第6試合は高橋ヒロム&BUSHIvsウィル・オスプレイ&アーロン・ヘナーレの、L・I・JvsUNITED EMPIREのタッグマッチ。ヒロムとオスプレイは共に『NEW JAPAN CUP 2022』では準々決勝で敗退。オスプレイがジュニア時代に何度も激闘を繰り広げたヒロムとの絡みに注目だ。
後から入場してきたオスプレイはリングに入るやいなや、マイクを掴んで英語で以下のアピール。
「音楽を止めろ! ファンのみんな、ガッカリさせて申しわけないが、今日はとてもタッグマッチなんかできる気分じゃない。このタッグマッチはキャンセルだ! 今日俺がコスチュームでリングに上がってきた理由は、ザック・セイバーJr.、この野郎、俺はタップアウトしてない! ファンのおまえらも、ザックおまえも、俺も本当は分かってる。今日シンゴの対角線に立つのは俺だった。だけどレフェリーのウンノがしくじりやがった。だから、おまえら2人(BUSHI&ヒロム)はもう帰ってくれ。ヘナーレ、相棒よ、悪いけどタッグマッチはできない。ザック、姿を表しやがれ……」
しかし、その途中で痺れを切らしたヒロムがショットガンドロップキックで先制。場外に落下したオスプレイとヘナーレに早くもコーナートップからセントーンボムだ。
そしてヘナーレを鉄柵に叩きつけている間に、リング上ではBUSHIがオスプレイを攻撃。BUSHIはコーナーに飛ばされながらも逆上がり式のキックを食らわせるが、リングに戻ってきたヘナーレにエルボーを食らって場外に転落してしまう。
これで流れを変えたUNITED EMPIREは、場外でL・I・Jをいたぶっていく。オスプレイはリングに戻るとBUSHIに逆水平チョップを食らわせ、ロープ際で踏みつけ攻撃だ。続いてタッチを受けたヘナーレに、BUSHIもエルボーで反撃する。
しかし、ヘナーレはボディブローで反撃するとBUSHIが着ているTシャツを使って送襟絞めだ。そして自軍のコーナーに連行してからオスプレイにタッチ。オスプレイはBUSHIの左手首を掴んだまま逆水平チョップを連発すると旋回式のバックブリーカーで叩きつける。
しかし、BUSHIはエルボーで反撃するとカウンターの延髄斬りを食らわせてヒロムにタッチ。ヒロムはオスプレイの攻撃をかわしてまずはティヘラ。カットに入ってきたヘナーレもコーナーに叩きつけて串刺し式のラリアットだ。
そして対角線のコーナーにいたオスプレイにも串刺し式のラリアットを食らわせると、突っ込んできたヘナーレの攻撃をかわしてオスプレイにぶつけてしまう。さらに串刺し式のドロップキックを二人まとめて炸裂させてみせた。
さらにヒロムはオスプレイにもう1発串刺し式のラリアットを食らわせてから低空のドロップキックで一撃。そしてオスプレイをファイヤーマンズキャリーで抱え上げる。しかし、オスプレイはこれを着地すると、ヒロムがロープに飛んだところをサマーソルトキックで迎撃だ。
続けてジャンピングハイキックでダウンさせると、パワーボムを仕掛けたオスプレイ。これを着地したヒロムはトラースキック。だが、オスプレイは蹴り足をキャッチして逆水平チョップを打って譲らない。
さらにロープに飛んでハンドスプリング式レッグラリアットを狙うオスプレイ。しかし、ヒロムはバックからキャッチして、そのまま投げっぱなしのジャーマンスープレックスだ。ここで両軍BUSHIとヘナーレにタッチ。
BUSHIはコーナーに飛ばされながらもキックでヘナーレを迎撃し、ミサイルキックを続けて発射する。そして場外に逃げたところをトペ・スイシーダで追撃だ。BUSHIはヘナーレをリングに戻すとDDT。そしてフィッシャーマンスクリューを仕掛ける。
ヘナーレがこれをかわしてロープに飛ぶとカウンターのドロップキック。そして距離を取ってコードブレーカーだ。しかし、ヘナーレはこれをキャッチするとランペイジで切り返してBUSHIを叩きつける。
ここはヒロムがカットに入るが、すぐさまオスプレイがピッピーチェリオを発射して場外に排除。オスプレイはヘナーレに檄を飛ばすと、自身は場外のヒロムに向かってプランチャで追撃だ。
その間にヘナーレがStreets of Rageを仕掛けるが、BUSHIはこれを回避。BUSHIロールで逆転のフォールを狙う。しかし、ヘナーレはすぐに立ち上がってBUSHIにボディブロー。さらにスピンキックでBUSHIの側頭部を打ち抜くと、今度こそStreets of Rageで叩きつけ、3カウントを奪ったのだった。