試合後、IWGP世界ヘビー級のベルトを肩にかけて引き上げようとするオカダを、内藤はリング上で寝転がって見送る。そして改めて勝ち名乗りのコールを受けるとマイクを握る。
■内藤のマイクアピール
「ブエノス・ノチェース! 大阪城ホーーーール!(場内拍手)。『NEW JAPAN CUP』準決勝2試合が行なわれた今日の大阪城ホール大会。会場に来てくださったたくさんのお客様、心から感謝致します。グラシアス・アミーゴス!(場内拍手)。ところで明日の対戦相手はどこにいるのかな? もう帰っちゃった? どっかでブラブラしてんでしょ? リングに来たらいいじゃん。ザックさん、ど・こ・ですかー? ザック・カモン! どこですかー? 帰っちゃいましたかー? (入場口からザックが姿を見せると)おお! 遅いよ、ザックさん。どうぞリングにお上がりください」
ザック「(花道の途中で)アスタ・マニャーナ」
内藤「とりあえず、カム・トゥ・ザ・リング。プリーズ!」
ザック「(内藤の要求には応じず、日本語で)アシタ! アシタ! アシタ! オツカレ! オツカレサマデス!(と言って引き上げかける)」
内藤「OK! ザックさん! ザックさん!」
ザック「ハーイ!」
内藤「明日よろしくお願いします」
ザック「(日本語で)ヨロシクオネガイシマース(と言って、一礼して入場口に姿を消す)」
内藤「アスタ・マニャーナ! アディオス! というわけで、明日行なわれる決勝戦、内藤が勝つのか? それともザック・セイバーJrが勝つのか? ちなみに最近一騎打ちをしたのは(去年の)9月の『G1 CLIMAX』開幕戦、大阪大会。その時はザック・セイバーJrが勝利。その時の借りを返し、そして明日俺が『NEW JAPAN CUP』を優勝するその姿を、皆様、楽しみにお待ちください(場内拍手)。つ~ま~り! つまり、明日の大阪城ホール大会まで、トランキーロ! あっせんなよ!(場内拍手)。ではでは、皆様、明日もここ大阪城ホールでまたお会いしましょう。新日本プロレス大阪城ホール大会2連戦初日、最後の締めはもちろん! BUSHI! SANADA! ヒロム! 鷹木! イ・内藤! ノスオトロス! ロス・インゴベルナーーーブレーーースッ! デッ! ハッ! ポンッ!」
花道を引き上げた内藤は途中でコールを受けるとトランキーロポーズを決めて、入場口の中に姿を消したのだった。