メインイベントは『NEW JAPAN CUP 2022』の準決勝戦。2.20札幌大会でもIWGP世界ヘビー級王座を懸けて激闘を展開したオカダ・カズチカvs内藤哲也が、約1カ月という短いスパンで再びシングルマッチで対峙する。
まずはロックアップで組み合った両者。ここは内藤がロープに押し込んでクリーンブレイクだ。そして再びロックアップしたオカダと内藤。オカダがリストを奪えば、内藤もグラウンドに持ち込んでヘッドロックで対抗だ。
これをオカダは一度はリストを獲ってヘッドロックを仕掛け返すが、内藤はすぐさまもう一度ヘッドロックに奪い返す。ならばとオカダもこれをヘッドロックに切り返す。しかし、内藤はグラウンドで切り返して袈裟固め。それをオカダはヘッドシザースに切り返す。
内藤は首を抜いて、再びヘッドロック。そしてスリーパーに移行するが、オカダも立ち上がってロープに押し込んでクリーンブレイクと見せかけてガットショットだ。オカダはもう一度ヘッドロックに捕獲する。そして内藤がロープに向かってプッシュするとショルダータックルでふっ飛ばす。
だが、内藤もアームホイップでやり返し、バックエルボーを狙ってきたところをティヘラだ。そしてグラウンドに持ち込んでネックロックに固めていく。ここはオカダが足を伸ばしてロープエスケープだ。
ならばと内藤はオカダをコーナーに叩きつけてからバックエルボーを連発。さらに顔面に足の裏を押し付けていく。しかし、オカダはすぐさま内藤をキャッチしてコーナートップに持ち上げるとドロップキックで場外に転落させてしまう。
オカダは自ら場外に出ると内藤を鉄柵に叩きつけ、ビッグブーツで追撃だ。そして鉄柵の上部に内藤を持ち上げると場外での危険なハングマン式DDTを炸裂させる。これにはさすがの内藤も悶絶だ。
場外カウント17でリングに戻った内藤をオカダは足で踏みつけ、挑発するように頭部を蹴り飛ばしていく。内藤も立ち上がってチョップで反撃。これをオカダはショルダーネックブリーカーで黙らせ、続けてフェイスロックでさらに首にダメージを与えていく。
ここは内藤もロープエスケープ。立ち上がってエルボーで反撃に出る。これをニーリフトで黙らせたオカダ。しかし、内藤はオカダがロープに走ったところを低空のドロップキックでヒザを打ち抜いてみせる。
そしてオカダをロープに飛ばしてヒップトス。座ったオカダの首に低空のドロップキックで追撃だ。オカダが場外に逃げると鉄柵に叩きつけ、首筋にエルボースタンプを連発。さらに左ヒザにストンピングを打ち込み、鉄柵に絡めて絞り上げる。そして、助走を取ってドロップキックを食らわせて、オカダの左ヒザにさらにダメージを与えてみせた。
今度は内藤が先にリングに戻って、オカダを待ち受ける。オカダが戻ってくると左ヒザにストンピングを連打。そして先程のお返しとばかりに頭を蹴り返し、ニークラッシャーを食らわせる。続く低空のドロップキックをはかわされたものの、すぐに捕まえてヒザを立ててのブリティッシュフォールだ。
そしてその流れでレッグシザースネックロックに捕獲した内藤。ここはオカダもロープエスケープ。しかし、内藤は攻撃の手を緩めずに首付近にストンピング。そしてショルダーネックブリーカーを狙う。だが、オカダはこれを脱出して、ビッグブーツで反撃だ。
オカダは串刺し式のバックエルボーアタックからDDT。さらにリバースネックブリーカーを狙う。これを外した内藤は巻き投げからショルダーネックブリーカーだ。そしてコーナーのオカダに襲いかかる内藤。
オカダは両足を突き出して迎撃してショットガンドロップキックを発射。しかし内藤はこれを避けてマンハッタンドロップだ。そして改めてコーナーに押し込むと串刺し式ドロップキックからの足払い。エプロンからロープを飛び越えてのドロップキックを発射する。
しかし、ロープを越えたところでオカダは内藤の体をキャッチ。リバースネックブリーカーからマネークリップだ。内藤がロープエスケープするとボディスラムで叩きつけ、コーナートップに上がる。
立ち上がった内藤は着地したオカダを捕まえてロープを踏み台にしたスイング式DDTを狙うが、オカダもこれを回避。ロープに飛んだ内藤にカウンターのドロップキックだ。そしてマネークリップに再び捕獲する。
内藤が立ち上がるとその状態のままバックブリーカーで痛めつけ、もう一度絞め上げていく。内藤はロープエスケープ。ならばとオカダは改めてボディスラムで叩きつけ、コーナートップからダイビングエルボードロップを投下だ。
そしてレインメーカーポーズを決めると、必殺のレインメーカーへ。だが、これを回避した内藤は足を掴んでの変形のネックブリーカーを繰り出してみせる。そして内藤は距離を取って低空のドロップキックを発射だ。
これはオカダに避けられたもののすぐさま首を掴んでロープを踏み台にしてのスイング式DDT。さらにオカダをコーナートップに持ち上げると雪崩式フランケンシュタイナーだ。そしてオカダに突っ込んだ内藤。
だが、オカダはこれをバックエルボーで迎撃し、コーナーに移動した内藤目がけてバックエルボーで突撃だ。内藤はこれを自爆させてオカダの首筋にバックエルボーを連発して滅多打ち。そして自身はコーナーに上がってエスペランサだ。
続けて内藤はコリエンド式デスティーノ。オカダがカウント2でキックアウトすると正調のデスティーノを仕掛けたと見せかけて後方に着地。振り向きざまに浴びせ蹴りを食らわせる。そしてグロリアで叩きつけた内藤はコーナートップに上がるとスターダストプレスを発射だ。
しかし、オカダに避けられてこれは自爆。一方のオカダは立ち上がった内藤にショットガンドロップキックを炸裂セルと、続けてツームストンパイルドライバーを狙う。内藤がこれを踏ん張ると逆さ押さえ込みで転がして、リストを掴んだままラリアットだ。
オカダはリストを掴んだままショートレンジのラリアットでもう一撃加え、トドメのレインメーカーへ。だが、内藤もバックエルボーで振り払おうとする。ならばとオカダはジャーマン。そして、クラッチを握ったままもう一度レインメーカーだ。
内藤はこれを脱出してロープに飛ぶが、オカダはドロップキックで追撃して流れを譲らない。そしてツームストンパイルドライバーの態勢に。内藤はバレンティアに切り返そうとするが、オカダも後方に着地してローリングレインメーカーを発射だ。
これをブロックした内藤はオカダの右腕を掴んでバックエルボーを首筋に連発。オカダもこれを受け止めてレインメーカーを放とうとするが、内藤も避けて飛びついてデスティーノだ。しかし、オカダはこれを阻止。前方に着地させるとラリアットを放つ。
内藤はこれを避けて蹴り足を獲らせての延髄斬り。オカダをロープに振る。オカダはこれを逆に内藤をロープに飛ばしてドロップキックを発射だ。しかし、内藤はロープを掴んで自爆させると、倒れたところに回転してツッコミジャックナイフ式のエビ固めだ。
オカダもキックアウトしてショルダースルーからのエビ固め。だが、内藤もキックアウト。続いてオカダのショートレンジのラリアットを避けた内藤は、オカダがレインメーカーに来たところを切り返してポルボ・デ・エストレージャで丸め込み。オカダから3カウントを奪って決勝戦進出を決めたのだった。