今大会の開始に先立ち、4.25広島で「KOPW 2020」争奪戦で雌雄を決する保持者のタイチと挑戦者の鷹木による、提案ルールのプレゼンが行なわれた。
まずは鷹木信悟がスケッチブックを手に入場。続いてタイチがKOPWのトロフィーを携えリングイン。そしてリング中央にトロフィーを置く。
最初にプレゼンに望むのは鷹木。
■鷹木のプレゼン
「早速! 発表しよう。俺の提案するルールは……、(スケッチブックを開いて)“鷹木式時間無制限3本勝負”!(場内拍手)。3本勝負と言っても、ただの3本勝負じゃねえぞ。本来なら3本勝負といえば先に2本選手した選手が勝利となるが、鷹木式の場合は! 1本、2本、3本取らなければ、勝利とならない。そしてこっからが真骨頂だよ。せっかくのKOPWだ。ふつうにやってもおもしろくないよな(場内拍手)。
言ったろ、しんどい思いさせてやるって。それは肉体的だけじゃねえ、精神的にもしんどい思いさせてやるからな。1本目はカウント1有効、そして2本目はカウント2フォールが有効、そして3本目はいつもどおり、カウント3が有効だ。まあ、やってみなきゃわかんねえけどよ、一つわかってることは、オレたちレフェリーも、観てるファンも! ドキドキワクワク、スリル満点なのは間違いないぞ、オイ!(場内拍手)。これがオレが提案する“鷹木式時間無制限3本勝負”だ。最後に一つ! 昨年はIWGP世界ヘビー級王座と共に、俺は駆け昇った。今年は! このKOPWをきっかけに再び! 駆け昇るぞ!(場内拍手)。
というわけで、おそらく今晩、投票があると思うんで、どうか清き一票を、このオレの提案したルールによろしくお願いします!(場内拍手)」
続いてタイチがプレゼン。
■タイチのプレゼン
「(鷹木に対し)なんて? オメー、1回じゃわかりづれえよ! (観客に)わかったか、オマエ、コレ? そんなわかりづれえルール、いらねえんだよ、コノヤロー。ルールっちゅうのはよ、シンプルでいいんだよ。シンプルで1回で! (観客席を指差し)コイツらが理解するルールでいいんだよ。じゃあ、俺からの提案するルール、発表させてもらおうか。
俺からはシンプルなルールだ、いいか。3カウントの10倍! 30カウントマッチだ、オイ!(場内拍手)。鷹木、オマエ、俺にしんどい思いさせるって言ったよな? (鷹木が『すでにしんどいぞ』と返すと)オマエ、そういうツッコミはいいんだよ、もう。オマエがやってきた世界ヘビーの戦いより、もっとしんどい思いさせてやるぞ、コノヤロー! 3カウント、10倍の30カウント。トータルだ! トータルで30カウントを先に取ったほうが勝ちだ。ほかにクソみてえなルールはいらねえ。トータルで30カウントマッチ、どうだ、オマエら!?(場内拍手)。
(鷹木に)わかりづれえんだよ、オメーの。(しゃべるジェスチャーで)コッチばっか達者でな。まあ、そっちも大事だけどな。まあ、オマエの気持ち、よくわかったよ。しんどい思い、させてやるよ。そのまま、そっくり返してやるよ。なあ、これで決まりだな! 鷹木式3本勝負? 俺のトータル30カウントマッチ! これで決まりだ! オイ、早速今日、このあと22時、投票スタートでどうだ、コノヤロー?(場内拍手)。
決まりだ、22時、投票スタートだ! その時間に合わせて、俺のYou Tubeで、生配信でな、もう1回プレゼンしてやるからな、オマエら! スーパーチャット、用意して観にこい。もう1回言ってやるよ。わかりづらかったらもう1回言ってやるから観にこい! (鷹木に)オマエも観にこい! オマエら全員、チャンネル登録して待ってろ、わかったな、コノヤロー!」
そして鷹木はスケッチブック、タイチはトロフィーを場内にあらためてアピールすると、それぞれリングをあとに。