第2試合修了後、アレキサンダーはフレドリックスが立ち上がるのを待ち、握手の手を差し出す。これにフレドリックスが応じ、2人は抱き合って互いの健闘を称えた。
これでアレキサンダーが退場すると、なんとAEWで活躍中のThe FactoryことQTマーシャル&ニック・コモロト&アーロン・ソロウがいきなり登場。反感の声をあげる観客を尻目に、マーシャルがマイクアピールを行なう。
マーシャル「カール、俺たちのことは知っているだろうが、なぜ俺たちがここに出てきたかまではわからないだろう。世界レベルのレスラーであるジョシュ・アレキサンダーと対戦するため、お前も相当な努力をしたと思う。だが、この業界に20年いて気づいたことがある。次のレベルに達するためには、努力以外にも必要なものがあるってことだ。お前にとっての問題は、シングルマッチで負けてしまったことではない。お前の問題は、新日本の道場に入ったときから始まっていたんだ。過大評価されたセンパイであるシバタ(柴田勝頼)のせいだな」
これを聞いたフレドリックスが急接近すると、マーシャルは「落ち着けって。後悔する前に俺の話を聞け」と言って説得し、マイクアピールを続行。
マーシャル「俺たちはお前にThe Factoryへ加入できるチャンスを与えに来たんだ。ニック・コモロトとアーロン・ソロウを見てみろ。アーロン・ソロウは新日本で試合をしたこともあるし、日本プロレス界の“レジェンド”獣神サンダー・ライガーとタッグを組んだこともある。The Factoryに入ったことで、こいつのキャリアはお前が夢見ることしかできないレベルにまで広がったんだ。だからカール、答えを聞かせてくれ。(※ソロウがThe FactoryのTシャツを広げる中)The Factoryに入るのか!? (※場内が否定的な声に包まれ)こいつらの言っていることなんて聞かなくていい。これからはお前の時代だ。俺たちの仲間になれ。(※ソロウがフレドリックスの体にTシャツをあてがい)お前のサイズを用意した。ずっとお前のことを考えていたんだぜ。カール、答えを聞かせてくれ」
しかし、フレドリックスがシャツをマーシャルの顔に叩きつけ、ソロウとコモロトを蹴散らす。そして、マーシャルにスピンキックをお見舞い。
さらにフレドリックスは串刺しボディアタックにいくが、コモロトが受け止めてマットへ叩きつける。そして、ソロウと共にストンピング連打を浴びせる。
続いてコモロト&ソロウがフレドリックスを押さえつけ、マーシャルが腕時計を手に巻きつけて身構える。ところが、クラーク・コナーズと上村優也が現れ、コナーズがスピアーでソロウをなぎ倒す。そして、上村はマーシャルにエルボー連打を浴びせ、ドロップキックをお見舞い。
その直後、2人はコモロトへアタックし、場外へ転落させる。そして、フレドリックスが怒りのマイクアピールを敢行し、The Factoryを挑発。
フレドリックス「いいか、お前らのユニットなんかにいっさい興味なんてねえよ。お前らと闘うことには興味があるけどな。シカゴで開催される『WINDY CITY RIOT』でThe Factory vs LA DOJOはどうだ!? なんとか言ってみろよ。お前ら2人はどうでもいい。QTマーシャル、お前を叩き潰してやる」
これで両陣営はさらにエキサイトするが、The Factoryが退場したため、それ以上の混乱は回避。リング上に残ったフレドリックス&コナーズ&上村は、3人でそろって手を挙げる。その後、上村がカメラに向かい「俺たちがAEW潰すとこ、見とけや!」と叫んだ。