矢野とタイチが激突する「KOPW争奪戦・ノーロープ場外押し出しマッチ」。ノーロープ状態で試合を行ない、相手を場外へ押し出した者が勝者となる。
タイチはディーバのあべみほを引き連れ、黒地に金の刺繍があしらわれた着物姿で登場。そして、持参した座布団を場外マットの上に敷き、そこへドッカリと腰をおろす。
続いて矢野が入場し、持参した赤いパイプイスへ座る。そんな中、3本のロープが外され、タイチはあべから受け取った“力水”を口に含む。
その後、ロープと金具が取り外されたリングにタイチが上がり、青コーナー付近で四股を踏む。そして、阿部誠リングアナウンサーのコールを受けると、ロングタイツを剥ぎ取ってショートタイツ姿に変身。そして、黒いベルトを腰へ巻きつける。
続いて矢野がいつものように長い選手コールを受け、タイチと同様に黒いベルトを腰に巻く。
これでようやく試合開始のゴングが鳴り、それと同時にタイチが突進。のど輪と突っ張りで押し出しを狙うが、矢野が身をひるがえす。
その後、2人が互いにハンマースルーを切り返し、エプロンの際で投げの打ち合いになる。しかし、矢野が佐藤健太レフェリーにしがみついて踏ん張り、転落を免れる。
そこから矢野がエルボー、タイチがローキックを交互に打ち合い、矢野が顔面かきむしりで奇襲。そして、ボディスラムで場外へ落とそうとするが、タイチが脱出して背後へ回り込む。
これでバックの取り合いになり、そこから矢野が佐藤レフェリーのブラインドを作ってタイチの急所を蹴る。だが、タイチは必死にジャンピングハイキックで逆襲し、ダブルダウンへ持ち込む。
先に立ち上がったタイチは、ミドルキックを放つが、矢野が身をかわして背中を押す。それでもタイチが転落しないと、矢野は佐藤レフェリーを突き飛ばして激突させる。そして、そのまま突進していくが、タイチがギリギリで脱出し、佐藤レフェリーだけが場外へ吹き飛んでしまう。
すかさずタイチが矢野にアックスボンバーを食らわせ、狙いすまして横綱式カチあげエルボーを発射。ところが、矢野にかわされてしまい、鉄柱を掴んで辛うじて足を残す。
そこへ矢野が襲いかかるも、タイチが体勢を逆転させ、のど輪で場外へ落とそうとする。だが、矢野は顔面かきむしりで逆転し、巻き投げでタイチを投げ捨てる。
その直後、タイチは“ぶつかり稽古”のように矢野の突進を受け止め、下手投げを狙う。これを矢野がこらえ、両者が“がっぷり四つ”で組み合う。
そこから矢野が吊り出しを狙って前へ出るが、タイチが体勢を入れ替え、上手投げ。これで矢野が場外へ転落し、タイチの勝利となった。