レッスルキングダムII in 東京ドーム
- 日時
- 2008年1月4日(金) 16:30開場 17:00開始
- 会場
- 東京・東京ドーム
- 観衆
- 27000
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第2試合 60分1本勝負
IWGP Jr.ヘビー級選手権試合- (王者)
- (挑戦者)
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井上 亘
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“フォーリン・エンジェル”クリストファー・ダニエルズ
※井上が初防衛に成功レフェリー|田山正雄
MATCH REPORT
開始早々、ロックアップからダニエルズが井上を対角コーナーに押し込んで先制攻撃。だが、井上もダニエルズのバックに回って、バックブリーカー、スピアーで反撃。さらに風車式バックブリーカーを炸裂させて、場外エスケープしたダニエルズに追撃のプランチャ。
しかし、続く場外戦でダニエルズは逆転。リングインした井上をブレーンバスターの体勢に抱え上げ、自らの膝に突き刺す。そして、キチンシンクから井上の顔面をかきむしると、場内から大ブーイングが起こる。
さらにダニエルズは、ボディスラムからふてぶてしい表情で井上の顔面を踏みつけ、コブラツイスト。そして、串刺しショルダータックル、ストンピングと畳み掛け、チョップで反撃を試みる井上を返り討ちにする。
劣勢の井上は対角コーナーを掴んでヘッドシザーズホイップを狙ってきたダニエルズの両足をキャッチし、そのままフェイスバスターの要領で叩きつける。そして、チョップ連打、串刺しジャンピングエルボー、セカンドロープからのミサイルキック、バックドロップとスパート。
だが、ダニエルズも裏投げの体勢から前方に叩き付け、BME(ベスト・ムーンサルト・エバー)、変型のクラッチ技を挟み、馬乗りエルボーを乱射。
こ れを脱出した井上はカウンターのエルボーで動きを止め、トライアングルランサーへ。これをダニエルズは回転エビ固めで切り返し、丸め込み合戦でニアフォー ルが続く。その後、ダニエルズは延髄斬りからエンジェルズ・ウイングスへ。だが、井上はリバーススープレックスで阻止し、強烈な張り手からスタガリンブ ロー。
ダニエルズがカウント2で返すと、勝負と見た井上はロープワークからスピアーで突進し、スタガリンブローの構えからファルコンアローで叩き付ける、変型スタガリンブロー。これで3カウントとなり、井上が王座初防衛に成功した。
試合後、IWGP実行委員会に名を連ねる垣原賢人さんが認定証を読み上げ、井上にチャンピオンベルトを返還。それを受け取り、垣原さんと握手した井上は、大歓声の中、退場した。
COMMENT
ダニエルズ「残 念だ。まさかイノウエがあれほど凄い技を持っているとは知らなかった。それも2バージョンあるとは。特に2発目は効いた。凄く残念だが、次回はそれを頭に 入れて、再度チャレンジしたい。イノウエは素晴らしいチャンピオンだと思うが、俺はヤツを倒す実力を持っている。できることなら、もう1度ニュージャパン のリングで闘いたい。そして、ファンに俺の実力を証明したい」