第4試合は後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&矢野通&タイガーマスクvsバッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ&石森太二&外道。“毘沙門”後藤&YOSHI-HASHIとファレ&オーエンズは、5.1福岡のIWGPタッグ3WAYマッチで、共に王者ジェフ・コブ&グレート-O-カーン組に挑戦。また、4.25広島では毘沙門vsファレ&オーエンズも組まれているだけに、開幕戦から熱く火花を散らすことだろう。

　BULLET CLUBはゴングを待たずに奇襲攻撃。オーエンズは場外で、後藤を相手の邪羅蛇羅棒で殴りつける。そしてリングに戻すと、パンチを連発。
　後藤もエルボーの連打で反撃。しかし、串刺し攻撃はオーエンズが切り抜ける。しかし、毘沙門はダブルのヒップトスからざんまい。続いて矢野が外道をリングに投げ入れると、毘沙門と3人がかりで太鼓の乱れ打ち。
　一瞬のスキをついてオーエンズが後藤を背後から殴りかかり、石森とスイッチ。石森は巧みな動きで後藤の腕をつかんで痛めつけていく。
　後藤は石森を強引に自軍コーナーに運び、タイガーにスイッチ。タイガーは石森にキックの乱れ打ち。だが、石森もハンドスプリング式のスクリューキックで対抗。
　石森はタイガーにマスク剥ぎを仕掛けるが、これは未遂に。すると石森はタイガーの頭部をロープにこすりつけていく。
　次はオーエンズがタイガーにストンピングを乱打。さらにサイドバックブリーカーからボディスラム。そしてファレ、石森も含めタイガーを踏みつける拷問攻撃。
　スイッチした外道はタイガーのマスクを剥がそうとする。これはレフェリーが制止。すると外道はタイガーの顔面を踏みつけながらスピン。そしてカバーするが、タイガーはカウント2でキックアウト。
　続いてオーエンズがタイガーの顔面にニーを落としてカバー。タイガーが返すと、オーエンズはリズミカルにジャブを打ち込む。さらに相手コーナーの後藤にフロントキック。
　続いてオーエンズはタイガーを捕らえるも、タイガーはカンガルーキック。そして自軍コーナーに戻ろうとするも、石森がカット。しかし、タイガーはケブラドーラ・コンヒーロをお見舞い。今度は外道がカットに入るが、タイガーはスピンキックで跳ね除ける。
　ようやくスイッチしたYOSHI-HASHIはオーエンズに打撃の猛攻。さらにヘッドハンターから逆水平チョップを連発。続いてトラースキックからネックブリーカードロップ。
　さらにパワーボムを狙うも、ファレがカット。ファレは後藤もねじ伏せ、オーエンズと共にダブル攻撃を狙うも、後藤は回避。後藤はオーエンズにローリングエルボー。
　そして、ファレに対しては、YOSHI-HASHIと共にカニバサミ。そのままファレは倒れこみ、ダウンしているオーエンズにプレスしてしまう。
　毘沙門はファレに太鼓の乱れ打ち。ファレがはねのけると、毘沙門はダブルのショルダータックル。しかし、これもファレが逆に吹っ飛ばす。
　次は矢野と外道のマッチアップ。矢野は顔面かきむしりからコーナーパッドを外す。外道が蹴りを繰り出すと、矢野はコーナーパッドの「吉野家」と書かれた面でディフェンス。そして「吉野家、蹴った！」とアピールし、外道にコーナーパッドをパス。すかさず、スキをついて横入り式エビ固めを仕掛けるが、石森がカット。
　するとタイガーが石森にダイビングボディプレス。さらにドロップキックで場外に落とす。
　リング上、外道が矢野にチンクラッシャーからトラースキック。これを切り抜けた矢野は、外道を金具むき出しのコーナーに叩きつけ、横入り式エビ固めへ。だが、オーエンズがカットイン。
　今度はBULLET CLUBが矢野にトレイン攻撃。そして外道がカバーするが、後藤がカットに入る。
　すると外道はメリケンサックを手に襲いかかるが、かわした矢野はオーエンズに外道を突き飛ばし、二人まとめて546（一本腕でのローブロー）。すかさず外道を横入り式エビ固めで丸め込んで3カウントを奪取した。

矢野「牛丼、特盛つゆだくをお願いします……」
タイガー「僕もこれからは、自分の立ち位置を決めていきます」
YOSHI-HASHI「負けてすぐにリマッチを受けてたつあたりはさすがだよ。感謝状をもらうだけのことはあるな。ただ、その余裕が仇になることを、5月1日の福岡PayPayドームでわからせてやるよ」
後藤「ベルトは俺たちが必ず獲り返す!! お前らには渡さねぇぞ。しかしデカいな…まるで山だ…毘沙門が必ず乗り越えてやるよ!! そこに山があるからや!!」
　
石森「シリーズ開幕したな。俺ん中では始まってない。デスペラードと（試合）やってないからな。最後（デスペラードと試合）やったのは、いつか忘れたが、去年の夏の札幌で、タイトルマッチで負けて悔しい思いをしたのは忘れてない。とにかく明日。明日からが始まりだ」
※チェーズ&ファレ&外道はノーコメント