セミファイナル(第7試合)はIWGPジュニアヘビー級王者エル・デスペラードが3度目の防衛戦として、“怨敵”SHOを迎撃。先シリーズから遺恨を深めていた両雄がついにベルトを懸けて決着戦。ここまでは挑戦者が無法ファイトで勢いを見せているが、最終前哨戦の4.7所沢の試合後、デスペラードは「オマエが楽しく試合できんのも今日まで。両国、まともな試合になると思うなよ」と宣戦布告。危険な匂い漂う王座戦の結末は果たして……?
SHOはNEVER6人タッグのベルトとトーチャーツールの入った袋を携え入場。デスペラードはIWGPジュニアヘビーを携え、花道を進む。しかし、いつの間にかSHOが背後に周り、襲撃を仕掛ける。
SHOはデスペラードを鉄柱に打ち付け、IWGPジュニアヘビーのベルトを手にする。レフェリーが制止に入ると、SHOは「チャンピオンベルトの返還です!」と手渡す。
SHOがデスペラードをリングに投げ入れたところで、試合開始のゴング。するとSHOはデスペラードを場外に連れ出し、鉄柵に叩きつける。さらにTシャツでチョーク攻撃を敢行。
SHOはもう一度鉄柵にハンマースルー。そしてリング下からイスを取り出すが、レフェリーが制止に入る。SHOがイスを手放すと、デスペラードが反撃へ。SHOを鉄柵に叩きつけ、ラリアットをお見舞いする。
デスペラードは観客のペットボトルを手にし、SHOの上に浴びせかける。さらに強烈な逆水平チョップからストンピングを連発。そしてSHOの頭部をつかみ、床に打ち付けていく。
デスペラードはSHOをリングに戻し、串刺しラリアットを食らわせ、顔面にストンピングを乱打。レフェリーが止めに入ると、デスペラードはつき飛ばしてしまう。
SHOはエルボーで反撃するが、デスペラードは顔面に張り手。さらに突進してきたSHOを場外に追いやり、トペ・コンヒーロを狙うも、SHOはイスを頭部に叩きつけて食い止める。
続いてSHOはデスペラードのマスクを剥がそうとするが、これは未遂に終わる。SHOはデスペラードを場外に投げ、イス攻撃を腰や背中に連発。そして猟奇的な笑みを見せる。
SHOはフィンガーロックから、鉄柵を用いてデスペラードの左腕を痛めつける。デスペラードがエプロンに上がると、SHOはショルダータックル。その衝撃でデスペラードは鉄柵の外に吹っ飛んでしまう。
SHOは場外に下り、デスペラードを捕らえて強引にリングに戻す。そしてアームロックを決めると、デスペラードの悲痛な叫び声が響き渡る。デスペラードはなんとかロープエスケープ。
デスペラードは左腕を押さえながら、右腕で逆水平チョップ。SHOが反撃の蹴りを繰り出すと、デスペラードはディフェンスし強烈なエルボー。さらにギターラ・デ・ラ・ムエルタのように叩きつける。
SHOが場外にエスケープすると、デスペラードはロープのあいだをすり抜け、今度こそトペ・コンヒーロを炸裂。そして雄叫びを上げ、SHOをリングに戻しギターラ・デ・ラ・ムエルタを炸裂。
カバーをSHOが返すと、デスペラードは開脚式のダイビングボディプレス。だが、これもSHOはカウント2ではね返す。
ならばとデスペラードはピンチェ・ロコを狙うも、SHOは切り抜けてバックに回り、デスペラードを持ち上げて落としてから腕ひしぎ逆十字へ。そこからスネークバイトに移行するも、デスペラードは足でロープエスケープ。
SHOはデスペラードの後頭部を踏みつけてから、胸元に強烈なミドルキックを連発。デスペラードが気合いを入れると、SHOはエルボーを連発。そして、「ここだ、来てみろ」とデスペラードを挑発。
デスペラードはエルボーを狙うが、SHOはその腕を捕らえてロープを用いて痛めつける。さらにロープにはりつけにしてエルボーからラリアット。
デスペラードも追走式エルボー、さらにスピアーを狙うも、SHOはレフェリーを盾にして切り抜けると、逆にスピアーをお見舞い。
SHOはデスペラードを引きずり起こして担ぎ上げる。デスペラードは回避してスパインバスター。さらにギターラ・デ・アンヘルを炸裂するも、カバーはSHOがカウント2でキックアウト。
デスペラードは雄叫びを上げ、ピンチェ・ロコの体勢に。だが、SHOは切り抜け、レフェリーに突き飛ばして無法状態を作るとローブローをお見舞い。
ここでSHOはレンチを手に襲いかかる。だが、デスペラードは回避し、SHOをアックスギロチンドライバーのように叩きつける。デスペラードはレンチを手に取るも、場外に放り投げる。
デスペラードはSHOを引きずり起こしてピンチェ・ロコへ。だが、SHOは切り抜けてクロスアーム・パイルドライバーを炸裂。カバーをデスペラードが返すと、SHOはスネークバイトへ。デスペラードはなんとか足をロープにかけてエスケープ。
ならばとSHOはショックアローを狙うも、これもデスペラードは回避。すると、またもSHOはローブロー。そして猟奇的な笑い声を上げ、とどめのショックアローへ。だが、デスペラードは切り抜け、ロコ・モノをヒット。
デスペラードは雄叫びを上げ、追撃のロコ・モノ。そしてピンチェ・ロコで叩きつけ、3カウントを奪取。執念で3度目の防衛に成功した。