オープニングマッチではLA DOJO勢(カール・フレドリックス&クラーク・コナーズ&上村優也)が、AEWで活動するユニット“The FACTORY”のQTマーシャル&ニック・コモロト&アーロン・ソロウ組と激突。この一戦の事の発端は3.20フロリダ大会。突如として姿を現したThe FACTORYは、フレドリックスをチームへ勧誘。しかし、フレドリックスが断ると、FACTORYは袋叩きに。そこへコナーズと上村が救出に駆け込み、両軍の遺恨が勃発。LA DOJOvsThe FACTORYの第1ラウンド、両軍が激しく火花を散らす!
FACTORYの入場時にはブーイングが起こる。マーシャルはマイクを要求し、以下のアピールを敢行。
■マーシャルのマイクアピール
「(観客のブーイングを聞いて)俺が何を言おうとしてるのかもわからないくせに! いいか、ニュージャパン、出だしは間違えてしまったが、今日は正々堂々と戦うことをここで誓う。プロレス界で最高の“ドージョー”はどこなのかハッキリさせようじゃないか。それはTHE FACTORYか? それともLAドージョーか? まあ、オマエらシカゴのファンはあいつら負け犬のほうを応援するんだろ? (シカゴ)カブスやホワイトソックスを応援するようにな。だが、俺たちTHE FACTORYは(NY)ヤンキースファンだ!(観客の大ブーイング)」
マーシャルのアピールを断ち切るようにLA DOJOが入場する。
先発は上村とソロウ。上村は片足タックルから首を捕らえる。だが、ソロウはロープに逃れる。上村はバックを取るが、ソロウは逃れてロープへ。上村は華麗なアームドラッグを繰り出す。
次はフレドリックスが登場し、ソロウにチョップを見舞い、相手コーナーに放り投げる。するとマーシャルがリングイン。しかし、マーシャルはすかすようにすぐにコモロトにスイッチ。
コモロトはフレドリックスにニーリフト。続いてマーシャルがダブルアックスハンドルで飛びかかるが、フレドリックスは腹部へのパンチで迎撃。
さらにフレドリックスはマーシャルにリープフロッグからフライングクロスボディ。そして串刺し攻撃をかわしてキックを叩き込むと、頭部にナックルを落とす。
FACTORYがカットに入るも、コナーズと上村が捕らえ、3人それぞれ鉄拳制裁。しかし、コモロトはコナーズを片手でリフトアップ。これはフレドリックスがドロップキックでカット。
そしてコナーズと上村がダブルのラリアットでコモロトを場外に排除。フレドリックスはマーシャルにスパインバスター。さらにエルボードロップからカバーするが、コモロトがカット。
スイッチしたコモロトはフレドリックスにコーナーを背負わせて打撃を見舞う。そしてブレーンバスターで担ぎ上げると、ソロウがドロップキックを浴びせる。
ソロウはフレドリックスにエルボー。さらにロープを用いて喉を攻め立てる。
次はコモロトがフレドリックスにサイドバックブリーカー。続いてソロウがエルボーを連発。しかし、フレドリックスはチンクラッシャーで応戦。そして自軍コーナーに戻ろうとするも、マーシャルがカット。
マーシャルはフレドリックスをボディスラムで叩きつけ、ピープルズ・エルボーと見せかけてライオンサルト。しかし、フレドリックスが回避。
次はコナーズとソロウのマッチアップ。コナーズはエルボーからショルダースルー。そして場外に落ちたソロウに空中技を仕掛けようとするが、マーシャルが膝蹴りで妨害。
そして、マーシャルは突進するも、コナーズはパワースラムで叩きつける。さらにスワンダイブ攻撃を狙うソロウに、スピアーを炸裂
コナーズはソロウをリングに戻すと、コーナー最上段から背面式のエルボー。だが、これはカウント2。ならばとLA DOJOはソロウにトレイン攻撃。最後はフレドリックスがコナーズを踏み台にフットスタンプ。
しかし、コモロトが乱入。コーナー上の上村にパンチを浴びせ、コナーズを担ぎあげると、さらに上村とフレドリックスも捕らえて3人まとめてブロックバスター。
そしてコモロトはコナーズにパワーボムを狙うが、上村がドロップキックでカット。するとマーシャルが上村に延髄斬り。
そのマーシャルにフレドリックスがジャンピングキックを叩き込むも、すかさずソロウがフレドリックスにスピンキック。だが、コナーズがソロウをスピアーで吹っ飛ばす。
次は上村とマーシャルのマッチアップ。エルボーの応酬に競り勝った上村だが、マーシャルはスキをついてショートレンジラリアット。そしてダイヤモンドカッターを狙うも、こらえた上村はジャーマン。だが、コモロトがカット。
コモロトが上村を捕らえると、ソロウがトラースキック。しかし、上村はかわして誤爆を誘い、ソロウにはバックドロップ。そして上村はコモロトを肩に担ぎ上げるが、コモロトは脱出。コモロトは突進するが、上村はうまくオーバー・ザ・トップロープで場外に追いやる。ここでコナーズとフレドリックスが、場外のコモロトとソロウにトペ・スイシーダ。
リング上、上村はマーシャルに閂スープレックスを狙う。だが、マーシャルは急所蹴りから一気にダイヤモンドカッターを決めて3カウントを奪取。FACTORYが勝利を強奪した。