第6試合はすっかりお馴染みとなっているジェイ・ホワイトのUSオープンチャレンジマッチ。これまではクリストファー・ダニエルズ、ジェイ・リーサル、スワーブ、クリス・セイビン、ヒクレオと戦ってきたが、このシカゴでジェイの前に立つのは誰なのか?
まずはジェイが先に入場。Xとなっている対戦相手を待つ。するとスクリーンに映像が映し出され、ジョン・モクスリーが登場。そのモクスリーに「やってやれ、シューター!」と檄を飛ばされて立ち上がったのは、海外修行中の海野翔太だ。白いライダースをまとった海野は、モクスリーの黒いライダースを片手に堂々と花道を入場してくる。
海野はリングに入るなりジェイを襲撃。ジェイが場外に逃げると、すぐさま追いかけてリングに戻す。そしてまずはランニングエルボーで先制だ。続けてコーナーに追い詰めてストンピングを連打。ジェイの顔面を踏みつけていく。ジェイはたまらず場外へ。
海野が追いかけてくるとジェイも反撃に出るが、海野は許さない。すぐさまこれをやり返してジェイをリングに戻す。そして自身はエプロンに立つとリング内にいるジェイにロープを飛び越えての飛びつきDDTだ。さらに海野はジェイをコーナーに追い詰めてエルボースマッシュで追撃だ。
しかし、ジェイは海野がコーナーホイップを狙ったところを逆に投げ返し、返ってきたところを髪の毛を掴んで引き倒す。そしてコーナーに追い詰めると強烈な逆水平チョップとストンピングでお返しだ。さらにコーナートップに持ち上げて逆水平チョップ。海野を場外に転落させてみせた。
ジェイは海野を追いかけて場外へ。3方向の鉄柵に叩きつけ逆水平チョップを食らわせると、一度リングに戻って場外カウントを戻す。そして再び場外に出てたっぷりと痛めつけるのかと思いきや、海野をリングに戻してラリアットだ。
そして片逆エビ固めを極めたジェイ。ここは海野もロープエスケープだ。ジェイは海野を挑発して立たせるとフライングメイヤーからグラウンドでのスリーパーホールドに捕獲する。海野が立ち上がるとショルダーネックブリーカーで追撃だ。
そしてしつこく何度もフォールをしながらスタミナも奪いにかかるジェイ。海野もジェイの挑発に立ち上がってエルボーで反撃しようとするが、ジェイは打つ前にニーリフトを食らわせて許さない。さらに逆水平チョップで追撃するとフライングメイヤーだ。
しかし、海野は前転して立ち上がり、エルボースマッシュで反撃。ジェイのハンマースローを切り返してバックエルボーを食らわせると、倒れたジェイの胸板に低空のドロップキックを炸裂させる。
さらに串刺し式のエルボースマッシュ、フィッシャーマンズスープレックスを連続で放った海野。続けてドラゴンスリーパーの状態に捕獲する。これが逃げられるとジェイを捕まえてポップアップしながらのヒザ蹴り。続けてローリングエルボーを放ってから、高角度のリバースDDTだ。
さらに海野は股下からリストクラッチしながらバックを奪うが、ジェイはロープエスケープ。海野が近づいてくると蹴りで突き放し、素早く捕獲するとDDTで反撃だ。そして串刺し式のエルボースマッシュ、逆水平チョップを食らわせるとブレードバスターを炸裂させる。
さらに裏投げを狙うジェイ。海野も踏ん張ってこれを許さない。ならばとジェイはそのまま上に持ち上げて土手っ腹にヒザを突き刺す。そして海野がコーナーで立ち上がるのを待ってから、土手っ腹にショルダータックルだ。
ジェイはコーナーで倒れている海野に英語で何やら罵声を浴びせていく。海野も気力で立ち上がり、仁王立ちするジェイにエルボーで反撃。だが、ジェイは雄叫びを上げてエルボーを打ってきた海野に、逆にボディへのエルボーでお仕置き。続けて裏投げを食らわせる。
さらにSSSの態勢に入ったジェイ。海野が踏ん張ると強烈な逆水平チョップを連発してダウンさせてしまう。無理やり立ち上がらせて何発も逆水平チョップを打つジェイ。だが、海野も顔面を張り飛ばして反撃。股下からリストクラッチして持ち上げ、パンプハンドルスラムで叩きつけてみせた。
そしてリバースフルネルソンの状態にジェイを捕まえた海野。モクスリーから継承したデスライダー狙いだ。だが、ジェイは前進してコナーに叩きつけて阻止。それでも気合いを入れて近づいてくる海野を捕まえてブレードランナーだ。海野がこれを阻止すると逆水平チョップを食らわせてロープに走る。
しかし、海野はカウンターのドロップキック。さらにジャーマンスープレックスホールドで追撃だ。続けてコーナーからランニングして、ショルダーネックブリーカーからさらに半回転させて叩きつける技を披露。そして、トドメのデスライダーの態勢に入った。
だが、その瞬間を狙って、ジェイはブレードランナーし。一瞬で自身の必殺技に切り返して3カウントを奪取してみせた。
試合後、ジェイはマイクを持つが、何も喋らず、リングに叩きつけてさっさと退場していったのだった。