試合後も倒れたまま、モクスリーに向かっていこうとするオスプレイ。これをUNITED EMPIREのメンバーが止めて、場外に連れ出す。そのオスプレイを挑発するように寝転がるモクスリー。オスプレイがUNITED EMPIREのメンバーに連れられて引き上げると、改めて勝ち名乗りを受け、マイクを握った。
■モクスリーのマイクアピール
「正直言って、過酷な戦いだった。俺はウィル・オスプレイってのはただの甘やかされた、才能はあるが生意気なガキだとばかり思ってた。だがこいつはとんでもない意地を持った奴だ。オスプレイがまた俺とやりたいと言うのなら、簡単に俺を見つけられるよな。俺は今、ウィル・オスプレイ対してリスペクトの感情しかない。俺が最高の相手と戦いたいと言った時、自ら進んで手を挙げたのがウィル・オスプレイだった。こいつは逃げも隠れもしなかった。その点ではこいつは他のニュージャパンのレスラーやレジェンドたちよりも強い心を持っていると言える。今、俺はこいつのことをヒロシ・タナハシ以上に認めている! タナハシ、(棚橋と戦いたいと言ってから)もう3年近く経つが、お前はずっと逃げ回っている。俺は辛抱強く待ち続けたし、心から敬意を表してきたと思っている。だが、さすがの俺ももうこれ以上は待てない。もうリスペクトがどうのこうの言ってられない…。ワシントンDC…ヒロシ・タナハシ、お前が俺の挑戦を受けるというなら、これが最後のチャンスだ。お前に選択肢を二つやろう。一つは、お互いに了承し握手を交わして、ワシントンDCのリングで向かい合う。それとも、お前が俺の挑戦を受けないというのなら、お前の長髪のポニーテールを引っ張って、無理矢理でもワシントンDCに連れて来させる。ヒロシ・タナハシ、この俺がニュージャパン・プロレスの“新エース”だ!」
挑発的に棚橋に挑戦表明をしたモクスリーはTVカメラに向かって血を滴らせながら再度アピール。最後はコーナーポストに上がってアピールをしてから、堂々と花道を引き上げていったのだった。