第7試合の『NJC』準々決勝では、鷹木信悟と高橋ヒロムのL・I・J同門対決が実現。3.20長岡ではBUSHIを含め、トリオを結成した両雄。試合後は少し距離を感じさせつつグータッチをかわすと、バックステージでは「仲間だからこそ遠慮なく潰させてもらう」(鷹木)、「明日が楽しみで仕方ない。真正面からやり合いたい」(ヒロム)と共に闘志をムキ出しに。ベスト4進出を懸けて実現する注目の初対決。果たしてその結末は……?
ヒロムは『BEST OF THE SUPER Jr.』の優勝トロフィーを手に気合いの入った表情で入場。鷹木はリング上のヒロムに鋭い視線を送り花道を進む。
開始のゴングと同時にヒロムは突進してショルダータックル。そしてエルボーを連発。さらにショルダータックルを見舞うも、鷹木は仁王立ち。そしてお返しのショルダータックルを狙うが、ヒロムは右膝に低空ドロップキック。それでも鷹木が突進すると、ヒロムは足を捕らえてドラゴンスクリュー。さらに左右の膝に低空ドロップキックを連発する。
勢いに乗るヒロムは両腕で鷹木の両足をクロスして締め上げる。鷹木は手をロープにかける。ヒロムは左膝にストンピングを連発。
そしてヒロムは左足を抱えようとするが、鷹木はエルボーを落として回避。続いて技の読み合いからヒロムはティヘラを狙うも、鷹木は空中で肩車に捕らえ、そのまま前方に豪快に叩きつける。
続いて鷹木はヒロムに力の差を見せつけるようにぶっこ抜きジャーマン。ヒロムが場外にエスケープすると、鷹木は捕らえて鉄柵に二度にわたりハンマースルーで叩きつける。
そして鷹木はヒロムを肩に担ぎ上げ、ポップアップしてエプロンに顔面を打ち付けると、さらに場外マットにDDTで突き刺す。ヒロムはカウント15でリングに生還。
すると鷹木は両足でヒロムを踏みつけ、さらにジャンプしてフットスタンプ。続いて鷹木は追走式キチンシンクからショルダータックルでなぎ倒す。
勢いに乗る鷹木はブレーンバスターで叩きつけてカバー。ヒロムがカウント2ではね返すと、鷹木は顔面にニードロップ。そしてチンロック、さらに肩口にエルボーを連発する。
ヒロムはチョップの連発で反撃するが、鷹木はダブルチョップ一発でダウンを奪う。続いてパワーボムの体勢に入るも、ヒロムはショルダースルー。
ならばと鷹木はロープに走るが、ヒロムは追走してハサミワザをお見舞い。続いて突進してきた鷹木をキックで食い止め、ぶら下がり式の首4の字。
ヒロムは場外で鷹木を鉄柵に打ち付けると、エプロンをダッシュしてショットガンドロップキックをヒット。ヒロムは鷹木をリングに戻し、ファルコンアローの体勢に。鷹木がこらえると、ヒロムはキックの連発から串刺しラリアット。さらに低空ドロップキックを決め、今度こそファルコンアローを炸裂。
ヒロムは鷹木を肩に担ぐが、鷹木は脱出。そして逆にヒロムを肩に持ち上げるが、ヒロムはエプロンへ。すると鷹木はヒロムの喉をロープに打ち付け、自身もエプロンへ。
鷹木は「さあ、いこうか!」と気合いを入れ、エプロンでヒロムを担ぐ。しかし、ヒロムはリングに戻ってトラースキック。そしてトップロープ越えのサンセットフリップ・パワーボムを狙うも、鷹木は踏ん張って回避。だが、ヒロムは場外から、エプロンの鷹木の膝にエルボーを叩き込み、パワーボムで場外マットに叩きつける。
ヒロムは「オッシャ、いくぞー!」と気合いを入れ、鷹木をリングに戻すとターンバックル・デスバレーボム。そして雄叫びを上げ、もう一度肩に担ぐ。
鷹木が切り抜けると、ヒロムはカサドーラの体勢からコンプリートショット。ヒロムは「立て、鷹木!」と叫び、ヒロムちゃんボンバー。だが、鷹木は倒れず。ヒロムの三発目を、鷹木はバックエルボーで食い止めると、ナックル、龍魂ラリアットをお見舞い。
鷹木は挑発するように顔面にステップキック。ヒロムはドラゴンスクリューを狙うも、切り抜けた鷹木が逆にドラゴンスクリュー。そしてヒロムを引きずり起こし、リストをつかんだままショートレンジラリアットを三連発。
そして鷹木はボディスラムから龍魂エルボー。さらにパワーボムで叩きつけ、ヒロムがカウント2ではね返すと、すかさずSTEへ。そこから裏STFにつなぎ、自ら解除してカバーへ。これはヒロムがカウント2で必死にキックアウト。
鷹木は首切りポーズからヒロムを引きずり起こし、MADE IN JAPANの体勢に。だが、ヒロムは回避。ここから両者は意地をぶつけ合うようにエルボー合戦に突入。
鷹木はヒロムの頭部をつかんで投げ倒すも、ヒロムは立ち上がって必死にエルボーを打ち込む。すると鷹木はもう一度頭部をつかみ、なぎ倒す。
鷹木は左右のエルボー。するとヒロムは顔面に左右の張り手。そしてロープに走るが、鷹木は追走式ラリアット。続いてロープに走るも、ヒロムはかわし、ロープの反動を利用してジャーマン。
ここでヒロムは雄叫びを上げヒロムちゃんボンバーを繰り出すが、逆に鷹木がカウンターのショートレンジラリアット。そしてヒロムを引きずり起こし、一気にMADE IN JAPANを炸裂。だが、ヒロムはなんとかカウント2でキックアウト。
鷹木は「オイ! オイ! オイ!」と雄叫びを上げ、ヒロムを引きずり起こしてラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に。だが、ヒロムは回転エビ固めに切り返す。鷹木が返すと、ヒロムはカサドーラへ。これも返されると、ヒロムはトラースキック。さらにロープに走り、鷹木はポップアップするも、ヒロムはその勢いを利用してカナディアンデストロイヤーを炸裂。だが、カバーは鷹木がカウント2でキックアウト。ここで両者は大の字状態。
ヒロムは雄叫びを上げながら立ち上がり、ヒロムちゃんボンバーで鷹木をなぎ倒す。そして、やや体勢が崩れながらもTIME BOMBを決めてカバーするが、鷹木はカウント2でキックアウト。
ならばとヒロムはトラースキックの3連発でダウンを奪う。そして引きずり起こし、ビクトリー・ロイヤルを狙う。だが、鷹木はこらえてショートレンジラリアットへ。しかし、ヒロムはカウンターのヘッドバット。
ヒロムは鷹木に対し、とどめのTIME BOMB IIを狙う。だが、鷹木はスタンディングのドラゴンスリーパーで切り返す。さらにロープを利用して、鷹木式GTRを炸裂。
鷹木はヒロムを引きずり起こし、豪快なパンピングボンバーを食らわしてカバー。だが、これもヒロムは必死にカウント2でキックアウト。鷹木は「もらったー!」と叫ぶと、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンの体勢に。
ヒロムはエルボーの乱打で切り抜けるが、鷹木はナックルからヘッドバット。さらにスライディングエルボーで動きを止め、最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで粘るヒロムを撃沈。鷹木は3.26大阪城での準決勝で、ウィル・オスプレイvsザック・セイバーJr.の勝者と対戦することに。
試合後、鷹木はヒロムの後頭部に氷のうを当て、健闘を称える。そして両者は言葉をかわす。ヒロムは倒れながらも「絶対優勝しろ」とエールと送ると、転がりながらリングを下り、セコンドのヤングライオンに担がれるように退場。
勝ち名乗りを受けた鷹木は、リングを下りると「ヨッシャ!」と気合いを入れ、首を押さえながらも堂々と花道を引き上げた。