レッスルキングダムII in 東京ドーム
- 日時
- 2008年1月4日(金) 16:30開場 17:00開始
- 会場
- 東京・東京ドーム
- 観衆
- 27000
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第1試合 30分1本勝負
THIS IS WAR! 〜NONSTOP RISING〜-
“フェノメナール”AJスタイルズ
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ミラノコレクションA.T.
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“ザ・カナディアン・デストロイヤー”ピーティー・ウィリアムス
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プリンス・デヴィット
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“ジ・インスタントクラシック”クリスチャン・ケイジ
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稔
レフェリー|田山正雄 -
MATCH REPORT
TNA の“ジェレミー・ボラッシュ”リングアナウンサーのコールで、クリスチャン、AJ、ピーティーが“TNAゲート”から登場(以降の試合もTNA選手のコー ルはこのリングアナウンサーが担当)。そして、尾崎リングアナウンサーのコールで、ミラノ、稔、デヴィットが“ニュージャパンゲート”から姿を見せる。ミ ラノは、予告どおり“ミラノガールズ”を引き連れ、ド派手にリングインした。
ミラノはピーティーに低空ドロップキックを決め、得意のロープパラダイスで大観衆を沸かせる。そして、稔のブレーンバスター→デヴィットの低空ドロップキック→ミラノのセントーンという連続攻撃でピーティーを攻め、RISEが試合の主導権を握る。
デヴィットは、クリスチャンにドロップキック、オーバーヘッドキック。「ブレ〜ンバスタ〜!」と予告したブレーンバスターは不発に終わるが、エアプレーンスピンは成功。
これで目を回したクリスチャンは、RISE側のコーナーへ行ってしまい、ミラノから攻撃を受ける。しかし、デヴィットの股をくぐって攻撃をかわし、DDTで反撃。これで自軍コーナーへ帰還し、AJにスイッチする。
ここからTNA陣営は、デヴィットを集中攻撃。デヴィットはなかなかタッチできず、クリスチャン、AJ、ピーティーに3人がかりで攻められる。
苦しい展開を強いられたデヴィットだったが、ジャンプしたピーティーを上手く担ぐと、必殺のプリンスズスロウン。これでダメージを負ったピーティーは自軍コーナーへ下がり、デヴィットは稔にスイッチする。
稔 は、AJにスピンキック、ドロップキック。続いて、ミラノは、稔と共にツープラトンショルダースルーでAJを投げ飛ばす。これでRISEが再びペースを掴 むが、TNA陣営は得意の空中殺法で逆襲。ピーティーはトップロープを飛び越え、エプロンにいるミラノに組み付いて飛びつきフランケンシュタイナー、クリ スチャンは稔に三角飛びプランチャを決める。すると、デヴィットがノータッチトペコンヒーロで突っ込んでミラノ、稔を救出するが、すぐさまAJがそこへダ イブしていく。
ここからAJは、ミラノに攻撃を仕掛ける。しかし、ミラノはブリッジで回避し、ラウンドハウスキック。そして、稔がミサイルキック でアシストする。すると、クリスチャンがリングインし、稔をジャーマンスープレックスホイップで投げ飛ばす。稔は着地に成功するが、クリスチャンはすぐに “アンプリティアー”(スタンドでサーフボードストレッチの体勢になり、そこから決める変型の背面式ダブルアームDDT)。そして、ピーティーがデヴィッ トに“カナディアン・デストロイヤー”(相手に前転して逆さまに飛びつき、一回転して決める変型パイルドライバー)を決めると、AJがミラノに“スタイル ズクラッシュ”(変型フェースバスター)を炸裂させる。これでAJがミラノから3カウントを奪取し、オープニングマッチはTNAが勝利した。
COMMENT
クリスチャン「ニュージャ パンは日本でトップのカンパニーだと思うが、これでTNAが最強だと証明できただろう。別に俺たち3人の内、誰が勝ってもおかしくなかったんだ。今日の第 1試合はTNAが勝利した。これからもTNAが勝ち続けるだろう。(稔の挑発について)逆の立場だったら俺だって怒る。だが、何度やっても結果は一緒だ。 やりたいと言うならいつでも挑戦は受けてやる。ニュージャパンのリングであろうが、TNAの6角形のリングであろうが、どこでやっても同じこと。とにか く、日本で試合ができて光栄に思っている。これほど自分たちがやろうしていることをリスペクトし、理解してくれているファンはいない。そんなファンの前で 試合をできて、とても嬉しいよ」
AJ「もし、今日の試合を観て、凄いと思わなかったヤツがいるとしたら、TNAの試合を観てくれ。それでも感動しなかったら、次のTNAを観てくれ。TNAは観ている者を感動させる」
※ピーティーはノーコメント
ミラノ「俺、もう膝が痛くてしょうがないんで、もう限界です。今までありがとうございました。これからちょっと手術してきます」
稔 「(昨年11/11)両国の借りを今日返そうと思ったし、このカードだったら『スゲェ試合をした上でいただきだな』って思ったけど、それで負けた。この短 期間で、2つも借りが出来ちゃったなって感じですかね。悔しいですね。俺らもリマッチがどうしてもやりたいし、アイツらがどこでもやるって言うんだった ら、アイツらの望みどおり、俺らが場所を用意します。岩手県の山奥とかね。どこでもやるって言うんだったら、やってくれ。次にやったら、俺らが勝つ。場所 はTNAでも、東京ドームでも、後楽園(ホール)でも、どこでもいい。次やったら俺たちが勝つ。あと、悔しいのは、初っ端でバク宙をカッコよく決めようと 思ったところ、足を滑らせちゃって。あれが悔しかったなぁ。デビューして14年くらい経つけど、あのミスは初めてだったんで。あそこから、もう歯車が狂っ ていたかもしれないですね。しかも小さい会場じゃなくて、東京ドーム9万7000人超満員の客の前で失敗したのがね。まぁ、このメンバーで負けたのが、何 より悔しいですね」
デヴィット「アメリカの選手は日本とは違ったスタイル。あまりペースを考えず試合を運んでしまうところがあって、出来るだけ早 く試合を終わらそうという感じでやっている。その辺の違いはあるかな。3対3だとそんなにスタミナを使うことはないから、彼らのスタイルにとっては有利だ ろう。でも、ジャパニーズスタイルは、試合が長くなってもスタミナが持つようなトレーニングをしているから」
稔「とにかく場所がどこでも、もう1回アイツらとやりたい。借りが出来たのが5人いるんで。特にAJとはシングルでやりたいですね。両国でも、TNAでもいい」