『ゴールデン・ファイト・シリーズ』第5戦として開催される約3年ぶりのテクスポート今治大会。いよいよ2日後に迫った4月25日(月)広島大会、そして5月1日(日)の福岡PayPayドーム大会へ向け、前哨戦が繰り広げられる。
オープニングマッチは、第69代IWGP Jr.タッグ王者組の田口&ワトが登場し、大岩&藤田のヤングライオン同期コンビと対決。
ワト対大岩で試合がスタートし、互角の攻防を展開。そこから田口対藤田となり、田口がジャンピングヒップアタックをお見舞い。
これをきっかけに藤田が孤立し、田口&ワトが集中攻撃を開始。交互にヒップアタックを見舞って痛めつける。
苦しくなった藤田は、カウンタードロップキックでワトに逆襲。ようやく出番となった大岩が、串刺しドロップキック、俵返しなどで追い討ちをかける。
さらに大岩はエルボー連打からロープへ走るが、ワトがカウンターミドルキックで報復。その直後、ワト&田口はトレイン攻撃を敢行するが、大岩がワトをショルダータックルで倒し、田口にドロップキックを食らわせた。
藤田対ワトとなり、藤田がエルボー連打、ドロップキック、逆エビ固めでワトに追撃。そして、スクールボーイ、首固め、逆さ押さえ込みを矢継ぎ早に繰り出すが、いずれもカウントは2。
すると藤田は張り手を浴びせるが、ワトが飛びつき前方回転エビ固めの要領で藤田へ組みつき、ベンダバールでギブアップを奪った。
ゴールデン・ファイト・シリーズ
- 日時
- 2022年4月23日(土) 17:00開場 18:00開始
- 会場
- 愛媛・テクスポート今治
- 観衆
- 630人
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第1試合 20分1本勝負
レフェリー|坂本祐哉
MATCH REPORT
COMMENT
田口「(IWGP Jr.タッグ)防衛戦に向けて、金丸、DOUKI組……今日ね、純粋な(本隊同士の)タッグマッチで、タイトルマッチを視野に入れて試合をしましたけど、いやぁ強かった。あのヤングライオン、ベルトに挑戦するぐらいのビッグマウス、大口を叩けと言ってましたけど、大口じゃなくてね、十分ベルトを獲るだけの力があると思います。今日の大岩、藤田組なら。そこに中島が入ってもいいんじゃないかな。3人、どんなチームでもね、タイトルマッチをしても恥ずかしくない試合になると思います。まぁ金丸、DOUKI組はね、大岩、藤田組と比べたら段違いに強いですけども、金丸、DOUKI組にはない、決定的に足りない若々しさとみずみずしさがありますから。そこは挑戦者チームを上回ってると思う。そこをクリアできたということは、タイトルマッチに向けて大きな収穫だったなと思います」
――田口選手もヤングライオン時代、IWGPジュニアタッグに挑戦してますよね?
田口「はい、後藤と組んで。(自分はデビューして)1年ぐらいで、後藤は半年ぐらいだったと思いますね。それぐらいの若さでタイトルマッチやって。僕らはベルト獲れなかったですけどね。でも(彼らは)いい試合ができるだけの力はあると思うんで、タイトルマッチとして恥ずかしくないぐらいの試合はできると思います。僕は(ヤングライオンと)やってみたいですね。まずは金丸、DOUKI組とやってからですけど。ヤングライオンとやることで6or9、幅の広い試合を披露できると思いますんで。もちろん防衛しますけど。69分の1の養分になってもらいます。まぁ、若い子は大好きなんで……」
ワト「まぁね、今日は今日で、ヤングライオンとの試合でね。まぁ楽しかったですし、俺はまた、IWGPジュニアタッグ選手権、5月1日の、福岡PayPayドームでのタッグマッチの、いい自分たちの(ウォーミング)アップになったのかなと思いますし、(ヤングライオンの)2人もよく頑張ったなと思います。DOUKI、金丸に対する思いは昨日、しっかりとコメントで言ったとおり。まぁあのコメントで、東京の人をバカにしたりとか、ああだこうだいう人がいるかもしれないけど、そうじゃないから。DOUKIと金丸に向けてのメッセージだからさ。俺はね、しっかり、IWGPジュニアタッグのベルトを、両手で(抱きしめて)守り抜きたいなと思います」
藤田「ここ愛媛、俺の地元で(IWGPジュニア)タッグチャンピオンと、大岩とのタッグで闘うことができてよかったとは思いません。勝たないと……。ヤングライオンだからといって、タッグチャンピオンに勝てない、そうじゃないです。気持ちでも、パワーでも勝って、そして近いうちに、あのベルトに挑戦でできるように。強くなった姿を見せて、ここ愛媛にまた帰ってきます。ありがとうございました」
大岩「ヤングライオン同士で勝敗がついてから、やっぱり闘っても(同じ)チームにいても藤田を意識して、なかなかうまくタッグワークも使うことができなくて。相手はタッグチャンピオンだからそんなに簡単に勝てるとは思ってないですけど、なんとかヤングライオン2人のタッグで、次は勝ってみせたいと思います」
――田口選手は「ヤングライオンのあの2人が挑戦してきてもいいだけの力を持っている」といってましたが……。
大岩「そうですか……。もちろん挑戦したい、挑戦したい気持ちはやまやまなんですけど、まずは勝ってからでないと。勝ってから、そしてファン皆さんが挑戦したら面白いんじゃないかって認めてもらって、発言します」