Circuit2008 NEW JAPAN ISM

日時: 2008年2月3日(日) 15:30開場　16:00開始
会場: 群馬・太田市新田文化会館・エアリスホール
観衆: 1000

第4試合 30分1本勝負

越中詩郎
飯塚高史

蝶野正洋
中西学

境界線

10分19秒　ジャンピングヒップアタック→エビ固め

レフェリー｜田山正雄

MATCH REPORT

序盤、中西と越中が激しくやり合い、越中がジャンピングヒップアタック連打、エプロンを走ってのヒップアタック。リングインした中西に、越中、そして蝶野もヒップアタックを見舞っていく。
中西がサーフボードストレッチで蝶野を捕獲する事に成功すると、会場内から大「蝶野」コールが起きる。その中で蝶野は体勢を入れ換えて挽回。
飯塚対蝶野となり、飯塚の回転エビ固めを皮切りに、両者は丸め込み合戦を展開。
越中対中西の場面。中西のフロントキックを浴びて倒れた越中だが、中西を掴まえて「ブレーンバスター！」のアピール。しかし、これは中西が投げ返して、越中は蝶野の元へ。
蝶野対飯塚となり、飯塚は蝶野の脚を取り、ビクトル膝十字固めへ。蝶野はロープエスケープするも、飯塚はなかなか技を解こうとしない。レフェリーの制止でようやく手を離した飯塚は中西とタッチする。
中西対越中の場面、中西は串刺しチョップ連打、串刺しローリングラリアット、ストンピング連打、腕を絡み取ってアームロック。これを脱出した越中はヒップアタックでお返しする。
タッチを受けた蝶野はダイビングショルダーを放ち、出てきた飯塚に急所パンチ、シャイニングケンカキック。越中がジャンピングヒップアタックで続くが、2発目は飯塚が回避したため蝶野に誤爆。そして、飯塚は越中をスリーパーホールドで捕獲。
蝶野がこれをカットすると、中西がその蝶野を場外へと蹴散らし、越中に飯塚との合体バックドロップ。さらにコーナー最上段から越中目掛けて手刀を落とし、飯塚が再びスリーパーホールド。だが、ここも蝶野のカットが間に合う。
すると、蝶野はマンハッタンドロップで飯塚の動きを止め、越中が間髪いれずにジャンピングヒップアタックを叩き込み、飯塚からピンフォールを奪った。

COMMENT

蝶野「（2/17両国で復帰する天山について）彼はこれだけの長期欠場は初めてだと思うから、これを乗り越えてこそ、本当のトップレスラーに、プロレスシーンに何か刻み込めるような男になるよ。今のアイツじゃ無理だよ。しっかり目的を持ったところで、今の体制を壊すぐらいのものを持ってやらないと。彼ら（G・B・H）は別に具体的なものもないしね。少なくとも天山は彼らを吸引する力は持っていない。両国はいい舞台じゃないの。彼が意思表示をして、方向性を決める。まぁ、言われているうちが華なんだから。1ヶ月もすれば天山の“て”の字も出てこないよ」
※越中はノーコメント

中西「越中の野郎も、蝶野の野郎もやっぱり動きがよかったな。昔取った杵柄って言うのか？確かにそれを活かしてるわ。とにかく、あれこれ策は練らずに単純明快にヤツらをブッ潰してやるよ。（ZERO1-MAXとの対抗戦について）今まで新日本を侮辱してきたヤツらや。そいつらが実際に俺と当たって、どこまでやれるのか、どこまでやるんかっていうことを俺のこの体で証明してやる。俺のことをブッ潰せるなら、ブッ潰してみろって。（『パートナーの平澤選手が“中西さんが出なくても俺が秒殺する”と言っていたが？』）頼もしいね。そのつもりがあるんやったら、今度用意している……大森は分かるわ。もう1人、誰や？（記者に『富豪2夢路』と教えられて）あの空気を読めへんヤツやろ。セコンドにつきながら俺の前に立ちはだかった、あのどアホ。俺がやったらすぐ終わってしまうけど、平澤にやらしても面白いな。ケッチョンケッチョンにやれって。あんなふざけたタッグパートナーを連れてきやがって。大森、本当にやる気あるんか？俺はハンディキャップマッチでもエエと言ったところで、あえて平澤を連れて行くんやから。まぁとにかく、『ものが違う』というところを見せる。新日本プロレスの強さは、体全身でもあるけど、下半身にある。アホなヤツは足元を見んと、色んな勘違いする。俺も勘違いすることは多々あるよ。せやけどな、自分の足をしっかり鍛えて、それで自分の体が立っていることはしっかり分かっているから。俺の下半身は、中西学の歴史であり、新日本プロレスの歴史よ。俺のハンマーもラリアットもチョップも、この強靭な下半身から生まれている。温故知新の必殺技や。この黄金の両足を折れるもんやったら、折ってみろ」
※飯塚はノーコメント