『ゴールデン・ファイト・シリーズ』の最終戦として開催される山口大会。いよいよ3日後に迫った5月1日(日)福岡『WRESTLING DONTAKU 2022』の最終前哨戦が繰り広げられる。
オープニングマッチは、第69代IWGP Jr.タッグ王者の田口が、ヤングライオンの藤田を迎え撃つシングルマッチ。
グラウンドの攻防のあと、田口が低空ドロップキックで藤田をなぎ倒す。
そこから田口は藤田の脚を集中攻撃し、逆片エビ固めでロープエスケープさせる。だが、藤田はカウンタードロップキックで逆転に成功。
さらに藤田は、もう1度田口にドロップキックを食らわせ、フロントスープレックスで投げ捨てる。そして、逆エビ固めで絞り、田口をロープエスケープへ追い込む。
しかし、田口が再び低空ドロップキックで藤田の動きを止め、ロープワークでフェイントをかけてドロップキックをかわす。そして、間髪入れずにスライディングケツをお見舞い。
次に田口は、串刺しジャンピングヒップアタック、ダイビングヒップアタックで追撃し、オーマイ&ガーアンクルを仕掛ける。しかし、藤田が首固めに切り返し、続いてスクールボーイ、逆さ押さえ込みを矢継ぎ早に繰り出す。
だが、いずれも田口が肩を上げ、カウンター延髄斬りで逆転。そこからギタって場内を盛り上げると、ケツイェで藤田を吹き飛ばす。そして最後は、オーマイ&ガーアンクルでギブアップを奪った。
試合後、田口が握手を求めるも、藤田が拒否した。
田口「最後、(福岡PayPay)ドームの前にこうやって、若手のイキのいいところとシングルで当たって、しっかりイメージ通りの試合ができましたかね。ええ、できたと思います。元気のよさ、イキのよさを攻略できてますんで。金丸、DOUKI組に足りない部分を攻略できてますんで。あとは金丸、DOUKI組、いろんな面で、いろんなポイントでね、高いレベルのものを持ってますから、負けないように。ノー・アンダータイツマッチが効いてるのかな、結構? 動揺してるのかな、珍しく? ノー・アンダータイツ、ノー・ライフでしょうけどね、彼らは。ノー・アンダータイツでは生きていけないでしょうけど、(自分は)ノー・アンダータイツ、マイ・ライフとでも言いましょうか……(アンダータイツが)ないのが私の人生。まぁ、履いてますけどね、今日。安全のために履いてますけど。本来は履かなくてもいいんですけど。本来の姿に……福岡PayPayドームでは、本来の姿が見られるんじゃないでしょうか……。ノー・アンダータイツできてもらいたいですね、金丸、DOUKI。ワトちゃんは股の部分が裂けそうだって言ってるんで、ちょっと……万が一、裂けた場合……PayPayになってしまうんで、股間が……。股間がPayPayしてしまうんで、ワトさんはアンダータイツ履いてもらって、私と金丸、DOUKIで、ノー・アンダータイツマッチをします。
--やっぱり試合前にはレフェリーチェックを厳重に?
田口「そうですね、しっかり、タイツを下げて履いてんのか履いてないのか。(タイツを)下げちゃうと試合前にもう見えちゃうんで、レフェリーのチェックだけの確認で。あとは試合中、見えるか見えないかは……対戦者の気持ち次第。(アンダー)タイツはしっかりチェックしてもらわないと。ポロリだけは気をつけます」
--ポロリしたら反則負けなんですか?
田口「ポロリしたら反則負けなんですかね? ン? わかんないですけど、そのへんはルールブックに書いてあんのかな? レフェリーに確認してもらわないといけないですね」
藤田「リングに上がれば、ジュニア(ヘビー級)、ヘビー(級)、年齢、そんなもの関係ない。相手はチャンピオンであろうと、チャンピオンでなかろうと、自分らヤングライオンがしないといけないことは同じです。変らないです。でも今日、(IWGPジュニア)タッグチャンピオン、田口さんと(シングルマッチを)やらせていただいて、今の自分に足りないものが少しわかった気がします。これから1試合1試合、まだ続きますが、必ずどっかで変化を見せて、もっともっと成長します。ありがとうございました」