メイン(第7試合)は5.1福岡でのIWGP世界ヘビー級王座戦で対峙する王者オカダ・カズチカと挑戦者・内藤哲也が、それぞれYOH、BUSHIをパートナーに激突。前日の4.18名古屋での前哨戦では内藤が勝利。その試合後、オカダは「いままでにない、内藤さんを見せてちょーだいよ。『オカダを倒したい』じゃなくてね、『このベルトを腰に巻きたい』、そう言ってみなさい。それぐらいの内藤哲也が出てきたら、この戦いは始まるでしょう」とコメントを残している。今宵迎える前哨戦第2Rの結末は? 前日の4.18名古屋で高橋ヒロムに痛烈批判されてYOHの動向にも注目が集まる。
オカダはIWGP世界ヘビーを携えて入場。
先発でオカダが出ると、内藤はコーナーに下がり、BUSHIが登場。オカダは距離を詰めると、BUSHIは自軍コーナーまで後退。すると内藤がスイッチ。
内藤はロックアップで組み合うとリストを捕獲。オカダはグラウンドに持ち込むが、内藤は腕ひしぎ逆十字の体勢に。オカダは切り抜けてフロントネックロック。内藤も素早く切り抜けて腕を取りにいくも、オカダは足をロープにかけてエスケープ。
続いて手四つの体勢から、内藤はスキをついて足から崩していく。そしてリストを捕らえるが、オカダも取り返す。内藤はキックで切り抜け、両者は一旦離れる。
今度はオカダが内藤の腕を捕らえて自軍コーナーに運びYOHとスイッチ。しかし、内藤はすばやく距離を取り、YOHと組むとみせかけ、BUSHIと交代。
BUSHIはYOHをヘッドロックで捕らえる。ここからロープワークの攻防となり、YOHがカニバサミから低空ドロップキック。串刺し攻撃を巡る攻防から、BUSHIはYOHの膝に低空ドロップキック。ここで内藤はオカダを場外に連れ出し、鉄柵に三度にわたりオカダの腰を叩きつける。
BUSHIはYOHにダブルチョップを連発。そして内藤と共に二人がかりでYOHの膝をマットに打ち付ける。この攻撃を二度繰り返し、BUSHIがカバー。YOHはカウント2ではね返すも、膝を押さえて苦悶の表情。
するとBUSHIはレッグロックで捕獲。YOHはなんとか手をロープにかける。続いて内藤はマンハッタン・ドロップから膝に低空ドロップキック。そして膝十字固めを決める。YOHは必死にロープエスケープ。オカダは大きな声でYOHに檄を飛ばす。
YOHは必死に打撃を返すが、内藤は膝を蹴りつけて動きを止める。劣勢のYOHだったが、カウンターのジャンピングキックを内藤にヒット。
ようやくスイッチしたオカダは内藤にランニングエルボー。さらに串刺しエルボーからDDTを炸裂。カバーをBUSHIがカットすると、オカダはBUSHIにもDDTをお見舞い。
そしてオカダは内藤をマネークリップで捕獲。内藤がロープに逃れると、オカダはツームストンパイルドライバーを狙う。内藤はハンマーパンチでこらえ、バックエルボーからアームホイップ。さらにオカダの後頭部に低空ドロップキックをヒット。
さらにコーナーミサイルを決め、変形のプルマ・ブランカを決める。これはオカダが足をロープにかけてエスケープ。ならばと内藤はグロリアを狙うも、オカダは回避。だが、技の読み合いから、内藤はリバースDDT。
スイッチしたBUSHIはオカダにミサイルキック。さらにフィッシャーマンズスクリューを狙うも、オカダは切り抜けてフラップジャックを炸裂。
次はYOHがBUSHIにエルボーの連発からフライングフォアアーム。そして雄叫びを上げ、串刺しエルボーを食らわし、技の読み合いからドロップキック。内藤にもドロップキックをお見舞い。そしてYOHは場外のBUSHIにプランチャを食らわす。
YOHはBUSHIをリングに戻し、ハーフハッチスープレックス。これはBUSHIがカウント2ではね返す。ならばとYOHはジャーマンを狙うも、BUSHIは回避すると追走ドロップキック。さらに場外に落ちたYOHに矢のようなトペ・スイシーダを炸裂。
BUSHIはYOHをリングに戻し、ストンピングを連発。さらにDDTで突き刺してカバーするが、これはカウント2。続いて両者はエルボーの応酬に。競り勝ったYOHはロープに走るも、内藤がカットに入り、ここからL・I・Jタッグは連携の低空ドロップキックをYOHにお見舞い。BUSHIのカバーをオカダがカットすると、内藤がオカダを場外に連れ出す。
BUSHIはYOHの膝に低空ドロップキックを浴びせ、さらにバッククラッカー。そしてフィッシャーマンズスクリューを決めてカバーするが、YOHはカウント2でキックアウト。ならばとBUSHIはMXを繰り出すも、YOHがかわし、すかさずオカダがBUSHIにフロントキック。
すると内藤がオカダに延髄斬り。しかし、オカダもドロップキックで応戦。そしてオカダはYOHに「決めろ!」と勝負を託し、内藤を場外に連れ出す。
YOHはBUSHIにトラースキック。BUSHIはかわしてスピンキック。YOHもかわすと、BUSHIはBUSHIロールを狙う。だが、YOHは切り抜けてトラースキック。これもBUSHIは回避し、スピンキックをヒット。そしてコードブレイカーを狙うも、YOHは受け止めて回避し、トラースキック一閃。そしてファルコンアロー式の牛殺しから、とどめのDIRECT DRIVEでBUSHIをマットに突き刺し、3カウントを奪取した。