メインイベントはオカダ・カズチカ&YOHvs内藤哲也&ヒロムのタッグマッチ。開幕戦となった4.18名古屋大会のメインイベントと同じカードだが、その試合ではヒロムがYOHを仕留めて、試合後にはマイクで厳しい言葉を連発して罵倒した。悔しさを露わにしていたYOHは、昨日の試合後も「明日、ヒロムさん、必ずあなたを倒します!」と宣言しており、5.1福岡PayPayドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座戦を戦うオカダと内藤の前哨戦としてももちろん、YOHとヒロムのジュニア戦士同士の絡みも激しくなりそうだ。
先発はオカダと内藤と思いきや、YOHが出てきて「高橋ヒロム来い!」と絶叫。ヒロムを指名する。これに応えてヒロムもリングイン。先発はYOHとヒロムでスタートだ。
YOHはゴングと同時にエルボーで突進。ヒロムも応えてエルボーの打ち合いだ。YOHは胸を突き出して前に出てくるヒロムにエルボー、そして逆水平チョップを連発。ならばとヒロムも強烈な一撃でお返しをしてくる。さらにYOHは逆水平チョップを繰り出してから、ロープに飛んでジャンピングフォアアーム。馬乗りになってエルボーを連発だ。
ならばとヒロムも馬乗りになって張り手を連打。それをYOHは態勢を入れ替えて、胸板にチョップを連発していく。ヒロムが立ち上がってくるとロープに追い込んでからさらに逆水平チョップを連打。そしてロープに飛ばす。
だがヒロムはロープを掴んでYOHを迎撃。ぶら下がり式の首4の字固めで痛めつけ、場外に引きずり下ろすと3方向の鉄柵に叩きつけていく。そしてリングに戻って、「最初の勢いはどうしたんだよ!」と挑発だ。
ヒロムはYOHがリングに戻ってくると逆水平チョップを連発し、内藤にタッチ。内藤はYOHをストンピングで痛めつけてからスリーパーホールドで絞め上げていく。ここはYOHはロープエスケープ。内藤はボディスラムで叩きつけてからヒロムにタッチだ。
ヒロムはYOHに挑発しつつボディスラム。そして内藤にタッチすると、内藤もすぐさまボディスラムで続く。そして3度、しつこくフォールに行ってスタミナを奪いにかかる。
ここでまたもヒロムにタッチ。ヒロムは「チャンスやるよ。打ってこいよ!」と挑発だ。YOHもそれに応じてチョップで反撃するが、ヒロムは容赦なく逆水平チョップでYOHをダウンさせる。そしてYOHをロープに叩きつけると蹴り上げてロープに飛んだヒロム。だが、YOHはこれをショルダーネックブリーカーで迎撃だ。さらにドロップキックで追撃して、ようやくオカダにタッチする。
オカダはヒロムにエルボーで攻め込み、バックエルボー。さらにコーナーに飛ばして串刺し式のバックエルボーからDDTだ。だが、ヒロムもロープに飛んでティヘラで反撃して内藤にタッチ。内藤はオカダを殴ってからグロリアを仕掛ける。オカダが踏ん張ると後頭部にバックエルボーを食らわせて、ヒザを立てたブリティッシュフォール。続けて後頭部に低空のドロップキックを炸裂させると、ショルダーネックブリーカーだ、
そしてプルマブランカに捕獲した内藤。ここはオカダもロープスケープだ。ならばと内藤は腕を掴んだままバックエルボーを首筋に連発。コーナーに追い込んでからもバックエルボーを連打して痛めつけ、コーナーに上がってエスペランサを狙う。しかし、オカダもこれを許さず。下から突き上げるドロップキックを放って、内藤を場外に転落させる。
オカダは内藤を追って場外に出るとDDT。そして内藤をリングに戻すとマネークリップだ。これを脱出して巻き投げを放った内藤。オカダも内藤が突っ込んできたところを捕まえてツームストンパイルドライバーを狙うが、内藤もこれを阻止。逆にオカダが突っ込んできたところでスパインバスターだ。そして両者、YOHとヒロムにタッチ。
ヒロムはYOHに逆水平チョップを連発。そして串刺し式ラリアット、低空のドロップキックを炸裂させる。さらにYOHが場外に落ちると、エプロンを走ってのショットガンドロップキックだ。そしてリングに戻すともう一度ショットガンドロップキックで追撃。YOHを抱え上げてコーナーへのデスバレーボムを狙う。YOHに一旦は回避されるが、ソバットとパントキックで痛めつけ、改めてコーナーへのデスバレーボムを決めてみせた。
ここでオカダがカットに入ろうとするが、ヒロムは低空のドロップキックでダウンさせる。そこに内藤が入ってきて低空のドロップキックで顔面を打ち抜いて排除。そしてYOHに二人がかりで襲いかかったL・I・J。しかし、YOHはこの攻撃をかわして内藤とヒロムを激突させると、ヒロムにソバットからファルコンアローを炸裂させる。
そしてバックを奪ってジャーマンを狙うYOH。これを振り切ったヒロムがトラースキックを放つとその蹴り足をキャッチして、危険な逆方向へのドラゴンスクリューだ。そしてスターゲイザーに捕獲したYOH。ヒロムがロープに手を伸ばそうとすると、リング中央に戻して痛めつけていく。しかし、ここは内藤がカットだ。
その内藤を排除すべくオカダがリングに戻ってきてドロップキックを発射。しかし、内藤はこれをかわしてコリエンド式のデスティーノ。ならばとオカダもこれを回避して、改めてドロップキックを炸裂させる。そしてYOHに「YOH! 決めろ!」と檄を飛ばし、自身は内藤を追って場外へ。YOHに勝負を託す。
その言葉に応えたいYOHは必殺のDIRECT DRIVEへ。しかし、ヒロムはこれを阻止して投げっぱなしジャーマンで逆襲。逆にTIME BOMBを仕掛ける。だが、YOHはこれを脱出してヒロムをロープに押し込むと、ファイブスタークラッチ。ヒロムがこれを脱出してロープに飛ぶとカウンターのトラースキックで一撃だ。そしてファルコンアローをヒザに落とす牛殺しを決めると、最後は必殺のDIRECT DRIVE。ヒロムをマットに突き刺し、3カウントを奪ったのだった。