ライガーにキックアウトされカウント2に終わる。
粘 るライガーに対し、デヴィットは必殺のプリンスズスロウンを炸裂させ、カバーへ。あわやカウント3の場面だったが、ここはAKIRAのカットが間に合う。 そのAKIRAが奮闘し、稔にジャーマンスープレックスホイップ、デヴィットに延髄斬り。そして、ライガーの掌底からムササビプレスをデヴィットにお見舞 い。
AKIRAの勢いを受け、ライガーは垂直落下式ブレーンバスター、CTBといった大技をデヴィットに連続でお見舞い。そして、AKIRAが稔 にトペスイシーダを決める中、デヴィットに浴びせ蹴りをヒットさせ、最後は雪崩式垂直落下ブレーンバスター! これでライガーがデヴィットを沈め、激闘に終止符を打つと同時に、レジェンドコンビが新王者チームに輝いた。
ライガーとAKIRAは抱き合い、セコンドのマシンと共に勝利を喜び合う。IWGP実行委員会の垣原賢人氏から2人がベルトを受け取った。
すると、ここで裕次郎、内藤がリングに登場。2人は新王者チームに近づき、次期挑戦をアピールしリングを降りた。
COMMENT
AKIRA「40代諸君、これから俺たちと一緒に夢を見て行きましょう!」
ラ イガー「世代交代、それはいいんだよ。どんどんやれよ。だが、忘れちゃならねぇキャリアの差、修羅場の数。(俺たちが)どれだけの修羅場をくぐってきたと 思ってんだ。ペガサス(・キッド=クリス・ベノワ)とエディ(・ゲレロ)、橋本真也、このベルトを獲った事は、この3人が1番喜んでくれているよ。40で も50でも60でも、嬉しい時はみんな笑顔さ。誰だってかわいいはずだ。俺たちの笑顔、かわいくないかい!?」
デヴィット「初めての防衛戦でベルトを失ってしまい、とても残念。油断してしまった。いつでもリターンマッチをしてやる」
稔 「ヤツら(ライガー、AKIRA)のことを『オッサン』と言っていたけど、俺らにはないキャリアがある。キャリアは俺らが積んでも、あの人たちも同じだけ 積んで行くんだから追いつけないんだよ。その点では尊敬していた。1つ、計算違いは、負けたことですね。1度も防衛できずに負けたというね。スッゲェ腹立 ちますね。でも、もっとガッカリしてるのはデビちゃんだと思うんで。まぁ、しょうがないですね。俺らRISEはみんな、よそのユニットさんと違って、ベル トがないと輝けないレスラーじゃないんでね。次、あの素晴らしい2人がチャンピオンであるならば、もう1回行きたいですね。もう1回やったら負けない自信 があります。でも、3週間でベルトを落としたので、“スリー・ウイークス・チャンピオン”ということで開き直って行きますよ。俺らは何も落ち込んでない し、別に(タッグを)解体するわけじゃないんでね。RISEで組んでいる内はプリンス・プリンス、略して“プリプリ”でずっとやって行くんで。もう1回や ればいい」
※試合後に姿を見せた裕次郎&内藤のコメント
裕次郎「今日ここで、俺と内藤が、Jr.タッグのチャンピオンベルトへの挑戦を表明する」
内藤「オヤジども覚悟しとけよ。1回も防衛させねぇよ。そのまま引退すりゃいいんじゃねぇか。1発で獲ってやる」
裕次郎「(『相手はキャリアがありますが?』)キャリアなんて関係ねえよ! 俺と内藤が、若さと強さでキャリアもぶっちぎってやるよ」
内藤「だいいちよ、キャリアなんて言ったら、一生抜けねぇじゃねぇかよ! 俺らには若さがあるから、キャリアなんて関係ねぇよ」
裕次郎「俺と内藤のチーム名を教えてやるよ。NO LIMIT(ノーリミット)! 日本語に訳すと『限界はない』ということだ!」
内藤「(ベルト挑戦は)いつでもいいよ。準備万端だから」