NEW JAPAN NEXT 〜Catch the Victory II〜
- 日時
- 2007年12月24日(月) 12:00開場 12:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1695
-
第7試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
対するミラノは、なんとトライアングルランサーを狙うが、井上はすぐにエビ固めで切り返して脱出する。
棚橋と中邑の場面になると、棚橋が中邑の得意技である飛びつき三角絞め。自身の技を極められるわけにはいかない中邑は、すぐに切り返す。そして、コーナーへハンマースルーされると、突っ込んできた棚橋をカウンターのラリアットで迎撃する。
ここからRISEの2人は、棚橋を集中攻撃。ミラノがロープパラダイス、中邑がパワースラムを繰り出す。苦しい棚橋だったが、中邑とのエルボー合戦を張り手で制すると、シャイニング延髄斬りを食らいながらもスリングブレイドを決め、井上にスイッチ。
井上は、中邑にミサイルキック、スピアー。さらに、変型スタガリンブロー(ファルコンアローのように落とす)、トライアングルランサーと得意技を連続して披露し、中邑を追い込む。
しかし、中邑は、フロントキックで走ってきた井上の動きを止め、飛びつき三角絞め。そして、スリーパーホールドからのリバースパワースラムでカバーにいくが、棚橋のカットが間に合う。
続いて、ミラノは井上にダイビングボディアタック。そして、トラースキックを放つが井上は回避。ミラノは突っ込んできた井上を開脚でかわし、次の攻撃に移るが、井上はすぐにニールキックを決め、棚橋に勝負を託す。
棚橋は、ミラノがラリアットをブリッジで避けようとすると、その場で立ち止まりにサンセットフリップを落とす。だが、ミラノは回避し、棚橋のお株を奪うテキサスクローバーホールド。井上がカットに入ると、2人まとめて逆片エビ固めで捕らえる。
ミ ラノは、中邑と共に合体フェースバスターを決め、トラースキックで棚橋をカバー。カウント2で返した棚橋はヴィクトリア・ミラネーゼを阻止。そして、井上 がミラノをスピアーで突き刺し、中邑にはプランチャ。その間に棚橋は、スリングブレイドからハイフライフローでミラノをフォールするが、中邑がなんとか カットして3カウントを阻止。
井上が中邑をコーナーに押し込む中、棚橋はなんとミラノにランドスライド! これでミラノを仕留め、同時に中邑には精神的なダメージを与えた。
試合後、自分の必殺技を使われた中邑は激怒。棚橋に突っかかるがセコンドに制止される。
マイクを持った棚橋は「中邑! 俺の本音の言ってやる。俺はなぁ、お前だけには、絶対負けたくないんだよ!」と中邑を挑発。「そっくりそのまま、テメェに返してやるよ!」と中邑は言い返し、リング上は一触即発状態になるが、セコンドの制止によりその場は収まった。
全試合終了後、今日の大会に出場した全選手がリングに登場(G・B・Hの面々は登場せず)。選手を代表して、選手会長の棚橋がファンに挨拶した。
棚橋「ファンの皆さん、今年1年間、本当にありがとうございました。自分、試合の直後なんで、ここで中西選手に一言お願いしたいと思います(会場から中西コール)」
中 西「え〜、皆さま、今年も本当にありがとうございました。2006年、皆さまと一緒に……あっ、2007年か(笑)。2007年は、皆さまと一緒に突っ 走ってきました。一番いい形でドームに臨めると思います。これからも皆さまと共に突っ走っていきますので、よろしくお願いします(と言い終わると『ザ・ス コアー』が流れる)」
棚橋「ストップ ザ ミュージック! 最後にかっこいいやつをやります。来年、1.4東京ドームで会いましょう! 皆さん、愛してま〜す!」
最後にサイン入りのカラーボールが客席に投げ入れられ、大会は終了。新日本の2007年最終興行はこうして幕を閉じた。
COMMENT
井 上「最後にリング上を回った時に、観客の皆さんの笑顔を見れて、こういうプロレスラーになれて、ホントに良かったと思いました。大事な最終戦でタナがヘ ビー級のチャンピオン、自分がJr.のチャンピオンで試合を締めて、みんなの笑顔が見れて、これは絶対に来年も継続していきます。もっともっと会場に来て 下さった皆さんが『来て良かった』と思える新日本プロレスにしていきたいと思います」
棚橋「中邑が入門してきた時から、こいつは体格にも恵まれて いるし、総合(格闘技)の技術も持っていたし、彼を支えてくれる人間関係もいっぱいあったし、そして同期もいっぱいいたし、彼は俺にない物を全部持ってい て、悔しかった。だからこそ、アイツにだけは、中邑真輔だけには絶対に負けたくない。何があっても、1/4東京ドーム必ずベルトを守ります。認めているか らこそ、悔しいんです。だからこそ、負けられない。1/4で中邑の可能性を感じたいし、その上で勝ちたい。井上選手にも防衛してもらって、俺も防衛して頑 張っていきましょう」
ミラノ「生え抜きじゃねぇからって、ナメんのもいい加減にしろ。このままじゃ絶対終わらない」
中邑「(棚橋 に対して)形の悪いランドスライド決めやがって。今まで以上にドームへ向けて突っ走るのみですよ。トップギアに入れて、アクセル思い切り踏んでね。棚橋と ドームでやるということにおいては、ケガも関係ない。あろうがなかろうが、最高のコンディションに持って行く。棚橋弘至に勝って、中邑真輔が再生するしか ないです。ドームまで時間はなくても、やれることは全てやっていく」